貴重なアラサー、アラフォーの時期を捧げるほど、不倫のROIは高くありません。それでも不倫の道に進みますか? 自称・品川区で愛人にしたい女No.1が今回はオープン型・完全犯罪型、2パターンに分けられる不倫男の生態を暴きます。
既婚男性との不倫実体験。それでも不倫の道を選びますか?
不倫実体験から導き出す、不倫男たちの生態と戦略とは。貴重なアラサー、アラフォーの時期を既婚者男性に捧げるほど不倫のROI(投資対効果)は高くありません。それでも不倫の道に進みますか? 自称・品川区で愛人にしたい女No.1が綴ります。
はじめまして、穂高あんずと申します。
突然ですが私はフツメン(同年代・未婚・定職についている)にはモテないくせに、なぜか既婚者に異常にモテる、「品川区で愛人にしたい女No.1」の異名を持つ女です(日本、で言うと壇蜜さんがいるので品川区という限定地域にしてみた……)。
そんな穂高がこれまで口説かれまくってきた、既婚者たちの生態と戦略を、実体験をもとにお届けさせていただきたいと思います。
※あくまで穂高自身の経験と調査に基づくもので、すべての既婚男性が本コラムに記載するような人ではない、ということを断っておきます。
世はドラマや小説を筆頭に不倫ブーム。ときに美しく刹那的に描かれるその魅惑の世界に憧れや、拒絶反応など皆さまさまざまな考えをお持ちのことと思いますが、数多くの既婚男性の不倫への取り組み姿勢(?)を見てきた穂高的にはやはり人間(特に男性)の汚く、醜く、ずるい部分が見えてしまう、どこか裏社会的なものであり、せっかく自分磨きにダイエット・美容に投資してきたその身体を差し出し恋い焦がれるほどROIは高くないと思うのです。
と、老婆心で言うのも説得力がないので、さっそく穂高の経験をお話してゆきましょう。それでも不倫をするかどうかはあなた次第。
不倫実体験から見る、既婚男性の生態1.それでも絶対に離婚しない
自分に熱をあげ、「高まっている」彼らは初期段階だろうと、長い付き合いになろうとも、「いつか一緒になりたい」「そばにいてほしい」「ずっと共に生きていきたい」と耳障りの良いことを囁きまくってきます。
しかし、うっかりそれを鵜呑みにし、(だがしかしそんなときでもつい仕事モードでエビデンスを残したくなる)いつまでに? なんて聞いたところで、彼らは具体的な行動を絶対に明示することなく「今はまだ時期じゃない」と言う。
【頻出単語】男「一緒になりたい。今の相手とはゆくゆくは別れようと思う」(女「半年後とかかなぁ?」男「……何かを壊してまで一緒にはなれない」)
不倫実体験から見る、既婚男性の生態2.ツメは甘く携帯にロックはかけていない(バレているパターンもある)
なぜか、不倫加害者男たちは同時進行形。いや、別になぜか、なんてことはないか。彼らにとって、恋愛はおやつのようなもの。決して主菜ではないのです。不倫実体験から私はそれを知っています。
だからこだわりもなければ「だめなら次!」、あるいはバイキングのように都合や気分に合わせアソートできるように複数のコマを用意している(いいですか? 皆さんはコマ、なんですよ! シズラーのサラダバイキングに並んでいるライチみたいなもんなんです)。
だから彼らの携帯には「いつデートできる?」「今日も●●ちゃんかわいかったなぁ」みたいなLINEの履歴がたくさん。それをなぜか彼らは消さないんですねー。いや、消すと誰が誰で、進捗がわからなくなるからなのか?
とにかく危機管理はできていない。そういうの、奥さんは見ないんだ、と気持ち悪いくらい口を揃えて言う。でもね、女はそんなに甘くない。絶対見てますよ。たとえパスコードかけてたって、女は彼氏や配偶者のパスコードくらい横目で見て把握していますから。あるいはこの道10年のベテラン金庫破りばりに解読する。
だけど妻たちは賢いから、「旦那の携帯なんか興味ありません、だって信じているから!」な顔をして、しっかり証拠と状況は把握しているのである。
なので、もし既婚者とやりとりをするのであれば、自分が不利になるような書面をうかつに残さないこと。いざというときに「私はそんな気ないのに彼がしつこく言ってきているだけです」と言えるから。
【頻出単語】男「ロック? そういう隠し事とか嫌いなんだよね。それに僕の妻は僕に興味なんかないから、携帯を風呂に入っている間リビングに置いてたって絶対に見ないよ」
不倫実体験から見る、既婚男性の生態3.チキンである
誰もが経験あるであろう、男のチキンぷり。付き合うか付き合わないか微妙なときに、セックスするかしないか微妙なときに、細かく細かく「アリか? ナシか?」を確認してくる。
たかが粘膜の接触行為であるセックスですら、そこまでチキンに状況確認してくる男ですもの、(そのきめ細やかな状況把握力を仕事に活かせばいいのに……なんてやんちゃな男の子を持つ母親みたいなこというんじゃないよ)人生における一大事な行為の決定は絶対自分のせいにはしたくない。
つまり、既婚者は絶対に妻と別れない。
現状に不満があったとしても大きく変える(妻と別れカノジョとくっつく)くらいなら不満があるほうがマシ、だって決定を下して自分が悪者になったり、面倒なことに巻き込まれて生活が変わるの怖いもーん、というわけだ。
ここでその他チキン事例。恋愛スタート編。~既婚者との恋愛はこうして始まる~
手法としては、偶然なぜか僕だけの意思ではなく、なんとなくハプニングが重なって結果的にそうなったんですよ感を作る。たとえ最初から狙っている場合も忠実にこのステップを踏む。
1、まず飲みの場などで酔った勢いで軽いタッチ
2、次にその流れで「かわいいなぁ」「お疲れだよな最近」の肩たたき的に軽く頭なでなでなどのセクハラになるかならないかのスキンシップ
3、2で抵抗や不快な顔などが見られず「いけそう」と思ったならキス
4、「あまりにも君の反応がかわいくて僕のテンションが高まっちゃった」的な言い訳じみた発言からのホテルへ連行
【頻出単語】男「君がいけないんだ、あまりにもかわいすぎるから」
不倫実体験から見る、既婚男性の生態4.都合が悪くなると「ハンバーグ理論」を使う
「私のどこが好きなの?」……女性の多くが男に聞いたことがあるであろうこの質問。まっとうな独身男子たちは一生懸命答えを探してくれます。たとえ「やさしくてー、かわいくてー」と拙い作文レベルだったとしても。
しかし、前述のようにこだわりなくアソートできるコマを探している不倫男たちにはこの質問は極めて「メンドクサイ」わけで。だけど機嫌を損ねたら抱けないから、明るくPOPに煙に巻けるこの回答が誕生したのであります。
「たとえばさ、好きな食べ物を聞かれてハンバーグって答えてさ、なんでハンバーグ好きなの? って聞かれてもさ、そもそも人はいつハンバーグを好きになったと思う? いつからどんなきっかけでなんてなくても、ある日突然美味しいなって思って、それで気づいたら好きになっているのがハンバーグじゃん?」
【類似例文】男「空気ってさ、普段は存在をいちいち感じたり感謝したりしないけど、なくてはならないものじゃん?」
不倫実体験から見る、既婚男性の生態5.目を覚まして! 実は誰でもいい。とはいえ人は選ぶ
で、アソートできるコマ、とお伝えしましたが「戸籍上の性別が女ならだれでもいいZE!」という不倫男はそう多くない。いくつか条件がある。あてはまる女性は要注意。
1、お手頃美人(佐々木希みたいな完璧美人ではなく「俺でもいけそうじゃね?」という中の上位が絶妙なライン)
2、だけどさっぱりしていて後腐れなさそう(既婚者にとって一番怖いのは信頼関係もそこまでなく、中途半端に関係を持った段階でバラされたり社会的にOPENにされること。だから「後腐れなさそう」はコンビニのおにぎりくらい品揃え必須アイテム!)
3、ハッキリものを言う(前述の通り、「何を考えているかわからないミステリアスさ」はさっさとコトを済ませたい不倫男にとっては不要かつリスクがあって怖いから)
4、だけどエロい女(いわずもがな)
【頻出単語】男「なんでだろう、今日会ったばっかりなのにこんなに惹かれてる。きっと相性がいいんだね」
ここまで読んでいただき、すこし不倫をする気がなくなった(なくなりましたよね?)ところで、「とはいえ世には既婚者であることを隠して近づいてくる人もいるんですよ!」という人間不信なあなたに、次回コラムでは既婚者の見分け方と独特の口説き方をお伝えしたいと思います。
2017年1月31日公開
2019年6月17日更新
不倫研究家、恋愛実務家。
何故か既婚者に口説かれる事が多い。恋愛は経営学を活用しこなすことでストレスが減ると思っています。