「携帯電話に1000万円!」の価値、ある?
ずぼらまままではいけません。やりくりや節約のしかたを学んでみましょう。
「DRESSのブログで、AKI(私のこと)が書いてたとおり『先取り貯蓄』始めたよ。でも、先に貯金しちゃうと、途中でお金が足りなくなっちゃうよ」と友人。
嗚呼、「類は友を呼ぶ」とはこのこと。さすが、私のトモダチ……。
「だからさあ、もちろん残ったお金でやりくりするのよ~」って言ったら、今度は
「やりくりって、どうすればいいの?」だって。
こういう、お金にズボラなタイプは、まず、自分が何に多く支出しているのか、確認するところから始めましょう。
私の会社(株式会社プラチナ・コンシェルジュ)のHPに
「家計のバランスチェック(子なし)」というツールがあるので、自分の家計状況を入力し、グラフのシートで「理想のバランス」と比較してみて。
理想のバランスといっても、あくまでひとつの目安にすぎず、そのとおりに暮らしましょうということではありません。ただ、突出してたくさん使っている費目があったら、それが自分の満足度と合っているかどうかを考えてみてください。もし満足度が低いなら、その費目を圧縮するように心がけましょう。
でもね、シングルの場合、誰かと家計をシェアしているわけではないので、実を言えば、貯蓄さえしっかりできれば、何にいくら使っていてもかまわないの。でも、前出の友人みたいに、どうしても赤字になってしまう場合は、楽しみのために使っている大きな支出にメスを入れることも必要!
具体的には、「飲食・交際費」「美容費」、「被服費」、「趣味費」といったところでしょうか。それぞれの費目別に、月にいくらくらい使っているか考えて、それを一生分(85歳くらいまで)掛け算してみて。きっと、恐ろしい数字になるハズ(笑)。で、それが、自分の人生にとって、それほどの価値があればヨシ、なければ少しずつ減らしていきましょう。
先日、フジテレビの「もしもの値段」という番組で、タレントの仁科仁美さんに
「1日10杯酎ハイを飲んでいて、週2日休肝日をとってるんだけど、私は一生でいくら払うことになるの?」
と聞かれ、酎ハイ1杯400円として試算したら、なんと5800万円超にもなりました。お腹の中に、ちょっとした家が2軒分くらい入っている計算です。
また、20歳から80歳まで60年間、月1.5万円携帯電話代を払ったら1000万円超に! 携帯会社が躍起になって加入者を取り合うわけです。
お金は価値との交換手段。
何と交換して人生を彩るか、電卓片手に考えると、節約に効果があるだけでなく、自分が何を大切に生きているのかも見えてくることでしょう