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『ウチの夫は仕事ができない』第2話あらすじ - 夫が叱られる現場を目撃した妻は……

『ウチの夫は仕事ができない』第2話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。仕事と家庭の両面から見たレビューです。キャストは錦戸亮、松岡茉優ほか。第2話では、改めて仕事をかんばる決意をした司だったが、また上司に怒られることに……?

『ウチの夫は仕事ができない』第2話あらすじ - 夫が叱られる現場を目撃した妻は……

『ウチの夫は仕事ができない』第1話のレビュー・あらすじ

■『ウチの夫は仕事ができない』第2話のあらすじ(ネタバレあり)

妻・沙也加(松岡茉優)に「自分は仕事ができない男だ」と伝えた司(錦戸亮)。

沙也加にありのままの自分を受け入れてもらえたことに喜びを感じ、妻の笑顔のため、そして生まれてくる子どものためにもう一度がんばることを決意する。

チームリーダーである土方(佐藤隆太)は黒川(壇蜜)を司の教育係として指名。黒川は一大イベントのTOKYOおもちゃエキスポを手がけている最中だったが、司にはイベントの仕事を手伝わせるどころか、新人の仕事である弁当発注を任せるのみ。

しかし、それでも弁当発注のためにリサーチをするなど、懸命な司の姿を見た黒川は外回りに同行させるようになる。

沙也加はというと、マタ友たちから出産・育児費用がかかることを知り、焦り出す。夫は会社で仕事ができない男らしいし、自分の次の派遣先も決まらない。

そんななか、書店で見つけたビジネス書『できない男からできる男への道』を購入。その内容を元に司のプレゼン能力を鍛えるために「今日の出来事」を話すことを日課にするが、司の出来はイマイチで、不安は大きくなるばかり。

そして、イベント当日。司からおもちゃエキスポのことを聞いていた沙耶加は、マタ友たちと遊びにやってくる。しかし、弁当手配を巡って司が土方から叱られているところを見てしまう。

■『ウチの夫は仕事ができない』第2話の感想 – 司の本来の仕事ぶりがわかる!?

本来、新人の仕事である弁当発注を7年目の司が任されることになったのだから、それなりに屈辱を感じそうなものだが、「任される仕事があるだけありがたいと思えよ」という黒川の言葉に納得、弁当発注のために、周りにアンケートを取るなど全力投球する。

司が考えたのはさまざまな種類のお弁当を用意し、好きなものを選べるようにするというもの。が、これでは予算オーバー。その点を土方に叱責されることになる。

怒られ、謝ったあとの司は一言も発しない。でも、手の動き、肩の落とし方、なんだか小さくなったように見える背中、まばたきで気の弱さや、悲哀のようなものが伝わってきて、胸が痛くなる。

本人は、食べた人たちが笑顔になったり、午後もがんばろう、と思ってもらえたことで、いい仕事ができたのだと思っていた。だとしたら、どんな思いで土方に頭を下げていたんだろう、と考えると胸が潰れそうだ。

そこで言い返さないのが司なんだな……いや、怒られ慣れているのかな、とも思わせられる。

結果的に、このお弁当チョイスがクライアントから評価されることになるわけなのだけれど、手柄は後輩に横取りされる始末。もちろん、司がそれは自分がやったのだと言えるはずもなく……。

仕事ができる人なら、きっと予算のことも考えて、お弁当でみんなを笑顔にしたい、という目的を達成するのだろうけれど、その両方を叶えられないあたりが、司の足りない部分なのかもしれない。

一方、司の教育係となった黒川はTHE・できる女。クライアントとも強気に渡り合うし、決断も早い。で、こう言うのがお決まりでしょ? というふうに「だから結婚できないんだよな~」と噂する男性社員たちもいる(腹立たしい)。

彼女自身も「女だからって」という点で苦しんでもいた。冒頭、「がんばりたいと思っています」という司に対して、黒川はこう叱責する。

「本気でやるならがんばるって言い切れよ。やります、やってやりますって言い切れ。思ってます、なんて誰でも言えるんだよ。自分の言葉に責任がとれないからって保険かけるな」

この言葉が黒川のひとつの信念みたいなもので、これまでどれだけ歯を食いしばって戦ってきたんだろうか、ということが伺い知れる。

■『ウチの夫は仕事ができない』第2話の見どころ - できない夫への妻の苛立ち

「司さんは理想の夫!」とキラキラしていた沙也加の表情が少し陰るのがこの回だ。

プレゼン力を鍛えてみよう! と「きょうの出来事」についてプレゼンさせるが、話は長い、オチはなし、で「あっ、ウチの夫、本当に仕事ができない……!?」と悟る。

沙也加のあとをついて回って、「きょうの出来事」を話す司は子犬のようにかわいいが、かわいいだけでは仕事ができるようにはならない。

あんなかわいい夫が家にいたら「まあいっか」となりそうだが、それではいけないのだ。

さらに、司が土方に怒られているところを見て、沙也加は残念な気持ちになる。マタ友たちに「あの人が私の夫です」と言うこともできなかった。

それでも、弁当発注の仕事をしていたときの気持ちや、悔しい思いをしていたのだということを知り、謝る。そうだ、この人はこういう優しい人だったんだ、と。

今の沙也加は司にどんな夫になってほしい、と思っているのだろう、というのが少し気になるところだ。

1話のときに比べて、司が本音を言ったことで、ふたりが夫婦っぽくなっている気もする。

何より夫婦のシーンできゅんと来たのはラスト。話を聞いて、目に涙を溜めながら謝る沙也加を抱きしめる司。そして、ふわっと緊張を緩めて「おなかへった」と言う。沙也加はふふっ、と笑う。

夫婦の日常の中で、ケンカして仲直りをして。ケンカはふたりにとって非日常だけど、司はその空気を日常に戻す方法を自然と知っているのかな、とそんなことが垣間見えるワンシーンだった。

さて、実は黒川を男だと勘違いしていた沙也加だったが、最後に司を送ってきた黒川と会い、女性と知る。ウチの夫、仕事はできないけど、モテる!? と危機感を抱くことに。

そして、イベントの企画を出す、というチャンスをもらった司が、次回以降どのような働きを見せるか注目である。

■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト

錦戸亮
松岡茉優
佐藤隆太
壇蜜
藪宏太
イモトアヤコ
柳生みゆ
屋敷紘子
江口のりこ
吉本実憂
ほか

『ウチの夫は仕事ができない』第3話あらすじ - 夫婦の間でついてもいい嘘

https://p-dress.jp/articles/4442

『ウチの夫は仕事ができない』第3話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。仕事と家庭の両面から見たレビューです。キャストは錦戸亮、松岡茉優ほか。第3話では、司はコンペに企画を出すことになり、ステップアップを期待するが……。

ふくだ りょうこ

シナリオライター。1982生まれ、大阪府出身。大学卒業後、2006年よりライターとして活動を始める。現在は胃が虚弱な痩せ型男性と暮らしながらラブストーリーについて考える日々。焼き鳥とハイボールと小説、好きなアイドルのライブに...

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