オイル美容で乾燥知らずの肌を手に入れた - 私のオイル美容法
歳を重ねるにつれ、乾燥しがちになる肌。オイル美容がその悩みを解決に近づけてくれるかもしれません。若い頃は、そのべたつきを毛嫌いし、かなり抵抗があったオイルですが、アラフォーの今ではかなりお世話になっています。今回は、肌の老化や乾燥が気になる世代におすすめのオイル美容をご紹介します。
最近の雨と湿度の高さで、肌がしっとりして乾燥が気にならない……かと思いきや、膝下が妙にカサカサしているアラフォーの私。
顔の乾燥はスキンケアでかろうじて防いでいるものの、毎年、春夏もののスキンケアへの切り替えどきが、どんどん遅くなっていることから、自分の全身の乾きぶりをひしひしと感じる今日この頃。
昔は、「私の混合肌は、水分が足りないからだ! 油分は足りてるから水分を補わなきゃ!」と必死だったのに、今では油分までもが足りなくなったため、最近オイル美容づいています。
アラサーのころは、そのべたつきを毛嫌いし、かなり抵抗があったオイルですが、今は当時よりもオイルの種類も増え、使いやすいものが続々と登場。
そんななか気づけば、スキンケアのいろいろなものがオイル、またはオイルがメインの成分であるものになっていました。今回は私が美容に使っているオイルをいくつかご紹介します。
■スキンケアでは定番「トリロジー」のオイルを
乾燥が気になるときや、吹き出物ができたとき、なんとなく普段のスキンケアだけだと物足りない、というときに使っているのがトリロジーの「ロザピンプラス」。
エイジングケア用というだけあって、必須脂肪酸が豊富で抗酸化作用も高く、まさに肌の老化を防ぐためのオイル。
いただきものを試しに使ってみたら、これが非常に心地よく肌の状態を整えてくれて、「トリロジー、いいって言われるだけあるなぁ」と感心したのが使い始めたきっかけです。
「オイルのよさを体感できるようになったなんて、私も大人になったものだ」と思いながら、ちょっと肌がお疲れ気味のときに、カンフル剤的に取り入れています。
■体にも髪にもオイル美容で、乾燥させない
ボディ用の美白ジェルではもはや乾燥は防げないらしい、梅雨時なのにカサカサしている老化まっしぐらな私の膝下の肌には、お風呂の中でオイルを塗布しています。
「乾燥よ、なくなれ。微妙に目立ってきた膝下の毛穴よ、見えなくなれ」と念じつつ。
乾いた状態で塗ると、ちょっとべたつきが気になるので、お風呂から上がる直前の、水気を軽くとったところに塗っています。
お風呂の湿気や肌の表面の水分とほどよく混ざって、それほど量を使わなくてもしっとり感が得られるので、べたついて気持ち悪い、が防げます。
「髪にも肌にも使えます」と謳われているオイルを使って、脚だけでなく、ついでに洗い流さないトリートメントとして髪に使うことも。
タオルドライした髪になじませると、こちらもボディと同様、ほどよく水分と混ざって、べたつくことなくパサついた毛先がしっとりします。
時短と効率を重視する私としては、1本でいろいろなところに使えるという理由でも、オイル美容は大好きです。
ただし、どこのパーツに使ってもいいように、「コスモス」や「エコサート」などのオーガニック認定を受けたオイルを選ぶようにしています。
■唇もオイルで乾燥知らず
最近すごく気に入っていて、数量限定だったため慌てて買い足した唇用美容液、アンプルールの「リップオイルエッセンス」も、よく見たら、アルガンオイルやシアバターなどのオイルがブレンドされたものでした。
こちらは、夜塗って寝ると、朝起きても塗った美容液がそのまま残っているという、唇の乾燥知らずのリップ美容液です。
日中も、時間がたったらいつの間にかなくなっていたということはなく、食事をしない限りはほとんど塗り直しの必要がないくらい、しっかりうるおいが続きます。
また、だんだん色がくすんできたアラフォーの私の唇も、これを塗ると綺麗な薄ピンクになるので、口紅は塗らず、あえてこれだけで外出することも。
たまにはリップ(メイク)を休みたい・休ませたいなんてときに、こういうものが1本あると便利です。
■オイル美容初心者は、まずは「お試し」で使用感を確かめて
使用感の好き嫌いが人によってかなり分かれるのが美容オイルではないでしょうか。そのため、効能や誰かの口コミにばかりに目を向けるのではなく、実際に自分が使ってみたときの使い心地がいいかどうかも大事なのではないかと思います。
そういう意味では、いきなり現品を買うよりも、サンプルやミニサイズからお試ししてみることをおすすめします。
私自身も、「えー! オイル……!?」と抵抗があったものの、使ってみたら思いのほかよかった、ということもあれば、反対に、現品を買ったけれどベタベタしすぎて使いづらくてお蔵入り、ということもあったので、使用感はすごく重要です。
どんなに成分的にいいオイルでも、使い心地が気に入らないから、と使わなくなってしまったら意味がありませんから。皆さんが、ご自身が使いやすいと感じるオイルと出会えますように。
美容鍼灸師
自身のニキビ肌や毛穴の開きに劇的な美容効果をもたらした美容鍼灸に心酔し、鍼灸師の国家資格を取得。
美容鍼灸施術やワークショップ、美容コラム発信などを行う。