不倫には中毒性があるからやめられない 2/3
■不倫がバレるきっかけ
不倫関係を続けていると、一番気になるのはやはり「相手の配偶者にバレないか」ということですね。
精一杯気をつけているつもりでも、何かの拍子にボロが出る瞬間があれば、不倫は一転して「制裁を受ける」可能性が出てきます。
不倫が相手の配偶者にバレるきっかけには、どのようなものがあるのでしょうか。
多くは、
・スマホを見せなくなった/よく持ち歩くようになった
・よく外出するようになった
・会議や出張が急に増えた
という「今までとは違う行動」で怪しまれることが一般的です。
特に、「スマホを肌身離さず持ち歩いている」「よく触っている」という姿は端から見ても「誰かと連絡を取り合っている」と疑われやすく、今までは気軽に見せてくれていたのに急に画面にロックをかけるようになったなど、秘密を守ろうとする行動が逆に男性の首を締めることになります。
また、時期を同じくして起こるのが、平日の会議が増えて夜遅く帰宅する日が増えた、「急な出張」が多くなったなど、明らかに外で過ごす時間が長くなることです。
仕事がらみだと妻は何とも思わないだろう、とタカをくくる男性もいますが、実際は浮かれた様子で帰宅することから、「外に女性を作ったな」と疑われるパターンは数知れずあります。
ほかにも、
・身だしなみに気を使うようになった
・自分(妻)に優しくなった
・家族サービスを張り切るようになった
のように「今までより家庭を省みるようになった」ことも、不倫を疑われるきっかけになります。
不倫をしたがる男性は、妻や家庭では満たされないものを不倫相手に求めます。
ですが、いざ刺激のある関係が始まると、今度は「ほかに付き合っている女性がいる」という罪悪感から、今までより家族に目を向けるという矛盾した行動に出ることがあります。
「今まではつまらなそうに帰宅していたのに、急にケーキを買って帰ってくるようになった」
「休日に家族と過ごす時間が増えた」
「私とはあまり会話しなくなっていたのに、急に優しくなった」
これは、実際に夫に不倫されていた女性の言葉です。
女性は、身近な男性の変化に敏感です。
一緒に暮らしている夫が急に生き生きした様子で外に出ていくようになったり、おしゃべりになったり、「テンションが上がっている」状態はすぐにわかります。
本来なら、夫が楽しそうにしている姿は妻にとっても嬉しいものですが、「最近機嫌がいいね。何かあった?」と尋ねると「え? えーと、仕事が順調で」「別に何もないよ」と具体的に何があったかを言わない、また隠すような素振りがあると、「ひょっとして……」と疑いを持ちます。
夫は完璧に「よき夫・よき父親」を演じているつもりでも、「心ここにあらず」の状態での家族サービスは、上の空でいることが自分の想像以上に周りに伝わるものです。
周囲から「タレコミ」が入ることも
同じ会社の上司と不倫をしていた独身女性が、顧客によって会社に「タレコミ」を入れられたことで関係がバレたというエピソードがあります。
不倫相手が同じ会社で働いている場合など、ふたりの距離が近い環境はどうしても意識がお互いに向いてしまいがちになり、つい気が緩む瞬間が出てきます。
理由をつけてふたりきりになろうとしたり、人目につかないところでこっそり話し込んでいたり、親密な空気は周りにも伝わりやすいものです。
不倫関係がバレると困る既婚男性より、目先の恋愛感情を楽しもうとする独身女性は、社内であっても恋心を隠しきれていない場合が多く、そのため人の目につく行動があれば噂を立てられてしまいます。
ある日、ふたりで物陰に隠れているところを顧客に見られてしまい、「体が密着していた」と会社に報告が入りました。
以前から人の口にのぼることの多かったふたりは、それを機会に会社から関係を問い詰められ、結局不倫をしていたことを認めざるをえませんでした。
不倫は、少しの油断からバレてしまうきっかけを作ります。
「これなら大丈夫」「ここなら安全」という本当の安心がないのが不倫ともいえますね。