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ベトナム〜カンボジア 母なる川をたどる4泊5日のラグジュアリー

「アクア・メコン」という、ベトナム、カンボジアの観光ではおなじみの東南アジアを流れるメコン川を巡るリバークルーズ船をご存知でしょうか。ラグジュアリーかつ、伝統や文化を学ぶ旅。全8回の連載、第1回目です。【人生が変わるクルーズ体験#1】

ベトナム〜カンボジア 母なる川をたどる4泊5日のラグジュアリー

もし、40万円あったら、あなたはどんなことに使いますか? ずっと欲しかった、憧れブランドのバッグやコート、時計やジュエリーを購入するのもいいでしょう。
でも、“人生が変わる”体験ができるとしたら、そちらに心動く方も多いのではないでしょうか?

それは、「アクア・メコン」というメコン川を巡るラグジュアリーなリバークルーズ。大型客船のラグジュアリークルーズとは、また違った魅力にあふれるクルーズを体験できるのです。

体験した4泊5日の内容は、これから8回にわたってご紹介しますが、まず何がラグジュアリーで特別かをご説明します。

①南米のアマゾンで定評のあるリバークルーズの新たな航路である

 富裕層の間で、一度は体験したいと言われているクルーズ「アクア・エクスペディションズ」。イタリア系アメリカ人のフランチェスコ・ガリ・ザガロ氏が創設した船の旅は、ペルーのアマゾン川の自然を満喫しながら、冒険心と美食への欲求を満たしてくれると評判です。

その旅慣れた人たちをも唸らせるノウハウを、地球の反対側であるメコン川で生かしたものなので、他のメコン川クルーズとはワンランクもツーランクも上の別格なのです。

「アクア・メコン」の就航は、2015年から。まだ、フレッシュな体験になるといえるでしょう。


②20室の客室はすべてスイートルーム

これが、シップの姿です。モダンで、通常のクルーズ船とはかなりデザインに特徴があることがわかるでしょう。

ベトナムのホーチミンにある、Noor Designによってデザインされた船で、地元のサスティナブルな素材やこの地域の文化を感じられる調度品で飾られています。

客室は、30平方メートルと広々! バスルームも、バスタブこそありませんが、大きな鏡があり、ゆったり支度ができる快適空間です。1階と2階のデッキにそれぞれ10室ずつあります。

テラス付きが各階4室ずつ。写真のようにテラスはないけれど、デイベッドが窓辺にあるタイプが各階6室ずつあります。テラスで、ワインをいただきながら夕景を眺めるなんて憧れますが、個人的にはデイベッドがないタイプの方がおすすめです。なぜなら、室内が広いからです。デイベッドからの眺めも窓が広くとられているので、テラスにいるのと変わりません。

③土地の伝統や文化に触れることができる

毎日、参加自由のアクティビティが用意されていますが、すべてオーナーのサガロ氏が定期的に自身で体験して、納得いくものだけを提供しています。

観光地に訪れるというよりは、もっと深い体験や交流が楽しめる工夫が随所に見られ、ベトナムやカンボジアに何度も足を運んだことがある人でも発見が多いはず。

説明が英語なので、不便に感じる人もいるかもしれませんが、質問すればスタッフが親切に答えてくれるので安心です。英語が堪能ではないからと客室にこもっていてはもったいないです! 

このアクティビティ込みで魅力が味わえるので、ぜひ気になるものは参加してみてください。他の国から参加しているゲストとの交流もまた楽しいものです。

④世界トップクラスのシェフがプロデュースして料理が味わえる

最近、日本でも話題になっているサン・ペルグリノ社が選ぶ「世界のベスト50レストラン」。日本では、「NARISAWA」が毎年選ばれていることでも知られています。そのベスト50に選ばれたタイ、バンコクのレストラン「ナーム」のシェフ、デイビッド・トンプソン氏が総料理長なのです! 

トンプソン氏は、アジア料理に対する世界初のミシュランスターを獲得したオーストラリア出身の注目株であり実力派。素材は、メコンの恵みを利用しながら、あくまでも洗練された味とモダンなプレゼンテーションで供される毎日のメニューは飽きることがないのはもちろん、毎日食事の時間が待ち遠しくなるほどです。

ちなみに、レストランの空間はファインダイニング並みに洗練されています。

⑤3泊4日から選べる

クルーズというと3週間ほど休まないと体験できないもので、時間もお金も余裕がある人だけに許されたものという先入観があると思います。でも、東南アジアなら近いですし、最短で3泊4日から参加が可能です。その他、4泊5日、7泊8日のコースが揃います。

他にもポイントはありますが、都度お伝えいたしますので、そろそろ初日からの様子をご紹介したいと思います。

1日目

選んだのは4泊5日のコース。クルーズは、ホーチミンから始まります。13時すぎに市内の「パークハイアット・サイゴン」で集合し、そこから1時間半ほどかけて船が停泊しているミトーの港まで移動します。

白い制服に身を包んだスタッフが迎えてくれます。

船内では、ウェルカムドリンクとともに、2階のベトナムの伝統的な音楽が旅情を掻き立ててくれます。

1階には、こんな空間もあります。どこかエキゾティックな雰囲気が漂うのも素敵です。

ラウンジを抜けた外のデッキには、プールとベッドやテーブルと椅子もあり、さまざまな使いかたができます。

1日目は、ベトナムの歴史を学んだ後、ディナーをいただき、早々に就寝。海ではないのであまり揺れることはありませんが、環境が変わるので、体力を温存して、明日のサイクリングに臨みます。

● クルーズの問い合わせ先
アクア・エクスペディションズ日本地区販売総代理店
インターナショナル・クルーズ・マーケティング
Tel. 03-5405-9213

Photos : Kunihiro Fukumori
Text : Rica Ogura

DRESS編集部

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