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「誰かの人生を支えたいし、支えられたい。だからまた、自分らしい恋を探す」進藤やす子さん(38)イラストレーター

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エルメスのバーキンが似合わないオンナ……。千本ノックを受けるように仕事をしていた31、,32歳のときの私のことです。当時はブランド品などを次々と手に入れて、武装していました。

「誰かの人生を支えたいし、支えられたい。だからまた、自分らしい恋を探す」進藤やす子さん(38)イラストレーター

千本ノックを受けるように仕事していた31、32歳のとき

エルメスのバーキンが似合わないオンナ……。千本ノックを受けるように仕事をしていた31、,32歳のときの私のことです。当時はブランド品などを次々と手に入れて、武装していました

選んでいた“武器”は、みんなと一緒の流行のものや、ブランドのロゴがわかり易いもの……。バーキンも店で無難だとすすめられた、最もスタンダードな色とサイズのものでした。今なら、自分らしい赤やオレンジを買うべきだったとわかるんですが(笑)。

結婚という言葉にセンシティブになっていた時期でもありました。専業主婦の母が、私に結婚の話題をするだけで「そんなのわかってる!」って反発したりして。振り返ってみると、まだ仕事を断る勇気もなかったし、自信もなくて必死だったんでしょうね。

子どものときは優等生だったんですよ。小・中学生のときの通知表はずっとオール5。目標を持って達成するのが大好きだったこともあって、勉強の計画表をテストの1ヶ月前から作ってコツコツやっていました。

高校生になって勉強が嫌いになったのは、イラストに興味がわいたから。ちなみに我が家は、父母はもちろん祖父母までマンガ大好き家族。私が今の道に進むことは、みんなが応援してくれました。その後、美大に進学。「イラストレーターになる」という目標は、その“達成”に向けて、私を突き動かしました。まずは、社会経験があったほうがいいと考えて就職。大手のメーカーでデザイナーの仕事に就きました。

目標や努力のベクトルは、すべて仕事に向いていた

じつは会社はすぐ辞めるつもりだったんですが、やりがいもあり、あまりに居心地が良すぎて定年までいそうになっていたんです。だから5年後の退職は、自立のための一歩でした。独立後は、イラストレーターとして、自分計画に沿って活躍の場を広げました。

思えばこのとき、周囲の友達はあの手この手で、人生のパートナーを探していたんですよね。けれども私の場合、目標や努力のベクトルは、すべて仕事に向いていたんです。

でも私、どちらかというと恋愛至上主義なんですよ。仕事より恋愛での落ち込みのほうが大きいタイプ。以前、ふられたときは、この世の終わりかと思うほど打ちのめされて、変な占いにもいっぱい行っちゃいました!

そして今。結婚。したいです。はい、結婚したい(笑)。いや、“結婚”という言葉が合っているのかは、わかりません。誰かの人生を支えてみたい。そしてやっぱり自分も誰かに支えられたい。夜中に起こして「ねえ、聞いて」って言える相手って、親でも女友達でもなかったりするんですよね。そんな風に支え合って生きていくことは、私の人生にとって大切なこと。それに近いのが結婚だとすると、結婚したい。

どちらかというと恋愛至上主義

パートナーに求めるものは本当に年々、少なくなっています。仕事というぶれない軸がしっかりしたから、相手に安定や収入なんて求めなくなったのかな。人としての魅力という点では、あえて言えば、仕事が好きな人がいいです。どんなに一流な肩書きの男性でも、働く事が嫌いな人の仕事の愚痴を聞くのが、私は嫌いなんだって自覚したから。それでも昔は、やっぱり世間的に「いいね」と言われるパートナーを選んでいた気がします。高級というだけで、周りのみんなと同じバッグを選んでいた頃の話です。

これから生きていく中ではっきりと言えるのは、他人の尺度で測った価値は、苦しくなるということ。一般論でもなく、他人の評価でもない。自分のものさしで判断して、人生を進んでいくことが大切だと実感しています。

ただし恋愛は……。自分だけの気持ちじゃダメなんですね。さらに私は、友達に「アイツはやめとけ」って言われても、ときに聞けないこともあったりする。でも自分の価値観で始めた恋は、たとえ失恋しても自分らしい、いい恋だったかな。

そして計算とか余計なものが抜けて、土台がしっかりしたから? 頭で考えずに、相手にダッシュできずアラフォーからの恋が、すごく楽しい。

告白すると、現在はリハビリ期間中。終わった恋を引きずっています。でも大丈夫。この冬は写経セットや温泉旅行を用意していますから、それで乗り越えようかと! そしてしっかりと“さみしさ”を受け止めて、また新しい恋を始めるつもりです。

その恋が、形式的な結婚というカタチに収まるかどうかはわかりません。でも間違いなく、私らしい素敵な恋です。

[終]

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DRESS編集部

いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。

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