トランプ氏とマクロン氏の年の差婚が「強欲」と「美談」にわかれるワケ

トランプ氏とマクロン氏の年の差婚が「強欲」と「美談」にわかれるワケ

アメリカ新大統領トランプ氏と奥様のメラニアさんの年の差は25歳。フランス新大統領マクロン氏と奥様のブリジットさんの年の差も25歳。この男女が逆転した歳の差婚を、あなたはどう感じましたか……?


■私、自分の男性観を反省しましたというお話

アメリカ新大統領トランプ氏と奥様のメラニアさんの25歳の年の差婚。
フランス新大統領マクロン氏と奥様のブリジットさんもまた、25歳の年の差婚。

同じだけの年齢差の結婚にも関わらず、第一印象として、私は両者に大きな違いを感じました。言ってしまえば、片方を好ましく、他方をちょっと嫌な感じに思いました。それはこれからご紹介する私の身の回りの女性陣の反応も大体同じだったようです。

でも、よく考えたら、年の差婚に違いなんてあるでしょうか?

■トランプ夫妻への私および私の身の回りの女性陣の反応

今振り返っての、私自身の冷静な反省も合わせて、女性陣の声をご紹介します。

「見るからにトロフィーワイフ(※パーティーなど社交の場に連れて行き、見せびらかすのを主目的にした男性に選ばれた奥様のこと。)じゃん」
失礼ですね、お綺麗なだけでなく聡明な女性かもしれないし、家庭をきちんと守っているかもしれないのに。

「男って、愛されてなくてもとりあえず若い女がいいんだね」
メラ二アさん、トランプ氏のことめちゃめちゃ愛してるかもしれないのに。

私は、「男ってどうして金と権力があると、若い女に乗り換え続けるのか」
なんて、トランプ氏が何回も結婚されていることを知った時に思いました。ごめんなさい、トランプ夫妻!

■マクロン夫妻への私および私の身の回りの女性陣の反応

先ほど登場した、私の身の回りの女性陣はこんな風に言っていました。
「宗教も、既にあるもの(家庭)も乗り越えちゃう情熱。」
「何があっても、結婚する!と17歳の聡明な男の子に言われたい!」
「古いフランス映画の、『個人教授』を思い出すわ~素敵。」


またフランス新大統領が決まったタイミングの、テレビをはじめとするマスコミ露出のある著名な女性の数人も、マクロン氏の輝かしいご経歴や甘いマスク、フランスの支持者の厚さも称賛してました。
そして、マクロン氏とブリジットさんの関係性も美しいものとして支持していらっしゃるように感じました。

私は、「すげー、一種の性癖的な愛なのだろうか」と下世話に見てしまいました。ごめんなさい、マクロン夫妻!

しかし私はようやくここまできて、「おやおや」と少し自分のトランプ氏へのネガティブな思いと、マクロン氏へのある意味の尊敬みたいな目線のギャップに、違和感を持ったのです。

■マクロン氏と奥様の出会いを過剰に美化してはいないか

マクロン氏は17歳の時に高校の先生だったブリジットさんに恋をしたといいます。その時、ブリジットさんは42歳で別の男性の人妻、3人の子持ちママです。

「何があっても、結婚する」と17歳で宣言したマクロン氏、自身が30歳になる直前・ブリジットさん54歳の時に、思いを遂げ、結婚。だそうですよ。(うろ覚えだったので、多少ググりました。間違ってたらごめんなさい。)

……しかも、マクロン氏とブリジットさんが出会った高校はカトリックの高校で、マクロン氏は熱心なカトリック信者だと。たしか、カトリックって離婚ダメだったような。

■女性の私たちが、よく言っちゃうこと。

「男の人って、若い女性が好きだよね」という言葉、よく言ってしまいませんか?

今回、トランプ氏とマクロン氏への女性の反応が全く対極なことでしばらく考えた私の自戒は、
「男性は女性を年齢で判断している」と思いこんでいたな……ということです。
そして、この見方は他でもない女(私)のエゴだな……ということでもあります。

また、更に言うなら、男性ばかりが、人を若さや年齢で判断しているのではないということです。意識をしないでいると、ついつい人を若さや年齢で判断しているものではないでしょうか。この面には、主体者が男性・女性関係ないのです。

女性だって、「若い男性に見初められる=素敵」「年上男性が若い女性をめとること=強欲」とかって図式で見るのは、傍らに少女漫画とゴシップ誌が両方あるような見方で、片方がロマンチックな心、他方は下卑た面白さで歳の差を見ているのです。

■バイアスに気づいたら、バイアスをゆるめよう

上記でお話ししたバイアスは、年齢とは人のプロファイルのひとつの要素に過ぎないもの。
にも関わらず、よく持ってしまう典型の例かと思います。

「まずは私自身、男女問わずすべての人を年齢で邪推しないようになるべし」
そう心に刻みつつ、2組の年の差ご夫婦に、心の中で、「ごめんなさい」と頭を下げたのでした。

この記事のライター

外資系コンサルで奮闘する会社員です。 最愛の彼氏が死んでしまったり、諸事情を抱え、人生要件定義しなおし中です。 働く女性の視点で、あれやこれやと思考をめぐらすのが好きで、このたび記事を書かせて頂きます。

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