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【不倫対策ドリル#2】不倫する男性の特徴「劇場型猿」タイプ

今回の不倫対策ドリルでは、「劇場型猿」という男性の特徴について紹介。貴重なアラサー、アラフォーの時期を既婚者男性に捧げるほど不倫のROI(投資対効果)は高くありません。自称・品川区で愛人にしたい女No.1が、不倫男たちの生態と戦略を全8回でタイプ別にお伝えする連載第2弾です。

【不倫対策ドリル#2】不倫する男性の特徴「劇場型猿」タイプ

こんにちは、穂高あんずです。

この時期になると通勤の満員電車の中で密着した男性の臭いが気になりますよね。自称・品川区で愛人にしたい女No.1の穂高レベルになると、匂いで男性の家の様子やキャラが見えます。

既婚者、一人暮らし、オタク、同棲中などなど……。今でこそ経験を積みこんな特殊能力を手に入れましたが、過去には悲惨な恋愛経験もあります。

できれば不倫はしたくない……だけどいつの間にか落ちてしまうのが不倫。そんな禁断の恋愛に引きずり込んでくる男性の正体を、穂高の経験をもとに全8回でご紹介していきます。「不倫する男性の特徴」とは一体何なのでしょうか。

第2回は「劇場型猿」タイプの男性についてです。

■「劇場型猿」タイプ基本スペック

・30代後半から40代中盤
・顔は万人受けするが年齢を感じ始める渡部建系
・会社では30代から部長職についており年収700万円以上
・渋谷区に住んでいる
・自分大好きで、デート中に自分の写真をあなたに撮らせる
・ワインやグルメが大好き
・ノリはいいが使うギャグはちょっと古く、ミーハー

「劇場型猿」は不倫相手探しを目的に嘘の世界を作りこむ男

「劇場型猿」さんとは彼氏が途切れたときに、気まぐれで始めた出会い系アプリで出会いました。

甘いマスクにおしゃれなワインの写真。お互いに第一印象で好意を持ちました。アプリ内のメッセージ機能で話していると、歳も近くノリが合ってすごく楽しい。お互いに出没先が繁華街だったことや好きな食べ物など共通点が多いことから、「劇場型猿」さんは「俺たち相性がいいんだよ、きっと!」と言い出しました。

そんなこんなで、彼とすぐ会うことに。LINEのIDの交換をし、その3日後に繁華街にあるバーで会う約束をしました。

そして実際に会って飲み始めると、やっぱり楽しい。写真とは少し顔が違うような気がしたものの、バーの照明で少し疲れて見えるだけかなと思いつつ、「今日は疲れてるのかもだけど、あの写真はイケメンだったし」と残像でうっとり(残像ってバカだなー……というツッコミはお控えください。うん、今思えばバカ)。

楽しい時間がすぐに過ぎ、2時間ほどして店を出ると、「劇場型猿」さんは「今から君の家で飲み直そう!」とタクシーを止めました。

私の家で深夜1時頃まで家飲みをし、その後酔った流れで男女の関係に。彼は「俺たち、付き合うってことでいいよね?」と言い残し、タクシーで帰っていきました。

付き合いだしてからは週1~2回程度で会うのですが、いつも私の家の近くの店で飲んでから、私の家という流れ。

「今日は気分がのらない」と言った日も私の家に来て、半ば強引に求められることも。大事にされていないのかな、とこのころから相手に対して不信感を持つように。それから、深夜1時過ぎまでうちにいても、絶対に泊まらないという点にも疑惑を感じていました。私の家からの方が、「劇場型猿」さんの会社に圧倒的に近いのに……。

ちなみに、そのとき私は、「劇場型猿」さんの家には絶対に呼んでもらったことがありませんでした。理由は、「父親と二人暮らしだから」。

ですが、「いい会社に勤めてる32歳の男が父親と一緒に住むか?」と疑惑は増すばかり。でも事情があるのかもしれない。お父さんの体調が悪い、とか。

ゴールデンウィーク明けに会ったときのことです。彼の左手の薬指にうっすら指輪の跡が。そこから疑惑はさらに強まりました。

悩みに悩んだ私は、真相を確かめることに。彼の会社の代表番号に電話をしたのです。そして「劇場型猿さんはいますか? 私は彼の妻です」と名乗りました。それに対する相手の反応で何かわかるかもしれないと思ったからです。電話に出た受付嬢は一瞬言葉に詰まった後「……ただ今会議中です」と答えました。

その後5分もしないうちに、「劇場型猿」さんから「会社に電話した?」とLINEが届きました。
そして確信しました。彼は既婚者だと。
もしかしたら受付嬢が妻なのではないか、と考えてしまったりもしました。

さらに衝撃的なことに出会い系アプリで見た彼のプロフィール画像は、彼と雰囲気の似た別のイケメンの方のものだったのです。それから、なぜか年齢も8つサバを読んでいたことがわかりました(『62歳の聖子ちゃん』みたいな方は結構いるもんですね)。

このように「劇場型猿」とは、猿のように体の関係を求め、完全犯罪劇場を繰り広げる男のことです。

■対策:違和感を少しでも感じたら即座に個人情報を収集せよ

穂高は違和感を感じても気づかないふりをし、こんなことを言っていたし、こんなことをしてくれたし、と自分に都合のいいことだけに目を向けていました。

これを「確証バイアス」と言うのですが、人間はどうしてもそういう風にできています。だからこそ意識して、違和感を少しでも感じたら即座に(もちろん相手にはわからないように)個人情報を押さえてほしいのです。

今回紹介したケースの場合、彼の過去のFacebookのプロフィール写真に結婚指輪をはめているように見える写真があったので、会社に電話するという行動に出ることができました。

■絶対に防げない落とし穴「劇場型猿」に引っかからないために

不倫は落とし穴です。絶対に不倫なんてしない、と思っていても今回の「劇場型猿」さんのようなタイプは防げない場合があります。

完全に防ぐ方法はただひとつ、バックグラウンドを完全に把握している相手を選ぶことです。会社の同僚、学生時代の同期、幼馴染など。

しかし、実はそれはそれでまた問題が……というお話はまた次回。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

「不倫対策ドリル」は毎週水曜日の夜7時に公開予定です。バックナンバーはこちら。

不倫対策ドリル

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貴重なアラサー、アラフォーの時期を既婚者男性に捧げるほど不倫のROI(投資対効果)は高くありません。自称・品川区で愛人にしたい女No.1が、不倫男たちの生態と戦略を全8回でタイプ別にお伝えします

穂高 あんず

不倫研究家、恋愛実務家。
何故か既婚者に口説かれる事が多い。恋愛は経営学を活用しこなすことでストレスが減ると思っています。

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