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‘新年の誓い’を三日坊主で終わらせない方法【藤原美智子 連載】

年始に向けて、新年の誓いを準備する人も多いでしょう。どちらも三日坊主に終わることが多かったのですが、克服するコツがわかってきました。

‘新年の誓い’を三日坊主で終わらせない方法【藤原美智子 連載】

来月で、いよいよ今年も終わり。「もう年末!?信じられなーい!」と、時が過ぎる早さに本当にビックリしてしまいます(毎年のことですが)。さて、年末の12月にすることと言えば……大掃除ですよね。実は私、年末ではなく、11月の半ばころから大掃除を始めるのを恒例にしているんです。

12月は忙しいし慌ただしいし、パーティやらXmasやら忘年会もあるし、暮れになったらお正月の準備もしなくてはいけない。「そんな時に、なにも焦って大掃除しなくてもいいか」と思ったのがきっかけ。それで11月頃からするようになったのですが、そうしたら一つ良いことを発見しました。

年末の大掃除というのは掃除だけではなく、断捨離(いわゆる大整理のこと)もしますよね。それについては、この連載の6月にも書いたのですが、これをする良さは要らないものを整理をすると今、自分が何を大事にしているかがハッキリすること。そして、これから自分はどうしていきたいかがハッキリしてくること。つまり、大掃除&大整理すると目標が自然に浮かび上がるというわけ。そこで私は、それを‘新年の誓い’に流用することにしたんです。

まだ年明けに「新年の誓い」を立てていた頃、「なんだか毎年、同じような目標を立てているなー」と気づいて、嫌気がさしたことがあるのね。「今年こそは!」と決意を新たにしながらも毎年、達成できない―。それが嫌になったの。でも、そもそもお屠蘇を飲んで良い気分になりながら新年の誓いを考えても理想論しか思い浮かばないし、それでは実現できないのは当たり前。

その時に、「そうだ!大掃除した時に気づいたことを新年の目標にしよう!」と思いついたのね。これなら日常から浮かび上がった本音のことだし、突飛なことじゃないから現実的な具体策も簡単に思いつく。そして‘目標そのものを守ること’も目標の一つにして実行してみたの。とにかく、決めたことは言い訳しないでやること!って。

そうして実行していたら、子供の頃からの三日坊主の性格を克服するコツがわかってきたのね。それは感情を無視するということ。「今日はなんだか気分が乗らないなー」とか「明日でもいいか~」という気持ちが湧いてきても無視すること。今日やると決めたことを感情を入れずに淡々とこなすこと。そしてコツのコツは、やはり「絵に描いた餅」のような理想論ではなく現実的なことを目標にすること。それを一つ一つ実現して積み重ねていくと絵に書いたような理想にも近づける、ということがわかったの。

「新年の誓いは、いつも三日坊主に終わる」という人は11月からじっくりと大掃除を始めて、そこから目標を炙り出すというこの方法を是非、試してみて!

 

 

藤原 美智子

ラ・ドンナ主宰。雑誌の表紙やビューティーページ、広告撮影のヘアメイク、執筆、化粧品関連のアドバイザー、講演、TV出演等で幅広く活躍している。 近著「美しい朝で人生を変える」(幻冬舎) 他、著書多数。

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