体と心を軽やかにする、超簡単メンテナンスのすすめ
新生活がスタートし、知らず知らずのうちに疲れやストレスを溜めていませんか? 大塚万紀子さんが実践する、今日からでもできる心と体のメンテナンステクニックとは――。
4月になりました。実は春が苦手な私……お世話になった方やご一緒したお客さまから、退職や転職にまつわるメールをいただくと、なんともいえず切ない気持ちになります。また、新しい人との出会いや新たなプロジェクトへのチャレンジは、(誰も信じてくれませんが)人見知りなので知らないうちにストレスが溜まってしまっていることも。感情の起伏がいつもよりも大きくなりがちな春だからこそ、体と心を整えておくことが大切だな、と感じます。
とはいえ、忙しいこの時期、体のメンテナンスのための時間をとることすら難しいのが実際のところですよね。色鮮やかな春物の洋服や靴も私を呼んでいるし……! どれだけ手軽に、お安く(笑)、体と心を整えられるか、にポイントをおいて取り組んでいます。
■ラジオ体操はあなどれない運動!
まずご紹介したいのは、朝のラジオ体操! 「懐かしい! 小学校以来やったことがない」という人も多いと思いますが、侮るなかれ。とてもスッキリするんです。肩こりや頭痛、むくみなどが残ってしまった朝も、15分のラジオ体操で爽快な気分になります。
ヨガやピラティスなども素敵ですが、体が硬い私にとってはストレスになることもあって(笑)、難しい動きが一切なく、幼少の頃に叩き込まれた一連の流れにのって動くだけでいいラジオ体操がお気に入りです。
■通勤時間を有効活用してウォーキング
そして、歩くこと。ジョギングなどもかっこいいな~! と憧れるものの、子育てでなかなか時間が取れないし、昔から「長距離走より短距離走派」なので、走るのはちょっと……(笑)。
そこで通勤時に最寄駅より1つ先の駅まで歩くことにしてみました。少し速いかな、と感じるくらいの速度で歩くことで、今抱えている仕事を新たな視点から見つめることができたり、次はこんなことをしてみたい、というアイデアが生まれたりするようになりました。ゲーム性があると楽しめるので、iPhoneのヘルスケア機能を使って、歩いた距離を「見える化」しています。
■気がついたとき、心を解き放ってみる
さらに忘れてはいけないのは心のケア。体は疲れを感じたらすぐにケアすることができますが、心の疲れは知らず知らずのうちに溜まってしまいますよね。「まだ大丈夫」と思わず、定期的に開放してあげる時間を持つことが大事だと考えています。
私の場合、お風呂で半身浴をしながら好きな本を読むこと。仕事を連想させるビジネス書ではなく、日本語の響きが美しい小説などを手に取ることが多いです。また、自分の気持ちを書き出すことで、「あぁ、疲れてるんだなぁ」「今週、いろんなことがあったよね」と客観的に見ることができ、自分を労る気持ちが生まれやすくなります。日記でもブログでも何でもOK。少し経ってから見直せば「そんなことで悩んでいたんだ~!」と自分の成長を確認する材料にもなります。
変化の激しい日常も、笑顔で前向きに乗り越えていく。そのための体と心のメンテナンスでも、自分らしさを大事にしてくださいね!