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仕事も恋愛も美も全部手に入れる。年収1000万円超の輝く女性に学ぶ8つの哲学

働く女性にとって年収1000万円超は夢、なんかじゃない。しかも、恋愛や結婚、美しさ、趣味も……女性がほしいものをすべて手に入れながら、高収入は実現できる。先輩の哲学から学ぼう。

仕事も恋愛も美も全部手に入れる。年収1000万円超の輝く女性に学ぶ8つの哲学

年収1000万円以上稼ぎたい? そう訊かれたらどう答えますか。「稼ぎたいけど大変そう」「仕事中心になりすぎて、恋愛(結婚、家庭)とは縁遠くなりそう」とイメージする人もいるのでは。

でも、時代は変わり、女性の社会進出が進むにつれ、起業家や専門職にとどまらず、一般の会社員でも1000万円以上稼ぐ女性は出始めています。つまり、働く女性にとって、年収1000万円超は夢ではないということ。

しかも、彼女たちは昔風の仕事一辺倒な「キャリアウーマン」ではなく、仕事に恋愛(結婚、家庭)、おしゃれ、自由など、ほしいものすべてを手に入れ、楽しんでいる女性です。仕事に長時間拘束されるのではなく、時間の使い方や配分もうまいのです。

今回ご紹介する『年収1000万円以上のNYキャリアが教える 仕事も恋愛もキレイもすべてを手に入れる女性のワークルールズ50』は、そんな成功した女性たちの哲学を集めて、珠玉の言葉をエッセンスとしてまとめた本。2003年刊行の『ミリオネーゼになりませんか?』(原題:SECRETS OF SIX-FIGURE WOMEN)の新装改訂版です。

全8章で構成され、第1章の「ミリオネーゼはここが違う!」から始まり、第2章の「決意を明確にする」、第3章の「今あるものを手放す」……と続きます。

原題のSIX-FIGUREとは米国ドルで6桁、日本円でいうと年収1000万円以上ということ。ほしいものをすべて手に入れながら、年収1000万円以上を稼ぐ女性たち(以下、ミリオネーゼ。ディスカヴァー・トゥエンティワン社の造語)の哲学を各章から1つずつ取り上げてみました。

■お金のためだけに働く人は、いくら収入を手に入れても幸せを感じられない。欲望に終わりはないから。

「お金、お金」とギラギラしているわけではないミリオネーゼ。お金がほしいからがんばるのではなく、やりたいこと(目的)が先にあるからがんばろうと思う、上昇志向あふれる人たち。経済的に自立する、人から認められるなど、自分が重視する価値観をもとに立てた目標が、彼女たちを支えています。

■「お金を稼ぐときがきた」と自分に宣言した瞬間から、人生は劇的に変わりだす。

ミリオネーゼは誰もが人生のある時期に「お金を稼ぐときがきた」と自分にはっきり宣言し、そのときから成功へのたしかな一歩を踏み出した感覚があるのだそう。大金を稼ぐことが主目的ではなくても、ひとつの到達点として意識しておくことが大事です。

■自分に正直になり、いらないと思ったものは勇気を出して手放してみる。

慣れた仕事を手放すのは不安。それでも、人のキャパシティには限界があり、古いものを捨てないと新たなものは入ってきません。「一つの扉を閉めれば、他の扉が開くってことに気づいたの」と、実体験をもとに語るミリオネーゼの言葉は説得力大。

■準備や知識なんて必要ない。かっこよく始めようなんて思う必要もない。

何か新しいことを始めようと思うと、入念な準備をしたり、その分野を学んで知識をつけたりしなければと考えがち。ウォームアップがいらないとは言いませんが、すべてを完璧に整えてから始めようとすると、いつまで経ってもスタートできないのでは。ミリオネーゼは「迷ったときは行動すること。なんでもいいからやる」タイプが多いそう。いくら不安に感じても、行動してすこしでも前進したほうが勝ち。だから、思い立ったときにすこしでも始めてみることです。

■ほしいものを手に入れようと思ったら、率直に、自信を持って、遠慮せずに行動するのが一番だ。

ミリオネーゼでも「私ってこの市場で価値がある人間だろうか?」と立ち止まってふと考えることがあるといいます。でも、普通の人と彼女たちとの違いは、自信に満ちあふれている(ように見える)こと。これまで積み重ねてきたことを信じて、高い価値のある人間のようにふるまうことで、交渉時にも要求が通りやすくなるはずです。

■挫折と失望から立ち直る力があるかどうかが、輝かしい成功と平凡な人生の分かれ道になる。

誰しも挑戦していきなり成功するわけではありません。思いきって大きなチャレンジをしても、高く飛び立てないことはあるでしょう。そんなときでも成功を手にするには、できる限り前進し、倒れても立ち上がって進み続ける――これしかありません。

■勇気や的確なアドバイスをくれる助言者はさまざまなところにいる。

直接助言をくれる人はもちろん、会う機会のなさそうな偉人からも、いくらだって学べる時代。彼らの書いた本や受けたインタビューなどを読んで、基本的な考えかたや方針を吸収し、ただ真似するだけではなく、自分なりに咀嚼して実行すればいいのです。

■富の大きさはどれだけ稼いだかではなく、どれだけ使わないかで決まる。


ミリオネーゼはケチではないものの、湯水のようにお金を使うわけではありません。「贅沢」と「倹約」をバランスよく織り交ぜているのが特徴。いくら稼いでいても、使えるお金がどれだけあるのか、常に考える姿勢を持ちたいところ。

年収1000万円超はあくまでひとつの指標です。自分ひとりを食べさせていくには十分な経済力ともいえます。経済力をつければ、私たちは自由に近づいていけます。本書は、いまを生きる女性の人生のあらゆる局面で、貴重なアドバイスをくれる1冊です。

池田 園子

DRESS編集長(2016年1月〜2020年1月)。

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