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【起業女性インタビュー #2】助産師からアロマトリートメントオーナーへの道のり

大学病院で助産師として活躍した後、40歳でアロマトリートメントのサロンを起ち上げた西宮直美さん。病院内で患者さんのケアを行ううち、限られた時間内でのサービスには限界があり、さらに満足のいくサポートを提供したいと感じたそうです。西宮さんが安定した環境を飛び出し、起業した経緯についてお話を伺いました。今回は第2回です。

【起業女性インタビュー #2】助産師からアロマトリートメントオーナーへの道のり

――インタビュー #1で少しお話しになっていたように、起業しようと決めたきっかけは、出産後も病院以外にケアする場所が必要だと感じたからですか?

な:そうですね。病院の中ではどうしても技術や時間的な制限があります。でも、実際にケアを必要としている患者さんはたくさんいますし、自分が持っている技術を提供できるのでは? と考えたんです。

実はアロマの勉強をしているときに、いずれ起業できればいいなという気持ちはありました。西洋医学や東洋医学など、いろいろな療法を組み合わせながら、健康のサポートができたらいいなぁ、と。

――独り立ちするのに際して、不安はありませんでしたか?

な:はじめはひとりでやっていくことは考えておらず、病院以外でも自分の技術が提供できる場所があれば、そこで働こうと思っていました。しかし、アロマの学校を卒業して一度病院に戻って働くうちに、一人で行った方が自分の思うやり方でできるかなと思ったんです。独立するというと、周りからは驚かれましたね。

しかし、実際独立して活動している人がいたこともあり、自分では何とも思っていませんでした。逆にどこかに所属してしまうと枠にとらわれたり、そこのやり方に従わないといけなかったりしますよね。

そうなると、自分のやりたいことと合わなくなってくる可能性もあります。進めていくうちに変化していくこともあるでしょうし。それならひとりでやっていった方が、大変さはあるけれど、自分らしく自由に仕事ができるかなと思いました。

――アロマトリートメントを勉強しようと思ったのはどうしてですか?

な:人の体に触れてケアをすることに興味があったんです。一番はじめに勉強したのはバリのマッサージ方法です。オイルトリートメントをやりたかったのですが、エッセンシャルオイルを使えばさらに効果が上がるかなと思いました。ボディケアのツールのひとつとしてアロマセラピーの資格があれば、役に立つかなと考えました。

――アロマトリートメントで期待できる効果とは、どのようなものですか?

な:体に触れることでのリラクゼーション作用や自然治癒力、免疫力アップ、心身のバランスを整える、鎮痛、沈静、抗鬱など、様々な効果が期待できます。病気を治すわけではなく、健康な状態に戻すサポートを行うイメージですね。

――施術対象は産前産後の方ですか?

な:産前産後の方を軸にはしていますが、実際来てくださるお客さまはそうではない方も多いです。また、外出できない時期の方であれば自宅に訪問し、トリートメントだけでなく、産後の相談にのることもあります。



#3につづく

アロマセラピーサロン「つむぎの樹」
http://www.tsumuginoki.com/

松永 怜

東京出身。フリーライター。ワーク・ライフスタイル・恋愛・婚活を中心に執筆中。趣味は高校野球・アクリル画、銭湯。

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