【ホテルで優雅に朝食を #2】パーク ハイアット 東京
連載「ホテルで優雅に朝食を」では東京都内のホテルを中心に巡り、優雅にいただける朝食をご紹介。第2回は「パーク ハイアット 東京」のブッフェ朝食をレポートします。
■パーク ハイアット 東京の朝食ブッフェへ
近年はパワーブレックファストのブームもあり、ホテル朝食も身近になってきた。朝から会議する気力はなくても、ちょっと贅沢な気持ちを味わえるならがんばって起きることができる。朝ごはんのために、少しおしゃれするのも楽しい。
今回はオフィスが多い西新宿エリア。前回行ったグランド ハイアット 東京と同じハイアットグループ、パーク ハイアット 東京へ。通勤前にふらりと立ち寄れば、いつもと違う朝に早変わり。高層階ホテルならではの景色と、温かいおもてなしが印象的なホテルだ。
■パーク ハイアット 東京とは
西新宿のオフィス街にはいくつもの有名ホテルがある。今回訪れたパーク ハイアット 東京は、1994年にオープンしたハイアットホテルズコーポレーションのラグジュアリーホテル。
しかも、傘下の中でもきめ細やかなサービスが特長とされるホテルだ。実際に、丁寧なだけじゃない、あたたかいサービスは心に残る。
しかもこちらのホテルは、高層ビルの39階~最上階52階までを占めているのもポイント。今回訪れたレストランからは東京の景色を一望することができた。
■ジランドールで朝食を
朝食をいただいたのは、41階にあるダイニング「ジランドール」。高い天井の壁に飾られたモノクロ写真が印象的な空間の先には、大きな窓。一面の眺望が広がる。
この日はあいにくの天気で、遠くまで眺めることはできなかったが、それが逆にしっとりとした朝の雰囲気に。しっとりとした雰囲気の景色も、味わい深いものだと知った(写真にうまく映し出せなくて残念)。
ホテルからの景色は、日によってまったく違う表情をみせると聞いた。ときには、スタッフが驚くほど美しい世界が広がる日もあるのだそうだ。季節や時間を変えて、何度も訪れたくなる。
このレストランには、宿泊客やそれ以外のゲストも朝食を楽しむために訪れる。宿泊客はルームサービスで朝食をとる人も多いのだそう。宿泊+ルームサービスのコンボは、さらなる贅沢感が味わえそう。いつかやってみたい!
■焼きたてパン、和食、洋食が並ぶブッフェ台
ブッフェ台に向かうと、ずらりと並ぶパンが最初に目に入った。長い期間泊まっているゲストも多いため、フランス人シェフが毎日少しずつ内容を変えて出しているのだとか。絶対いくつも食べられないのに、スイーツ系、シンプル系、それぞれひとつは取りたくなってしまう。
おいしそうなジャムもあれこれ試したい欲をそそる。そんなに食べられないのに……!
シリアルやお粥、つやつやしたごはんなど、主食だけでも目移りしてしまった。最終的にパンとお粥をチョイス。洋食と和食を一緒に楽しめるのも、ブッフェのいいところ。
もちろんフルーツやジュース、野菜などビタミン補給も忘れずに。
今回は、最終的にこんな盛り合わせにしてみた。
おかずも野菜も少しずつ。タンパク質源であるベーコンも忘れずに加えた。パンは2種類チョイス。これだけでも結構満腹に。でも、まだ朝食は終わらない。
■「作り物!?」と見紛うほどのオムレツ
ホテルの朝食で欠かせない手焼きのオムレツもオーダー。なんと出てきたのは、こちら。
表面がツヤツヤ! こんなオムレツはなかなか出会えないので感動! もちろん中はふんわり。どうやって焼いたらこうなるのか気になるところだ。さすがプロ。
さらにブッフェとは別のアラカルトメニューになるが、人気のエッグベネディクト(2000円・税サ別)もいただくことに。やはり、パワフルな朝を送るためには、卵の力強さは欠かせない。
表面を切ると、半熟卵がとろり。ここまでかなり食べていたはずなのに、ぺろりといただくことができた。
■時間も変えて訪れたいスポット
訪れた日はしっとりとした景色が広がっていたが、時間や天気が変われば、また違う表情が楽しめるスポット。
次はどんな景色に出会えるか。そして今度は何をチョイスしようか。そんなことを考えるだけで、仕事へのやる気もわいてくる。そんな朝食ブッフェだった。
■パーク ハイアット 東京
http://restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/grd.html
東京都新宿区西新宿3-7-1-2
「ジランドール」TEL03-5352-3459
朝食提供時間 6:30~10:30(土日祝は11:00まで)
●メニュー例(税・サービス料別)
ジランドール ブレックファースト ブッフェ 4200円
エッグベネディクト 2000円
ヘルシーバランス 4200円
取材/ミノシマタカコ イラスト/O