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紬のふるさと結城へ 後編

皆さんこんにちは。着物部サポーターの北野です。 ようやく真冬の寒さを抜けて春が近づいて来ましたね。 桜の便りが待ち遠しいです。 結城市散策の後編をお届けします。

紬のふるさと結城へ 後編

美味しいランチを堪能した後はつむぎの館のお向かいにある
結城蔵美館に。

結城市の歴史や現代の芸術に触れることができるスポット。
地元出身のアーティストや市内で活躍する作家の作品を
展示しています。

私が拝見したのは市在住の和紙アーティストYOSHIKO TAKADA WASHI WORKS展。
和紙を立体的な造形で表現した、個性のある作品群。

和紙と藍染、琉球ガラスと和紙を組み合わせるなど、
和紙のもつ風合い×色・異素材とのコラボレーションがとても新鮮で造形が美しい作品。

平面で使用されることの多い和紙ですが、こんなに立体的な表現も出来るんだと、新しい発見!
琉球ガラスと和紙を組み合わせたというライトのオブジェの穏やかな光に癒されました♪

アート鑑賞の後はショッピングへ。

つむぎの館の敷地内にある「結の見世」。

こちらのショップではオリジナルの結城紬を使ったかわいい雑貨や
ストールなどが販売されています。

そしてほど近くの「結城 澤屋」さんへ。
店構えからして素敵♪ワクワクしながらお邪魔しました。
明治19年建造、国の登録有形文化財に指定されている趣のある建物が店舗に。
こちらではオリジナルの着物や帯の他、セレクトの帯や小物を扱っています。

今すぐ欲しいと思わせるセンスの良い着尺や帯がラインナップ。
色々拝見しましたが、注目はオーダーメイドの結城紬!!
糸の種類、色、機織りを選んでオーダーが出来ます。
糸は国産の手つむぎ糸、極細国産の手つむぎ糸から、
色はなんと100色から!!
高機か地機かを選びます。(高機は54万円~地機は81万円~。)

ドレス感覚で装え、帯選びも多彩に出来る無地きものは便利で人気も高いですね。
それだけに素材と色が勝負。
どの色がいいかな………暖色系、寒色系……う~ん、これはかなり迷います(笑)
いつかこだわりの一枚を誂えてみたいものです♪

無地結城紬の着こなしのお手本!
きものと同トーンの更紗の染め帯を合わせた店長の藪谷さんのコーディネート。
落ち着いた色選びに知性と品を感じます。

おまけですが、私も今回は結城紬で訪れました。
花唐草模様の結城紬に八寸の織り帯を合わせたコーディネート。
花模様で合わせてみました。


最後にカフェでお茶をして今回の結城めぐりは終了となりました。
結城紬の製作工程を学び、アート鑑賞、ショッピングまで楽しめ、大充実の一日でした。
お味噌屋さんや和菓子屋さん等今回は行けなかったスポットもあり、
再訪しなくては!と思いました。
一日かけて楽しめますので、是非皆さんもお着物で訪ねてみてくださいね♪

結城蔵美館
http://www.city.yuki.lg.jp/page/page000264.html

結城 澤屋
http://www.yukisawaya.com/

北野 梨恵

自他ともに認める着道楽。 和文化をこよなく愛し、特にきものに魅せられきもの歴は早や20年以上。 きもの文化検定1級に合格し、現在日本きもの学会正会員。 「みんなもっときものを着ようよ!」と休日・週末きものを提案しています。伝...

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