1. DRESS [ドレス]トップ
  2. 恋愛/結婚/離婚
  3. 島袋寛子が婚約! 12歳差のカップルを「デキ婚?」と想像してしまう女の結婚観

島袋寛子が婚約! 12歳差のカップルを「デキ婚?」と想像してしまう女の結婚観

島袋寛子さんが12歳年下の俳優の早乙女友貴さんとの婚約を発表。「一回りも違うの!?」と驚いた方もいるのでは。でも、その「12歳差の姉さん女房」を、特殊扱いしてしまう価値観が、女を不自由にし、女の幸せを凝り固まらせているのかもしれない。

島袋寛子が婚約! 12歳差のカップルを「デキ婚?」と想像してしまう女の結婚観

「これって、絶対デキ婚でしょー!」

2000年に解散した国民的人気グループSPEEDの元メンバー、島袋寛子さん(32)と、俳優の早乙女友貴さん(20)の婚約発表のニュースをみながら、私は思いっきり叫んでしまった。

って、別にデキ婚が悪いわけじゃない。むしろ心を引き締めるタイミングが強制的にできるという意味で、30を過ぎた女性にはデキ婚を勧めたいくらいだ。
でもこうして“デキ婚疑惑”を見つけると、つい「ほんとにそれ、純粋な婚約なんすかー」という目で見てしまうのはなぜなのだろう。

やっぱり出会ってから1年未満のスピード感がそう思わせるのか。しかも“婚約発表”という確かそうな不確かな状況がそう思わせるのか。

いやいや、やっぱり、12歳差の姉さん女房というのが、どうしても特別な存在に見えてしまうのである。本人たちがいくら「年の差を感じない」と言っているとはいえ、結婚しなくちゃいけない“やんごとなき事情”があったのではなかろうか? ってね。

■【想像しよう】もし今20歳の男と付き合ったら……

でも自分が12歳のときに生まれた男の子って(子という表現をついしてしまうけれど)付き合ったらどんな感じなのだろうか。

デートに行くときは、やっぱり渋谷とか下北沢なのだろうか。食事とかは和民とか一休で飲む年頃じゃないだろうか。そういえば少し前、居酒屋「一休」に久しぶりに行ったのだけど、なぜか特大ジョッキでお酒が出てきて驚いた。この不景気な時代、若者のドンチャン騒ぎは企業努力の上に成り立っているのだな。

そんなことを考えたけど、一番丁寧に妄想するのは、やっぱり夜の事情である。
今20歳そこそこの男の子とそういうことになった場合、私は堂々と裸になることはできない。絶対に。

最近骨盤周りにでっぷりとついた肉が、ボディラインをかなり不安定にさせているし。二の腕のぶよぶよ感はいくら動かしても動かしてもとれないし。胸はブラトップの多用と年齢により、だんだんと、しかし確実に、地へ向かっている気もする。

それだけならまだしも、運動不足である我が体は、最近普通に一戦交えるだけで、太ももが筋肉痛になるのである。それも2日後にですよ!

20歳の荒ぶる若者なんかとお手合わせしようものなら、本当に関節の1つでも外れるのではなかろうか。そう考えると、島袋寛子女史、ってきっと若々しいのだろうな。

■「ルミ子と賢也」を思い出しませんか?

姉さん女房で、ちょっとばかし知名度に差のある二人だけど、まあ日本では女性の方が10歳近く長生きするといわれている今、寿命の観点からみると、もしかしたらベストバランスなのかもしれない。

だけど前例はなかったのか。芸能界をたどってみると思い出されるのは「小柳ルミ子と大澄賢也」くらいという、これまた強烈な二人である。

当時13歳差の電撃婚で、しかも大澄賢也氏は無名のダンサー。それを引っ張り上げる形で結婚した小柳ルミ子姐さんだったわけだが、二人のおしどり夫婦キャラは今思い出しても強烈だったなあ。

ダンスを踊りまくって、しかも踊りながら料理をするルミ子と賢也。「セイシュンの食卓」を、覚えている人もいるのではなかろうか。ちなみに改めて当時の映像を見てみたけど、かなり元気がもらえるからおすすめである。

そんな二人も残念ながら随分前に離婚してしまったわけだけど、今の時代に「イクメン」とか「愛妻家」というキャラを名乗っている人はいても、夫婦揃って「おしどり夫婦芸」を披露する芸能人って、実はあんまりいないものだ。

離婚が身近になった今、二人で行う「おしどり夫婦芸」というのは、万が一のキャラ変更が効きにくく、リスクの高い売り出し方と考える人が多いのかもしれない。

■年齢という先入観から自由になりたい

しかし、島袋寛子女史はダンスも踊れる一流歌手で、早乙女友貴氏は劇場パフォーマンスの得意な踊れる俳優である。生かさない手はないのではないか。
90年代の名曲「White Love」を歌いながら、後ろで殺陣とかダンスを夫が踊れば、それはそれはバラエティ番組で映えるんじゃないかな。ついでに紙吹雪も舞わしたらいい!

12歳差の夫婦1年生(まだ入籍はしてないけど)。デキ婚疑惑などという、うがった世間からの目を、新しい芸風で一掃してくれることを大いに期待するばかりである。

って、こうして12歳差の姉さん女房を、特殊なカップリング扱いしてしまう価値観が、女の幸せを凝り固まらせていることは間違いない。
「女はもっと自由になっていい」なんて時代はいうけど、年齢という先入観からも、もっと自由になりたいものである。

ただ、ひとまず私は20歳と真面目に恋愛できる体を手にいれるのが先決だ。今日は朝から4kmのランニングにいそしんだ。相手はいないが、堂々と服を脱ぎ捨てられる日も、これはかなり近いかもしれない。

■イベントのお知らせ

雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえと、恋愛ユニット「桃山商事」の清田代表が、2時間恋愛について語り尽くす、恋愛トークイベントを10月7日(金)19:30〜高円寺で開催。
恋愛に悩む男女に向けて、新たな気づきと爆笑トークを送ります。
http://peatix.com/event/200963/

Text=おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、現在鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、各種エッセイを執筆中。
ブログ:http://oshimarie.com
YouTube:http://ur0.mobi/uDP2

おおしま りえ

10代より水商売やプロ雀士、素人モデルなど人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験し、本音を見抜く鋭い観察眼と分析力を体得。現在、恋愛ジャーナリストとして芸能人の恋愛分析やマッチングアプリの攻略法...

関連するキーワード

関連記事

Latest Article