今最前線で輝く女性は「第2陣」かも【塩村あやか】

今最前線で輝く女性は「第2陣」かも【塩村あやか】

現在、第一線で働き、輝いている女性たちの背後には、“第1陣”として戦った女性たちがいるはず。彼女たちに敬意を払いたい――。


 本当に戦っている人を「見抜く目」を持っている女性ってどのくらいいるのでしょう。周囲を見渡してみてください。本当に戦っている人(特に女性)は、とにかく噂やゴシップで潰されていきます。それを手伝っているのがこれまた女性だったりしてタチが悪い。「女性が言ってるのだから」と男性もそれを利用するのです。
 
 「輝きながら戦っている女性も多いじゃないですか」と言う人もいるかも知れませんが、本当に立ち向かった最初の人はたいてい潰されます。いま、第一線で輝きながら戦っている女性はもしかして、本当の最初の女性ではなく「第2陣」だったりしませんか?

■批判して潰される第1弾の女性たち

 戦おうと思ったら、「第1陣」の人たちは「まずは批判」となってしまうんです。そりゃそうです。仕方ありません。そうして世の喚起に成功しても、批判をされた側は角度を変えてその人を潰してきます。そういうものです。批判される側は往々にして強い者ですから、周囲が忖度(そんたく)してそうする場合もあるでしょう。

 その後に続く「戦う人」は第1陣が盛り上げた世論をしっかり生かし、今度は「プラスの主張」でソフトに戦っていくことができます。敵を味方に取り込むのです。敵も現状を変えなくてはいけないからこそ批判をされているのであり、第2陣がソフトに褒めて現状を変えていくことができれば、その「敵」も「ヒーロー」になります。

 第2陣の戦い方は実に効率的。行政改革、女性活躍、保育園問題などなど、そう思いませんか? 全員ではないにしても、私は一理あると思っていますがどうでしょう?

 ちなみに、「女性初」という女性第1号の話をしているのではなく、問題に立ち向かう最初の人という意味です。

■消えていった第1陣に敬意を払おう

 人には役割があると思っています。誰もがその分野のフロントランナーになって、輝きたいと思っているでしょうが、そうはいかない。世の中を変えたいと、第1陣でいいと割り切れる女性って素敵だと思います。

 いま輝いている人だけに賞賛を送るのではなく、本当に第1陣にも注目をする目を養ってほしいと思います。なぜならば、第1陣潰しはとても恣意的です。こうしたことが通用しなくなれば、もっと「問題の解決が迅速」になります。時間には限りがありますから、問題はどんどんと解決されていく方がいいに決まっています。

 そして、いま輝くフロントランナーたちも「第1陣」に敬意を払っていくことができれば、さらに世の中がスピードを上げてよくなると思っています。

 (ちなみに私は第1.5陣かな。どちらにも当てはまるので、どちらのマイナスも被っていますし、プラスの恩恵も受けているという珍しいタイプです)


この記事のライター

東京都議会議員。モデル、自動車ライター、放送作家を経て、社会の問題は全て政治に行き着くと気づき政治の道を志す。維新政治塾1期生。2013年にみんなの党より都議会議員選挙(世田谷選挙区)に初出馬、当選を果たす。2014年には初...

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