『ウチの夫は仕事ができない』第1話あらすじ - 理想の夫が実は“ダメ社員”?

『ウチの夫は仕事ができない』第1話あらすじ - 理想の夫が実は“ダメ社員”?

『ウチの夫は仕事ができない』第1話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。仕事と家庭の両面から見たレビューです。キャストは錦戸亮、松岡茉佑ほか。第1話では、最愛の妻に自分が「仕事ができない男」だということが露呈する。夫婦の選択は?


■『ウチの夫は仕事ができない』あらすじ(ネタバレあり)

大手イベント会社に勤める小林司(錦戸亮)。見た目よし、学歴よし、収入よし。好きなものは粘菌(ねんきん/変形菌)。

そんな司には6つ年下の妻・沙也加(松岡茉優)がいた。山で遭難していたのを助けたのがきっかけで知り合ったふたり。沙也加は頼りになって優しい、そして仕事ができる夫を心から尊敬していた。

でも、実は司は仕事ができず、ミスを繰り返すお荷物社員。絶対にこの事実を妻に知られるわけにはいかない。

入社から7年、異動は8回目の司。次に所属することになったのは会社でも花形と言われる第一制作部。

仕事ができない司がなぜ花形部署に? それは自主的に退職促すためでは、というのが社内での見立てだった。

第一制作部に在籍するのはチームリーダー・土方(佐藤隆太)、デキる女上司・黒川(壇蜜)、司の過去を調べてお荷物社員ぶりをバラしてしまう後輩の田所(藪宏太)など。

異動初日、司の忘れ物を届けに来た沙也加は偶然、夫が仕事ができないお荷物社員と知ることに。理想の夫のはずである司が、実は仕事ができないなんて、そんなまさか……。

しかし、その後の司は新しい仕事を生き生きとこなしているようだし、やっぱり夫が仕事ができないわけがない、と安堵する。

確かに、司は途中まではいい調子で仕事をこなしていた。しかし、クライアントからの突然のデザイン変更に対応できずに判断ミス。

さらには、「仕事ができないやつはうちにはいらない」と土方に言われてしまい……。会社を辞める決意をした司を待っていたのは沙也加からの妊娠報告だった。

■『ウチの夫は仕事ができない』第1話の感想 - そもそも「夫」は仕事ができないのか

司が担当する仕事は納期が1週間後というチラシのデザイン入稿。

予定通りにデザイナーに仕上げてもらうものの、突然クライアントがコンセプトを変えたいと言い出したために、もちろんデザインも変更することに。

しかし、デザイナーは青森に住む母親の容体が急変したからと帰省。司もこの点は了承済み、自身もデザインならこれで大丈夫だから早くお母さんのところに、と勧める。ただ、これは独断で、その判断をすぐに上司には報告しなかった。

そのことで、司は部署のメンバーから責められる。すぐに報告していれば、代替案も考えられた、デザイナーもすぐに探せた、やっぱりお前は仕事ができない……。

しかし、個人的には、ここで少し首を傾げてしまう。そもそも納期が1週間というタイトな案件であり、そんなギリギリのところでコンセプトが変更された上に納期は変わらないって……! 受けることになったデザイナーからしてみても大迷惑である。

もちろんギャラぐらいは上乗せされるんですよね……? と不安になってしまう。それとも大きな会社では普通のことなんですか、これ!

もちろん、司にも落ち度はある。上司にすぐにデザイナーの件を報告しなかったこと。そして、司の優先順位が職場のほかの人とは少し違うこと。

そばに困っている人がいたら、とにかくそちらを助けようとしてしまう。人としては正しいけれど、同じ職場の人間からすると、それは自分勝手な行動、会社に損害を与える……ということなのかもしれない。

一方で、花形部署だという第一制作部に対しても、個人的には疑問が残る。仕事量が多くても「上司に『仕事ができない』と思われたくないから」と「なんとかしてみせる」、と言ってしまう社員、物理的にキャパオーバーだと進言する部下はいるものの、リーダーである土方は力を合わせてさばく、仕事ができる社員ならできるよな? といった内容の発言をする。

それは社員に無理を強いているだけでは……! と思うのだが、いかがなものだろう。そんな職場も果たして、「仕事ができない男」、でも「優しすぎる男」がやってきたことで何かが変わるのか。

■『ウチの夫は仕事ができない』第1話の見どころ - 新婚夫婦の仲良し感がかわいい

殺伐とした職場は見ていて悲しいものがあるが、司と沙也加はラブラブである。新婚とはいえ、お互いのことを好きすぎるのがよくわかり、見ている側としては自然と笑みが浮かんでしまう。ふたりともかわいいなあ、もう。

沙也加は司のことを優しくて頼りになる「理想の夫」だと思っている。司は沙也加の笑顔を見ていたい、だから仕事もどうにかがんばろうと思っている。

けれど、沙也加が自分のことを理想の夫だと思っているからこそ、「本当のこと」を言えずに苦しむ。
だって彼女の将来の夢はお嫁さんで、理想の夫は自分のお父さん。優しくて頼りがいがあってどんなことがあっても家族を守ってくれるような人。

しかし、意を決した司は自ら告げる。

「僕は仕事ができません。沙也加さんの理想とは程遠い夫なんです」

理想の人だと思っていた夫から、突然そんなカミングアウト(そんな噂を耳にしていたにせよ)をされたらどう思うだろうか。

裏切られた?
思っていたのと違う?
なんて情けない人なんだ!

沙也加は司にこう告げる。「司さんの良さがわからない会社なんか辞めたらいいんです」。

家族がいて、おいしいごはんが食べられて、それで健康だったらお金はたくさんいらない、と(でも必要最低限は稼いでくださいね、というところはしっかりしている)。ずっと私の大好きな司さんでいてください、変わらないで。

さらに、自分の理想を押し付けてしまっていたのかもしれない、と謝る。そして、何でも話せる夫婦になろう、と。

小林夫婦を見ているとほのぼのとしてくるし、司は仕事をやめて転職活動すればいいんじゃないかな……少し生活水準が下がるかもしれないけど、子どもが生まれるまでに新しい仕事が決まればどうにかなるよ、ねえ司さん、そうしよ! ……と言いたくなってしまうが、結果的には、沙也加の言葉で司は今の会社で働き続ける決意をする。

土方に向かって「自分はまだがんばりたいと思っています。僕に仕事をさせてください」と頭を下げる司。2話以降、仕事人として成長していくのか、果たして――。

■『ウチの夫は仕事ができない』キャスト

錦戸亮
松岡茉優
佐藤隆太
壇蜜
藪宏太
イモトアヤコ
柳生みゆ
屋敷紘子
江口のりこ
吉本実憂
ほか

この記事のライター

シナリオライター。1982生まれ、大阪府出身。大学卒業後、2006年よりライターとして活動を始める。現在は胃が虚弱な痩せ型男性と暮らしながらラブストーリーについて考える日々。焼き鳥とハイボールと小説、好きなアイドルのライブに...

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