『母になる』第6話 あらすじ – 「結婚・出産=女の幸せ」の呪縛

『母になる』第6話 あらすじ – 「結婚・出産=女の幸せ」の呪縛

『母になる』第6話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは沢尻エリカ、藤木直人、中島裕翔など。麻子の過去がついに明らかに……気になる6話の展開は――。


『母になる』第5話のレビュー・あらすじ

■『母になる』第6話のあらすじ(ネタバレあり)

広(道枝駿佑)が柏崎家に戻り、結衣(沢尻エリカ)と陽一(藤木直人)は家族としての再スタートを切った。ところが麻子(小池栄子)が突然現れ、柏崎オートで働くことになったと告げる。

驚く結衣と陽一に、琴音(高橋メアリージュン)は麻子に犯罪歴があることを暴露する。二人は木野(中島裕翔)から事情を聞くことにした。

2年前、麻子は知人の男性をナイフで刺し、殺人未遂の疑いで逮捕された。その男は麻子につきまとっており、麻子は広を守るために施設へと預け、自身は犯行に及んだのだった。

木野は麻子が広の実の母親だと思っていたが、広が持っていた手紙がきっかけとなり、疑いを持ち始める。刑務所へ面会に行き手紙の真意を聞こうとしたが、そのときの麻子ははぐらかすばかりだった。

独自に調査を行った木野は再度麻子に疑問をぶつけ、麻子から得た情報を元に調べを進め、結衣のところまでたどり着く。

麻子が出所するころには結衣が広を引き取る意思を示しており、麻子は広と連絡をとることをやめなければならなくなった。しかし、麻子はすぐにその約束を破ってしまう。

その後も木野は何度か麻子と会い、麻子はだんだん打ち解けるようになった。そして語られる、麻子のつらい過去。

麻子の過去や思いを知った結衣は、ある決断を下して……。

■『母になる』第6話の感想

「女性の幸せは結婚・出産です」「女性として生きてるからには、一度は産まなきゃ」。麻子の母の言葉です。

あぁ、ツラい……。個人の生き方が多様化しているとはいえ、結婚と出産が”女の幸せ”という考えは依然として根深い。何が幸せかなんて、本人が決めるものなのに。

20代も後半になれば、「結婚は?」「早く子どもを産まなきゃ」「妊娠にはタイムリミットが……」「後でほしくなっても手遅れだよ」など、「そっとしておいて!」と叫びたくなるような質問が次々と飛んできます。

麻子も例に漏れず、周囲からそのようなことを言われ続けていました。

麻子にとって特に悲しいのは、母親から結婚や妊娠を急かされていたことです。他人からの言葉ならまだ無視することもできるでしょう。しかし、母親は別。言葉が直接心に突き刺さってきます。

麻子は母親を「素晴らしい人」と表現しましたが、娘に結婚や妊娠を急かす、女の幸せという呪いをかける母親が、果たして素晴らしいといえるのか……。

麻子だって、結婚して子どもがほしいと望んでいました。付き合っていた彼氏もいます。ですが彼氏は結婚してくれないどころか、知らないうちに別の女性と結婚……。

さらに、せっかく授かった子どもも流産。麻子は本当にツラい人生を送ってきたと思います。

自暴自棄になってもおかしくない中で、突然現れた子ども・広。麻子にとってどれだけの救いになったことでしょうか。精神的にかなり追い詰められていた麻子にとっては、希望の星といえるでしょう。

麻子の事情はわかりました。耐えがたい日々の中で広が心の支えだったこともわかります。とはいえ、やっぱり麻子のしたことは正しいとはいえないように思います。

麻子が広と親子として過ごしている間、結衣は広を思って泣いていたのです。麻子がすぐに警察へと届けていれば、柏崎家の悲しみを最小限に留められていたはず。

でもそうしたら、麻子はまた一人ぼっち。独身・未出産の女性として世間の厳しい声を浴びる日々が続きます。しかも、もう妊娠は望めない。将来への希望も薄いかもしれません……。

麻子の過去がわかった結衣は、麻子を柏崎オートで雇うと決意。でもその前に、麻子とわかり合いたいと言う。

「母としての気持ちがあればわかり合える」と考える結衣ですが、はたしてどうなることでしょう。次回予告を見る限り、一筋縄ではいかなさそうです。

この物語ももう6話、半分が終わりました。広は無事に柏崎家の子になったので、あとは「母になるとは?」というテーマをしっかり考えていきたいところ。

結衣と麻子が母として理解し合えるのか、それとも……次回もとても楽しみです。

■『母になる』作品概要

3歳の息子・広を誘拐されてしまった結衣。夫・陽一とも別れ、家族は崩壊してしまう。9年後、息子は13歳となって結衣の元へ戻ってくる。

広を育てた麻子は、どうしても母になりたかった女性。一方、結衣のママ友・莉沙子は「良い母になれない」と悩む女性。

結衣は失っていた息子との時間を埋められるのか。家族はもう一度やり直せるのか。「母になる」とは、一体どういうことなのだろうか。3人の女性が「母になる」までの物語。

第6話 5月17日(水)22時〜放送分

■『母になる』キャスト

沢尻エリカ
藤木直人
中島裕翔
道枝駿佑(関西ジャニーズJr.)
高橋メアリージュン
藤澤遥
望月歩
浅野和之
板谷由夏
風吹ジュン
小池栄子
ほか

『母になる』第7話 あらすじ – 禁句「子どもができなくてかわいそう」発言の結衣に……

https://p-dress.jp/articles/3933

『母になる』第7話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは沢尻エリカ、藤木直人、中島裕翔など。みんなが心配するなか、麻子とわかり合いたいと思う結衣だったが……気になる7話の展開は――。

この記事のライター

関西在住のフリーライター。1984年11月5日生まれ。ライターとは無関係の短大へ進学、一般企業で5年ほど勤めた後にライターへ転身。女性向けウェブメディアを中心に執筆。もやもやを抱える女性のヒントになるような記事執筆を目標に活...

関連するキーワード


母になる ドラマ

関連する投稿


『隣の家族は青く見える』3話。子を持ちたくない女と子を引き取る男、価値観の違うカップルの悲劇

『隣の家族は青く見える』3話。子を持ちたくない女と子を引き取る男、価値観の違うカップルの悲劇

深田恭子さん、松山ケンイチさん主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。おしゃれなコーポラティブハウスを舞台に、さまざまな価値観を持つ4組のカップルを描くドラマです。特にポイントになっているのが「子ども」の存在。先週放送された第3話では「子どもを作らない」と宣言しているカップルに焦点が当たりました。


『隣の家族は青く見える』2話。ラブラブ夫婦でも不妊治療には男女の意識の差が歴然!

『隣の家族は青く見える』2話。ラブラブ夫婦でも不妊治療には男女の意識の差が歴然!

深田恭子さん、松山ケンイチさん主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。テーマはズバリ、“妊活”。さらに、ゲイカップルや子育て家族、子どもはいらないと主張する家族などが入り乱れる、ハートフルなヒューマンドラマです。2話から大きな展開があったようですが……。


俳優・木村拓哉の再生が見られる作品に注目――『~BG身辺警護人~』

俳優・木村拓哉の再生が見られる作品に注目――『~BG身辺警護人~』

「武器を持たず、人を護る民間の警護人」であるボディーガード=BGが、命を懸けて依頼人を守る、木村拓哉主演のヒューマンアクションドラマ『~BG身辺警護人~』のレビューをあのふたりの掛け合いでお届けします。


『隣の家族は青く見える』リアルな不妊治療と偏見、だけどハートフル!

『隣の家族は青く見える』リアルな不妊治療と偏見、だけどハートフル!

深田恭子さん、松山ケンイチさん主演の木曜ドラマ『隣の家族は青く見える』。テーマはズバリ、“妊活”。さらに、ゲイカップルや子育て家族、子どもはいらないと主張する家族などが入り乱れる、ハートフルなヒューマンドラマです。どこかコメディっぽくもありますが、はたしてどんなドラマなのでしょうか?


『フリンジマン』最終話あらすじ - 不倫で愛を捨てるのは相手を不幸にしないため

『フリンジマン』最終話あらすじ - 不倫で愛を捨てるのは相手を不幸にしないため

『フリンジマン』最終話のあらすじや感想(ネタバレあり)をお届けします。キャストは板尾創路、大東駿介、淵上泰史、森田甘路など。江戸川の脅威が迫ってくるなか、愛人同盟はどう対処するのか? 気になる最終話の展開は――。


最新の投稿


批判ばかりして疲れてしまっている人へ

批判ばかりして疲れてしまっている人へ

批判したり、怒ったりしている人は何がそんなに世の中に不満なのだろうか。誰かに対して怒っていれば心が満たされるのだろうか。むしろ、心が貧しくなっているような気がするけれど。


「愛されたい症候群」な男性の特徴

「愛されたい症候群」な男性の特徴

愛するより愛されたい。常に先に求められないと恋愛できないのが「愛されたい症候群」です。特に男性の場合は、プライドが邪魔するせいで余計に愛情を伝えることができません。もしこんな男性を好きになってしまったら、良い関係を築くためにはどうすれば良いのでしょうか。「愛されたい症候群」な男性の特徴についてお話しします。


私たちはみんな痛みを抱えて生きている。「依存症」は対岸の火事ではない

私たちはみんな痛みを抱えて生きている。「依存症」は対岸の火事ではない

依存症とは、誰もが味わったことのある苦痛が原因となって発症する病です。


他人を叩いたところで、自分の人生は良くならない、という現実

他人を叩いたところで、自分の人生は良くならない、という現実

有名人の不倫についてのバッシングがここ数年、勢いを増しています。不倫は関係者の誰かを不幸にしてしまうから、決して良いとはいえないもの。でも皆がここぞとばかりに寄ってたかって叩く様子に、違和感を抱いたことはないでしょうか。有名人に限らず、身近な人のことも同じ目に遭わせているかも、と一度振り返ってみては。


“粉末スープ”が大活躍な、トマト味スコーン【天然酵母のパンレシピ#11】

“粉末スープ”が大活躍な、トマト味スコーン【天然酵母のパンレシピ#11】

自家製天然酵母パンとフランス菓子の教室「MINAMINA(ミナミナ)」を主宰する山田美奈さんによる、自宅で気軽に作れる天然酵母のパンレシピを紹介する連載。第11回目は意外な隠し味で安定のおいしさ、おうちにある材料でできる塩味のスコーンのご紹介です。