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男捨離して自分を大切に扱う——捨てなければ入ってこない

断捨離の「モノ」ではなく男性版「男捨離」。出会いの数が多く、かつ関係を持った相手もいるのに、なんだかどれもうまくいかないときには、男捨離して関係を見直し・整理してみてはどうだろうか。無駄な出会いを重ねても意味はない。男捨離してできた隙間を自分を高める時間に充てよう。

男捨離して自分を大切に扱う——捨てなければ入ってこない

■出会いに「質より量」を求めていた頃

初めて出会い系サイトを使ったのは、社会人3年目くらいのときだった。

この頃は結婚なんて考えていなかったし、体力もあったので、とにかくいろんな男性と付き合ってみたかった。“質より量”を重要視していた時期だ。

その頃の出会い系サイトは、今ほどカジュアルではなかったので、使っていることは秘密だった。「25歳・東京在住・彼氏なし」、と普通の情報を入れるだけで男性からのお誘いのメールが殺到。

顔も知らない男性たちからモテている感はあったけれど、大量のメッセージをさばくのに疲れてしまい、誰とも会わずに終了。

他にもこの時期はナンパ待ちのために、夜の渋谷をひとりでウロウロしたこともあったなあ。実際にナンパされて良い気になったりと、まさに若気の至り。

それから約10年。近年一気に普及した出会い系「アプリ」。今や結婚のきっかけになる人も多いらしい。

実は今も「サイトであろうとアプリであろうと、出会い系なんて恥ずかしい」と思っている私だが、出会い不足による焦りと好奇心は抑えられず、昨年、アプリを試してみることに。知り合いに顔バレするのが嫌だったので、顔写真はぼかし加工を加えて登録。

写真を見て「いいね!/イマイチ」を判断していくタイプだったので、ウケはイマイチかなと思いつつ、このアプリで数人の男性に会うことができた。

■リセットするのが簡単すぎる関係は不毛だった

昨夏から秋の間に、このアプリで出会ったのは5人。その中で最後まで関係を持ったのは2人。

なかなかビッチな結果である。アプリに登録している男性の目的はさまざまで、純粋な出会いや結婚相手を探している人もいれば、ワンナイトの相手を求めている人もいる。

では私は何目的だったのかというと、「とにかくモテたかった」ということが一番だったかもしれない。アプリでの出会いなんて嫌だと思いつつ、他に出会いはないし、とにかく何もない時間が嫌で、誰でもいいからデートしたい、というまったく無駄な出会いを消化していた。

でも結局のところ、誠実そうな人でもお互いに興味がなければ1回会って終わりだし、初対面の人とセックスするのはとてもリスキーなことだし、そもそも私が求める出会いはアプリの中にはなかった。

そこでアプリをサクッと削除して終了。一気に「男捨離」だ。

これだけで登録した情報やアプリ上でやり取りした履歴は全部消える。こんなに簡単にリセットできてしまうような関係は、やっぱり簡易的すぎるぶん、不毛だと思った。

■寂しいのは一瞬だから、男捨離しよう

サクッと削除したと書いたが、男性との出会いを確保できたアプリを消すのは予想外に時間がかかった。ひと月くらいは消そうか否か、迷っていた期間があったかもしれない。

これはまさに出会いへの執着。短い間試しただけなのに、人はすぐに執着してしまう。人間は得る楽しさよりも失う怖さの方に強く反応すると聞いたことがあるけれど、まさにそれ。

先のない無駄な出会いはいくらあっても、まったく満足できない。私自身が今それを求めていないし、今は量よりも“質”の方が重要だ。

質を高めようとするならばしっかり吟味しないといけないし、吟味できるような自分にならないといけない。相手だけでなく、自分にも目を向けようと思った。

寂しいときは、たくさんある。でもそんなの一瞬だから、一瞬で過ぎるから、寂しいときこそひとりの時間を大切にした方が良い。無駄な男性関係は男捨離して、自分を上げて、良い縁を呼び込みたい。

サリー

東京で働く30代シングル。仕事・恋愛・結婚・人間関係・健康・趣味など、一通りのことは悩んでます。毎日楽しくご機嫌で暮らしたい。

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