心と体がととのう、週末涙活デトックス #4 涙の力で新しい環境を心地よくする
泣語家の泣石家 霊照さんに「新生活に感じやすいストレスを解消できる」映画を集めていただきました。皆さんは今夜、どれを観る?
こんにちは、泣語家の泣石家 霊照です。
今回のテーマは「新しい環境に生きる女性」。転職に転居、身体の調子、何かが変わったときは誰しもストレスを感じるもの。まずは自分を解放する。ストレス解消におすすめの作品をご紹介します。
■『アリスのままで』
あらすじ
大学で教鞭をとるアリスは、50歳のエリート言語学者。あるとき、教壇で言葉に詰まりそのまま症状が悪化し若年性アルツハイマーと診断がくだる。家族の介護もむなしく進行する病気。思うようにいかない日々と薄れゆく記憶の中、アリスはあるメッセージビデオを自分に残し……。
【こんなときに泣ける】
家族や自分が本調子ではなくなり、肉体的・精神的にもくじけそう。思い返すのは、元気だったときのこと。何気ない振る舞いの中にあった、あの人(自分)らしさとはなんだったんだろう。「時間は巻き戻らない」。その事実を受け入れつつ、明日への一歩が欲しいときに。
【涙目の付けどころ】
この「瞬間」に目を向けてみませんか。どんな「過去」もかけがえのない一瞬の積み重なりです。精一杯向き合う今の景色が、匂いが、味わいが、音が、触れたものすべてが自分自身をつくります。目の前の人や事象を大切にし誠実に行動するーーそうしていれば、後ろを気にする暇はありませんね。
■『理想の出産』
あらすじ
哲学専攻の大学院生バルバラは、レンタルビデオ店で働くニコラと恋に落ち、一緒に生活を始める。幸せな暮らしの中で、初の妊娠を経験し、体調の変化や気持ちの浮き沈みに苦しむバルバラ。出産を遂げると、今度は怒濤の育児生活へと突入。次第に二人の仲はぎくしゃくし始めて……。
【こんなときに泣ける】
せっかくできた新たなパートナー。でも、自分が望むものと彼が思う未来とのギャップが徐々に浮き彫りに。気づけば結婚適齢期、自分だけが取り残された気分。このまま焦ってことを進めていいの? そんな悩みを抱いたときに。
【涙目の付けどころ】
「彼と自分の物語を書く」のはどうですか。人に読ませることを前提に、自分の気持ちを綴り、これから起こる未来を想像して、創り上げていく。気持ちを吐き出し再構築する作業は、最適な自己の客観視。ハッピーエンドが描けたら、あとはシナリオに沿うだけです。
それでは、ステキな週末涙活デトックスを。