今年っぽいトレンチコートは「着丈110cm」の長め丈
1枚あると着回しがきくトレンチコート。今年は着丈の長いトレンチコートが気分です。着丈110cmのトレンチコートを着まわしてみました。
葉桜の美しい頃になりましたね。日中は暖かくても、朝晩はまだまだひんやする今日この頃。まだまだアウターなしでは出かけられません。
春に着たい羽織りものは、MA-1、ライダースジャケットそして何といってもトレンチコート。今年の羽織りもの特徴は「短めのものか、長めのもの」のような気がします。
なぜなら、ステップドヘムスカート(前と後ろの長さが揃っていないふんわりシルエットのスカート)やワイドパンツ、スカーチョなどがトレンド傾向にあるからです。
ボトムスがふんわりすればするほど、「腰の位置」くらいのアウターだと、全体的にゆったりシルエットになってしまい、着太りしやすいのです。
そのため、ライダースジャケットのようなトップスが短めでぴったりしているアウターか、今回着まわしている着丈が長めのトレンチコートがおすすめ、というわけ。
◼︎着丈長めで。大人ベーシックをかっこよく仕上げる
白色のTシャツにスキニーデニムという、大人ベーシックスタイルに、着丈が長めのトレンチコートを合わせました。
身長158cmのわたしがこのトレンチコートを羽織ると膝がすっぽり隠れます。少し長めのトレンチコートで縦のラインをきれいに作ることで、スタイリッシュでかっこいいコーディネートに仕上がります。
◼︎着丈長めでウエスト位置を作って。ステップドヘムスカートをフェミニンに
ふんわりシルエットのスカートは今年おすすめの形です。ただし、腰の下あたりからふんわり広がるので、腰位置までの着丈アウターとの相性が良くありません。
そんなふんわりスカートは、ラップで包むように……トレンチコートでスカートをゆるっと包んで着こなすのがおすすめです。せっかくのふんわりシルエットが楽しめなくなる心配はありません。
トレンチコートのベルトできちんとウエスト位置を作ることで、スカートのシルエットもきれいに出ますよ。
さらに、ウエスト位置で蝶結びをするとフェミニン感が増すので、試してみてください。
◼︎着丈長めでワイドパンツコーデに縦ライン
ワイドパンツもステップドヘムスカートと同じように、腰のあたりからゆったりすればするシルエットであればあるほど、アウターの長さが腰の位置あたりだと着太りしてしまいます。
ワイドパンツの際も、やはり着丈が長めのアウターを合わせると、縦のラインがきれいに作れておすすめです。
またシャツを着てオフィスカジュアルコーデに仕上げる際、とろみ感のある薄めのトレンチコートを羽織ればかっちりしすぎない、柔らかく親しみやすい雰囲気になります。
◼︎2枚目のトレンチコートを買うなら色は?
ベージュ、ネイビーがトレンチコートの定番とされる色だと思います。お持ちの方も多いのではないでしょうか?
やはり定番と太鼓判が押せるだけあって、間違いなく着まわせる素敵な色です。もし1枚目のトレンチコートならベージュかネイビーがおすすめです。
ベージュはカジュアル感がやや強い。ネイビーはきちんと感が強い。そんな印象ではないでしょうか?
では2枚目、もしくはベーシック以外のトレンチコートを楽しみたい方には、アイボリーやカーキ、テラコッタを推したいです。
今回わたしが着まわしたのは、アイボリーのトレンチコート。アイボリーは汚れやすい色ではありますが……。
それでも今シーズンはトップスやボトムスで色のアイテムをしっかり楽しみたい! そこで、着まわし万能なトレンチコートだと思い、アイボリーのものを購入しました。
購入には至らなかったのですが、「ほしいものリスト」にあがったのはテラコッタカラーのトレンチコート。
濃い色合いなので、スタイリッシュでかっこいい大人の雰囲気を演出できそうだなあと、思う存分妄想しました。
今回テラコットカラーのトレンチコートを買わない決め手になったのは、色アイテムとの色のコントラストが強いかな……というマイナスポイントがあったため。カーキやテラコッタは強めの色ではなく、薄めの色との相性は良さそう。
お手持ちのアイテムの色を思い浮かべて、買いたいトレンチコートとの相性を考えてみることが大事です。
春は羽織りものこそファッションの仕上げになります。お気に入りを羽織ってお出かけしてみてはいかがでしょうか?