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「品がない人」だと思われる男女関係の話題は慎みたい

なぜ一部の人たちは「品がない自分」を自らアピールするような発言をするのだろうか、と不思議に思う。とくに男女関係の話題は、デメリットしかない「逆ブランディング」にしかならないから、今すぐやめた方がいいだろう。

「品がない人」だと思われる男女関係の話題は慎みたい

■品がない女だな、と感じた驚きの告白

「私、今不倫しているんですけどね……」

とある会社の後輩女性とは、これまで挨拶したり軽くおしゃべりしたりするくらいだったが、席替えで近くなったのをきっかけに一緒にランチに行くことに。これはそんなとき、彼女の口から出てきた言葉である。そのカジュアルさといったら、メニューを見ながら「私はパスタにしようかな」と同じくらいの軽さ。

不倫ってそんな公言していいものなのか? 品がない女だな……あまりにもあっけらかんと言うからびっくりしてしまい、逆に聞き直すのが恥ずかしく感じるくらいだった。

同じように驚いたことがもうひとつ。こちらもまた年下の女性なのだが、どうやら奔放な男関係を築いているらしく、その内容について自慢をしてくるというもの。

「彼氏はいないけれどセフレは○人いる、今日はA、週末はB。最近Bが本気になっていて、そろそろ告られそう。面倒くさくなった」

など、どうでもいいレベルではあったが、聞いていてとても気持ちの良いものではなかった。付き合い方は人それぞれだから、誰と付き合っても何人と付き合っても構わないのだが、それをわざわざ職場で言わなくてもね……?

■どんな風に見られるのか想像してみてほしい

どちらも20代。ひとり目の女性は、私は私の道を行く系の意志の強い女性。自分が選んでその男性を選んでいるんだから、周りからとやかく言われたくないという感じ。

ふたり目の女性は、周りへのマウンティングがメイン。この女性は自分にコンプレックスがあるようで、仕事でも必要以上に周りへのアピールが強い。セフレの話は、モテる自慢のようだ。

最近では不倫もだいぶカジュアルになってきた感がある。今や日常会話にあたりまえに出てくるワードである。何人かで話しているとほぼ全員が、“友達(知り合い)が不倫していて問題になって……”のエピソードを持っている。それくらい身近なトピックと化しているのだ。

ちなみに私の頭の中では、「不倫をしている人=自制がきかない人」というイメージ。さらにそれを自分で話してしまう人については、少し考えなし過ぎるなと思っている。もちろん人それぞれ、イメージは異なるだろう。

不倫していようが、セフレが何人いようが、正直構わない。本人の好きなようにすればいいと思うし、どうしようもない事情があるのかもしれない。「不倫する奴なんて最低だ!」と声高に訴えるほど、私も自分自身が清廉潔白ではないことを理解しているから、自分が責任の取れる範囲で好きにすればいい。

ただ、それでもやっぱり、仕事関係の人に対して堂々と「不倫してます」「セフレがたくさんいます」と言う必要はないと思う。

男女関係なく、不倫やセフレに対して嫌悪感を抱く人はいる。それに「不倫している人」「セフレがいる人」という、自分のブランディングとしては一切メリットがない話をしていると、気づいた方がいいのではないか。

「不倫しているなんて、あなたやるわね。ボーナス2倍! セフレがそんなにいるなんて、すごい。昇進決定!」

この逆はあったとしても、普通こんなことあり得ないでしょう(笑)。ムダに噂になるだけだし、そうなってしまうと真面目に生活するようになっても、低下したイメージはいつまでもつきまとう。

■「品がない女」をあえて演出しなくていい

他人からどう思われたっていいんです、と本人たちは言うのかもしれないが、周りは気を使うからやめた方が賢明だ。職場はプライベートとは異なる場所だから、周りの人への配慮を考えるべきだ。

それにわざわざ品がない女をアピールすることはないと思う。

いい年の大人になれば、こんな馬鹿げたことはしないのだろうけど、とくに20代の女性たちは言いたくて仕方ない感があるので要注意。今度そんな後輩を見かけたら、うまくアドバイスできるようになりたい。

※この記事は2017年4月25日に公開されたものです

サリー

東京で働く30代シングル。仕事・恋愛・結婚・人間関係・健康・趣味など、一通りのことは悩んでます。毎日楽しくご機嫌で暮らしたい。

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