PYTジンでほどける夜。グリークヨーグルトの香りデザート
疲れた夜に食べたくなるのは、手の込んだものよりカラダが緩むもの。クラフトジン「PYT」とグリークヨーグルトで香りのデザートはいかがでしょう。アールグレイのベルガモット、ゆずのリモネン、ローズマリーの清涼感。それぞれの香り成分が副交感神経に働きかけます。食べて、飲んで、香りを嗅いで。疲れた夜にちょうどいいひとときを。
目次
仕事や家事が終わり、やっと訪れた自分の時間。そんなときに食べたいのは、がっつり系でも手の込んだ系でもなく、カラダが緩んで疲れがとれるものではないでしょうか。
でも、ただ甘いものを食べるだけでは物足りない……。そんな夜に試してほしいのが、グリークヨーグルトとクラフトジンのペアリングです。
今回は、朝食やブランチで人気のヨーグルトボウルを、夜バージョンにアレンジしてみました。
といっても、普通のヨーグルトではなく、グリークヨーグルトを使います。グリークヨーグルトは、水切りして作られる濃厚なヨーグルト。クリーミーで酸味がまろやかなので、お酒とのペアリングに向いています。
これを、香りをゆっくり味わえるクラフトジンと合わせてみました。ジンとヨーグルト。普通は組み合わせないふたつですが、これが驚くほど合うんです。
香り高いクラフトジン「PYT」と、アールグレイを混ぜたグリークヨーグルト。疲れ果てた夜には、香りで緩む時間を。
PYT GIN(ピュット ジン)とは
「PYT(ピュット)」はデンマーク語で、「まぁいいか……!」という意味。
“完璧”を手放して、力を抜くことを肯定する言葉です。
その名の通り、このジンも、肩の力が抜けるような穏やかな味わいが特徴です。
使われているのは、エルダーフラワーとアールグレイ、カモミールなど。
口に含むと、まずお花の穏やかな香りが広がって、そのあとほんのりスパイスの刺激が残ります。アルコール度数は高めですが、ガツンとくる感じではなく、香りをじっくり味わえるジンです。
香りデザートのこだわりポイント
“香りで緩む夜”を叶えるために、素材選びにこだわってみました。
アールグレイ、コムハニー、ゆず。
それぞれの香りが重なって、疲れたカラダを緩めてくれるはず……!
アールグレイ
朝の紅茶としても人気のアールグレイですが、今回は夜用にアレンジしました。
ごぞんじのとおり、アールグレイは紅茶の茶葉にベルガモット(柑橘類)の精油で香りづけしたもの。ベルガモットがもたらす特徴的な香りに癒されましょう。
アールグレイの茶葉をすり鉢で細かく細かく潰して、前日の夜からグリークヨーグルトに混ぜておきました。ひと晩置くと、ベルガモットの香りがヨーグルトに染み込んで、茶葉の苦みは出ずに香りだけが引き出されます。
このベルガモットに含まれる「リナロール」という香り成分には、副交感神経を優位にして心拍数を落ち着かせる作用があるそうです。
香りは嗅覚から脳の大脳辺縁系に直接届いて、思考を経由せずにカラダに働きかけますので、疲れた夜に向いているのだとか……。
コムハニー(巣蜜)
普通の蜂蜜ではなく、コムハニー(※1)を使いました。
コムハニーは、蜂の巣ごと食べられる天然の蜂蜜で、巣のワックス部分には抗菌作用があります。
口の中でゆっくり噛みしめると、ワックスから蜂蜜がじわじわ染み出してきて、花の香りと濃厚な甘みが広がります!
普通の蜂蜜にはない、噛む食感が楽しめます。
ゆず
ゆずの皮を軽くひねって、グラスに香りを移します。
ゆずは、レモンやライムと違って、“和”の柑橘。PYTジンのボタニカルな香りと意外なほど合うようです……!
そして、ゆずの皮に含まれる「リモネン」という香り成分には、抗不安作用があるとされています。
※1……コムハニー(巣蜜)は天然のまま食べられる貴重な蜂蜜です。しかし、市場には砂糖液などを与えて作った偽物も存在します。見分けるポイントは、白い蜜蓋があるか、自然な香りと濃厚な風味があるか、産地や採取者が明記されているかを確認しましょう。極端に安い商品や透明すぎる蜜は避けるのが安全です。
クラフトジンにグリークヨーグルトを合わせる理由
お酒とデザートのペアリングといえば、ワインとチーズ、ウイスキーとチョコレートが定番。
ジンとヨーグルトという組み合わせは、あまり聞かないのですが、だまされたと思って試してみてください。これが驚くほど相性が良いんです。
グリークヨーグルトの乳酸の酸味が、ジンの複雑で豊かな香りを引き立てます。クリーミーな質感が口の中でジンの尖ったアルコール感を和らげて、香りだけがふわっと広がります。
とくに、PYTジンのような、お花やハーブを活かしたボタニカルジンは、グリークヨーグルトの発酵した風味と重なって、花の甘さと酸味が交互に口の中でふわっと膨らみ、幸せホルモンがあふれてきます……!
そこにアールグレイのベルガモット、ゆずの柑橘、ローズマリーの清涼感が加わると、口の中で香りが何層にも分かれて広がっていきます。
グリークヨーグルトを食べて、ジンを口に含んで、グラスの香りを嗅ぐ。この一連の動作が、疲れた夜にカラダを緩めてくれるんです。
材料から食べ方まで
材料(ひとり分)
材料は目安です。季節のフルーツなど、好みのものを合わせてアレンジしてみてください。
・グリークヨーグルト … 150g
・コムハニー(巣蜜) … 大さじ1〜2
・アールグレイ茶葉 … 小さじ1(すり鉢で細かく)
・柿 … 4分の1(皮付きのまま薄切り)
・乾燥フルーツ … 適量(レーズン、クランベリーなど)
・アーモンド・くるみ … 適量(砕く)
・ローストオーツ … 小さじ2
・クラフトジン PYT … 30ml
・ローズマリー … 1枝(香りづけ用)
・ゆず皮 … ひとひら
作り方
▷ 前夜
1. すり鉢でアールグレイの茶葉を細かくする
2. グリークヨーグルトに混ぜて、冷蔵庫でひと晩寝かせる
▷ 当日
3. オートミールをフライパンで炒る
4. グリークヨーグルトを器に盛り、コムハニーをのせる
5. 柿、乾燥フルーツ、ナッツ、ローストオーツをのせる
6. グラスにジンを注ぎ、ローズマリーを添える(香りを楽しむため)
7. ゆずの皮を軽くひねって、香りを移す
おすすめの食べ方と味わい方
まず、グリークヨーグルトをスプーンですくって、口に入れます。アールグレイのベルガモット、グリークヨーグルトの酸味、コムハニーの濃厚な甘み。柿のシャリっとした食感、乾燥フルーツの凝縮された甘み、ローストしたナッツの香ばしさを味わいましょう。
そこで、ジンを少し口に含みます。グリークヨーグルトのクリーミーさが口の中に残っているところに、PYTジンのエルダーフラワーとカモミールが重なって、複雑な香りが広がります。ジンのアルコール感はグリークヨーグルトに包まれて、香りだけがふわっと鼻に抜けていきます。
グラスに鼻を近づけると、ローズマリーの清涼感とゆずの皮の香りが広がります。グリークヨーグルトを食べて、ジンを飲んで、香りを嗅ぐ。この繰り返しで、カラダの力がすっと抜けていきます。
とはいえ、もちろんこれはあくまで一例です。自分の好きなタイミングで、好きなように味わってください……!
クラフトジン「PYT」は、オンラインショップで購入いただけます。
「購入はこちらから」のボタンを押下して詳細を確認してみてください。
⬇︎⬇︎⬇︎
ジンとグリークヨーグルトで疲れをリセット
いろいろやることを片付けて、やっと訪れた自分の時間……。そんな夜は、強いお酒でガツンといくより、香りで緩むほうが心地いい日もあるでしょう。
ジンのボタニカルな香りは、嗅覚から直接に脳に届いて肩の力を抜いてくれます。グリークヨーグルトのクリーミーさが、アルコールの刺激を和らげて香りだけを引き出す……。
アールグレイとゆず、ローズマリー。それぞれの香りが重なると、副交感神経が優位になって心拍数が落ち着いていきます。
この繰り返しが、疲れた夜にちょうどよいみたいです。
どうでしょう?
材料の購入先
本記事内でご紹介した材料の一部は、以下のオンラインショップでお求めいただけます。
↓ アカシアコムハニー ↓
↓ クラフトジン「PYT」 ↓
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。