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熊切あさ美と優木まおみ、明暗分かれた36歳女の生き方

12歳年下の超有望な野球選手との熱愛が報じられた熊切あさ美。同時に人気ママタレとして活躍する優木まおみの第二子妊娠の報道が飛び込んできた。同じ36歳のふたりの姿を見て、雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんが思うことは。

熊切あさ美と優木まおみ、明暗分かれた36歳女の生き方

「あーもー、またそんなところに手を出して……」
熊ちゃんのニュースを見て、私が最初に放った言葉である。熊ちゃんとはもちろん、熊切あさ美女史のこと。
ご存知だとは思いますが、昨年人気歌舞伎俳優に盛大にフラれて、生放送中に大号泣。もともと「崖っぷち」なんていわれていた女史はついに崖から落ちてしまったわけです。しかし、芸能界の優しい皆さんが失恋キャラを彼女に与えてくだすって、再起を図っていた矢先の熱愛報道だった。
相手は10年に1人と言われる超エース級の野球選手。
しかも、彼女より12歳年下。
しかもしかも、夜中のマンション通い。
どれをとっても実る気がしない。1ミリもしない。
あげく、野球ファンからは彼の将来のためにも絶対に手を出さないでと釘を刺される始末である。愚かすぎるよ熊切あさ美。

■頭ではわかっていても、愚かな行動を選択する理由は?

しかし世の中には、わかっちゃいるけど愚かな行動をとる女というのが、必ず存在する。
たとえば、「わかってる! 大丈夫だって。大丈夫」と連呼しながら、意中の男に遊ばれて(多分セックスする前に告白すれば付き合えたであろうケース)、数ヶ月後にだいたい泣いている友人Uちゃん。口では子どもがそろそろほしいなんて言うけれど、真逆の行動ばかりとるなのはなぜなのかしらん。
「そんなわかりきった罠に引っかかるのはどうしてなの?」と意地悪半分で聞いてみると、
「わかってるっていうのは、傷つくのがわかってるって意味だもん」
と逆ギレされてしまった。なるほど、確かに言葉は間違ってないけどさ。
ちなみにこの手の愚かな行動を繰り返す女子には、なぜか妙に意識の高そうな言葉を使ったり、行動をする傾向があると思う。
Uちゃんには、「女子力上げていこう! 楽しんでいこう!」とか「やっぱり幸せを目指さなきゃね」とかとか、なんかの三流コピーのような言葉を呼吸のように吐くくせがある。
熊切女史も例に漏れずで、ネイルに「smile」とアートしてみたり、やれ「感謝」だ「幸せが〜」だと、こそばゆい単語と行為が溢れていて、下世話な私はついついブログをウォッチしてしまうのである。

■立ち位置を適切に変えていく賢者・優木まおみ

そんな彼女たちとは対象的に、同じ36歳なのに尊敬しすぎて頭が上がらない女性がいる。それが「エロかしこい」というキャッチフレーズで活躍している優木まおみ女史である。
熊切女史とほぼ同い年の彼女だけど、改めて注目すると、その立ち位置を適宜変化させているのが素晴らしいのである。
もともとグラビアアイドルとして最初はセクシーで賢い女性という立ち位置で脚光を浴びたのに、気づいたら競艇や競馬などおじさん受けのどストライクゾーンを完全に押さえていた彼女。さらに結婚したかと思ったら(しかも相手は人気美容師! お金持ち!)、ガッツリママタレとして路線変更をかけてがんばっているではないか。やっぱり賢い。
子育て批判が起きてもなんのその。子どもに与えるうどんが長いと批判されても、「あれは遊び道具です」とキッパリと突っぱねる強さは母親の貫禄か、それとも芸能人としての意地なのだろうか。
着々と第二子を身ごもりながら子どもの成長をネットにアップし続け、ママタレとしての着実な下地を作りつつある彼女。そんな人が、きっと本当は人生勝っていくんだろうなーと、勝ちの定義もよくわからないけど、ぼんやり毎日をすごす私は、緻密さと計画性に圧倒されてしまうのだ。

■あなたの人生は熊切あさ美系? 優木まおみ系?

熊切あさ美女史と優木まおみ女史。どちらも美人な二人だけど、本人の生き方次第で同じ36年でも歩む人生はこうも異なるものなのか。今回同時期に片方は12歳年下の野球選手と熱愛、もう片方は第二子妊娠の報道が出たため、しみじみ考え込んでしまった。
そして私が36歳になったとき、どちらの人生を歩めているだろうかと考える。
なんとか賢くしたたかに生きたいと思うけど、正直優木まおみ女史のような女性は、尊敬こそすれど苦手だ。というか、怖いから絶対に関わりたくない。欲しいものはなんとしても努力して頭を使って手にいれそうな彼女の賢さは、近くにいたらいろいろと奪われそうで怖いのだ。
毎日目の前のことにいっぱいいっぱいで、ときどき誘惑と危険な香りに誘われる日々の私。ああ、タイプとしてはきっと熊切女史系なんだろうな。
でも毎日ハッピーに生きられればそれでいいよね! だって女子だもん♪ なーんて適当にキレイな言葉で不安を打ち消しておくけれど、ところで12歳年下の男子と遊んだら、どんな幸福感が感じられるのだろうか。そればっかりは痛い目をみようとも、気になって仕方がないのである。

おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
10代より水商売やプロ雀士など人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験後、現在鋭い観察眼と、男女のコミュニケーションの違いを研究し、各種エッセイを執筆中。
ブログ:http://oshimarie.com
YouTube:http://ur0.mobi/uDP2

おおしま りえ

10代より水商売やプロ雀士、素人モデルなど人気商売に身を投じ、のべ1万人の男性を接客。20代で結婚と離婚を経験し、本音を見抜く鋭い観察眼と分析力を体得。現在、恋愛ジャーナリストとして芸能人の恋愛分析やマッチングアプリの攻略法...

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