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民藝を味わう。

民藝を味わう。

みなさんこんにちは。
着物部サポーターの北野です。

久しぶりのブログはGW中の着物の着こなしを少し。
テーマは「民藝」です。

用の美を提唱した民藝運動の祖・柳宗悦は、日用品の何気ないものにこそ美しさがあることや
美しいものを追い求める限り、手仕事の値打ちは決して亡びることはないという言葉を残しています。

私も着物から派生して、伝統工芸やクラフトなど手仕事のモノにとても魅力を感じています。
民芸、手仕事の作品を鑑賞できる展示会に行ってきました。

まずは新国立美術館で開催された「国展」に。

毎年GWに開催される絵画、版画、彫刻、工芸、写真の一大公募展です。
注目は工芸部!どんな作品に出合えるのか楽しみです♪

木工芸のフォルムの美しさ、陶芸作品のダイナミックさ、
ガラス作品の繊細な輝き、漆工芸特有の質感、そして
染織作品の色彩の美しさ。

丹念に真摯に、そして自由に創作された空気を感じ、
作品の素晴らしさに感動! 力作揃いでした♪

この日の着物は現代的なアートシーンにも映える、華やかなトーンのコーディネート。
今回の展示にも出品されていた国画会の作家の方の着物と絵心のある八寸の手織りの帯で。

GW後半は東京を離れスーパーあすさで約2時間半松本市へ。
松本市では毎年GWに「工芸の5月」というイベントが開催されています。

松本も柳宗悦との縁が深い場所です。
柳宗悦は松本を訪れ地域の作家達と交流を深めました。
「民藝運動」に共感した作家達により、木工、染織をはじめとする工芸品製作が積極的に行われました。
こうした工芸と地域との長い関わりが礎となり「工芸の五月」がスタート。工芸に新たなエネルギーを加えようという企画です。

イベントの一環として松本市美術館では民藝運動に参加し、日本のみならず海外でも活躍した作家「バーナードリーチ」を特集した企画展が開催されています。

そして柳とも交流のあった松本の型絵染作家「三代澤本寿」の
展示会も開催されていました。

バーナードリーチ作品も、三代澤作品にしてもまったく古さを感じることなく、モダンで新鮮な味わいがありました。美しいものは時代を経ても色褪せることがありませんね!

この日は民藝運動の流れをくむ、型絵染作家の着物と国画会作家の花文織の帯でコーディネート。

新緑が美しく、季節の花も楽しめとてもいい季節です♪
アート鑑賞の後は、中町エリアを散策。
城下町らしく、蔵造りの街並みが残され雰囲気があります。
柳とゆかりのある民芸店やギャラリーが立ち並び、お気に入りのエリアです。
センスのよいものが多く、お土産探しにおススメです。

工芸の5月

http://matsumoto-crafts-month.com/

松本市美術館

http://matsumoto-artmuse.jp/

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