「吸うやつ」ってなに? 使い方は? おすすめ吸引系アダルトグッズについて解説!
SNSでも目にする「吸うやつ」と呼ばれるセックストイ。興味はあるけれど、実際に購入するのも恥ずかしいし、使うのはもっと恥ずかしい……なんて考えてしまうことも。初心者の方でも安心して「吸うやつ」を使えるよう、性欲尊重ライターのうねりちゃんが実際に使ってみての感想やおすすめポイント、注意点を紹介してくれました。
目次
こんにちは! ライターのうねりと申します!
1年前にアダルトグッズを集め始めてからというもの、何個も吸引系バイブを買い、最近もまた新しい吸引系バイブと出会いました。ますますマスターベーションしてしまいます。誰か止めてください。
今回は、数多くのアダルトグッズに囲まれて“性活”している筆者が話題の吸引バイブについて解説していきます。
今やアダルトグッズ業界の新常識となった吸引系アダルトグッズ。
価格帯も2000円〜1万円を超えるものや、吸引と挿入ができるもの、吸引のみのもの、加熱機能がついたものなど、たくさんのメーカーさんからさまざまな種類が発売されており、自分の身体や好みに合ったものを選ぶことができます。
記事の後半では、実際の使用感と筆者が個人的におすすめできる吸引系バイブをご紹介します!
まずは吸引系バイブの中で王道である「吸うやつ」について詳しく解説します。ちなみに筆者は、1年前に吸うやつを購入してから今でも吸われ続けています。もしかしたらクリトリスが少し伸びているかもしれませんが、構いません!
おすすめしたい! 話題の吸引バイブ「吸うやつ」とは?
アダルトグッズに興味を持っている人なら誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。「吸うやつ」という単語を。というかもはや隠語でしょうか。気になりますよね。
そもそも「吸うやつ」とは、上品な女性のセックス市場に焦点をおいているブランド「Toy cod(トイコッド)」さんから発売されている「Tara(タラ)」という商品のことなのですが、通称、「吸うやつ」として浸透している大人気の吸引系バイブです。
通称でしか知らないなかで購入した筆者は、商品の箱のどこにも「吸うやつ」とは書かれておらず、「え!? Taraって何!?」と驚いた記憶があります。ですが「吸うやつ」と検索して出てくるのは「吸うやつ」こと「Tara」なので、間違いはありません。アダルトグッズ業界の七不思議。他にも吸引系バイブはたくさんあるのですが、「吸うやつ」といえばこの商品です。誰がなんと言おうと、そうなのです。
この素敵なフォルムに拍手を贈りたい。ご覧の通り、吸引部分と挿入部分があり、挿入しながら吸われることが可能です。吸引部分はもちろんのこと、筆者は「挿入するやつ」と呼んでも良いと思っているくらい「吸うやつ」の挿入部分もとても好き。使えばわかる挿入部分の良さについては後半で詳しく書いていきます!
価格も4280円(税込)とお手頃。実際に1年間使用してみたところ、お値段以上の働きをしてくれています。そしてオナニーすればする分だけお得になるのでこれからもたくさん使ってイク予定です。
気になる「吸うやつ」の使い方は? 初めてでも簡単に扱えるの?
まずは充電! 隠されし充電口
「吸うやつ」は充電式なので事前に充電を済ませておく必要があります。「吸うやつ」を初めて手にした時の筆者は、「……充電器、挿すところがないのだが?」と困惑したことを覚えています。「吸うやつ」の充電口を舐め回すように探し、早く使いたいムラムラがイライラに変わってきたころ。筆者はようやく説明書の存在に気が付き、充電口を発見することができました。
ここです。
吸引部分の一番上にある小さな穴でした。わかるかっ!
そして、不安になるくらい結構な力で押し込まないと挿さりません。
充電中は表示ランプが点滅し、完全に充電されると表示ランプが点灯状態になります。
フル充電するには2時間。使用可能時間は40分です(説明書にはフル充電してから使用してくださいと書かれていました)。
皆さん、2時間の辛抱です!
充電が完了し、いよいよ「吸うやつ」を「吸うやつ」として稼働させることができます。
「吸うやつ」は“弱振動”で十分気持ちいい!
ボタン(上側)の長押しで、吸引がスタートします。
吸引には3段階あり、ボタンを押すごとに「弱・中・強」と切り替わります。ですが、筆者はいまだに「弱」以外は使えません。「弱」で十分です。
ボタン(下側)の長押しで、挿入部分の振動がスタートします。なんとこちらの振動には「弱・中・強」の3パターンに加えて、リズム振動やランダム振動の7パターンがあり、合わせて10パターンあります。レパートリーが多すぎる。ですが、こちらも「弱」以外は使ったことがありません。むしろ挿入部分は振動なしでも十分気持ちいいです。
そしてなんと、今販売されている「吸うやつ」には加熱機能がついており、ボタンをふたつ同時に押すと挿入部分がじんわり温かく加熱されるそうです。これぞ至れり尽くせり。これから買える方が羨ましいです!
「吸うやつ」の使い方を説明書よりも詳しく説明
「吸うやつ」には挿入部分と吸引部分があるので、クリトリスと膣内を同時に刺激できるようになっています。挿入せずに吸引部分だけ使おうと試みたこともありましたが、吸引部分があまり動かないため、挿入しないとクリトリスには当たりませんでした。
なので、「吸うやつ」に吸われたい場合は挿入をする必要があります。2点責めのみ可能です。
まず、準備するものは、
・充電が完了した吸うやつ
・バスタオルや吸水シーツ(潮吹き対策)
・気分の上がるオカズ
・必要であれば潤滑剤
です。
使用の手順は、以下のとおり。
2. ふたつのボタンを長押しして加熱機能をオンに。挿入部分をあらかじめ温めておきましょう。
3. 好きなオカズで気分を高め十分に濡らします(濡れない場合は膣内用の潤滑剤を)。
4.温まった挿入部分をゆっくりと挿入します。ボタン(下側)を長押しして振動させても◎
5.ボタン(上側)を長押しして吸引を起動します。
6.吸引部分をクリトリスに当たるように調節します。
コツは、吸引部分を性器に当てないように浮かしてから当て、また浮かして当てること。これをスポスポ繰り返していると、そのうち最高のクリスポットが見つかります。
これで極上の吸引が味わえます。コングラッチュレーション。
「吸うやつ」使用上のポイントと注意点って!? お手入れ法は!?
ローションとの併用がおすすめ
説明書にも書かれているのですが、ローションを使うと快感が高まります。あらかじめローションをクリトリスに塗っておくのがおすすめです。
(ローションなしでも十分に気持ち良く使えます!)
ローションを塗ったクリトリスを吸われると、よりクンニ感が高くなりとても気持ち良いです。ただし、あまりに気持ちよすぎて、寸止めする難易度も上がってしまうのです。準備する時間より、使用時間の方が短くなってしまうと、なんだか悔しい思いがするので注意してください!
うねりちゃんによる使用上の注意点
「吸うやつ」使用上の注意点を挙げていきます。
1.購入したら、なるべく早く充電しておくようにしましょう。いざ使いたいと思ったときに2時間全裸待機になってしまわないよう、事前準備がおすすめです!
2.吸引部分の洗浄には流水を使用せず、拭き取って清潔にするようにと書かれています。つまり、完全防水ではないので注意が必要です(ちなみに筆者は潮吹きしたうえ、石鹸を使って吸引部分も洗ってしまっていましたが、今のところまだ壊れていません)。
3.潮を吹くと後処理がたいへんです。バスタオルや吸水シーツなどを敷いてから吸われましょう。
4.音が意外に大きいです。とくに吸いついている最中の音が大きいので、ご家族がいる方は配慮が必要になってきます。はじめは「すぽぽぽぽ」といった感じですが、潮を吹くと「じゅぼぼぼぼ!」とさらに音が大きくなります。サビの盛り上がり方です。
5.クリトリスにクリティカルヒットさせるのに少しコツがいります。最初は「ここで合ってる?」と確認しながら、吸引部分を動かして探す必要があります。ただし、気持ちい良いポイントで使用すると、すぐイキそうになるのでそれはそれで注意が必要です。
6.「吸うやつ」を使いすぎると、強い刺激に慣れてしまい、セックスでイキにくくなると言われています。使いすぎには十分ご注意を。
お手入れ方法
オナニーが終わったあとに待っているのは、片付けです。イって片付けが終わるまでがオナニーと心得ましょう。
挿入部分は完全防水なので気にせず洗えるのですが、吸引部分は日常生活用防水(手洗いや洗顔で飛び散る水滴や雨が当たるというレベルの水を防ぐという意味)で流水はNGとなっています。除菌ウェットティッシュやアダルトグッズ専用の除菌クリーナーなどを使用して掃除するのがおすすめです
説明書には「乾燥した涼しい場所で保管してください」と書かれています。寒い時期は常温放置でOKですね。
きれいに洗う、乾かす、涼しい場所で保管する、というのが正しい流れ。ていねいな暮らしを意識する必要がありますが、使うごとに愛着もわいてきます。好きです。
【使用感レポート】吸引系バイブ「吸うやつ」ほか……実際に使ってみました!
吸引系バイブというと、何より使用感が気になりますよね。ここまでは「吸うやつ」について詳しく解説してきましたが、ここからはアダルトグッズをこよなく愛す筆者が「吸うやつ」を含め、おすすめ吸引系バイブの使用感を紹介していきます。
1.「吸うやつ(Toy cod Tara)」
1年前から愛用している「吸うやつ」。使うたびに「やっぱりすごいな……今日も良かったよ……」と感銘を受けます。
お値段は4280円(Amazonでの販売価格)。表面はサラサラのシリコンで手触りがとても良いのが特徴です。
ただ、全体的に硬い質感なので、アダルトグッズを使うのが初めての方や挿入に慣れていない方は、多少の異物感や抵抗感があるかもしれません。そういや自分にもそんなときがあったっけ……(遠い目)。
まずは挿入部分の形の良さについて語らせてください。そこまで長くはないのですが、ボコボコのおかげで、少し出し挿れするだけでものすごく気持ち良いのです。筆者はあえて振動させずに膣内の感覚を研ぎ澄まして使用します(多分、職人の顔つきをしているはずです)。挿入部分の根元が細くなっているので抜けづらく、入り口の違和感や圧迫感も少ないため、使い心地は最高です。
膣内の快感が高まったところで吸引を始めます。筆者の場合、ノーハンド(※)だとクリトリスには当たらないので、吸引部分を少し浮かしてから位置を微調整していきます。
※ノーハンド:挿入したあとに手を離してほかの性感帯を触るテクニックのこと。「吸うやつ」は形状的に一度挿入すると抜けづらいのでノーハンドがしやすい。
すぽっとクリトリスにハマり吸引されると、気持ち良さで膣がしまり挿入部分のボコボコが膣内を刺激してすぐにイきそうになります。そこからは「吸う」「潮吹く」「離す」「吸う」「潮吹く」「離す」の攻防戦。快感を少しでも長く楽しみたい……。そんな望みもむなしく、我慢できてせいぜい1分程度。オナニーはごくごく短い時間で終わってしまいます。振動無しの、吸引“弱”でこのありさまです。
「吸うやつ」を使うと強い刺激に慣れてしまい、セックス でイキにくくなるとの声も多いですが、筆者は間隔を開けて使う&使用時間はとても短い&吸引力は「弱」のみなのでとくに問題は感じていませんまさに「吸うやつ」策士!)。
今では使い方の勘所を押さえている筆者ですが、かつてハマりすぎて、隙あらば吸われたい欲求にかられてしまう自分が怖くなって、「吸うやつ」をクローゼットの奥に閉じ込めたこともありました。SNSでも「泣く泣く吸うやつを封印した」という声が多く、誰もが一度は通らねばならない道のようです(通過儀礼)。
吸うやつのメリット・デメリットをまとめると……
メリット
・挿入部分も吸引部分も気持ち良い
・根元が細く膣口の圧迫感がない
・挿入部分に加熱機能付き
デメリット
・刺激が強い
・吸引音が大きい
・完全防水ではない
・挿入が必須。吸引部分のみでは使えない
もちろん、人によって合う合わないはあると思いますが、まだ吸引系バイブを持っていない方には最初のひとつにぴったりだと思います。
近頃、他の吸引系バイブでも商品説明欄に「吸うやつ」と書かれているものが増えています。たしかに「吸うやつ」ではあるのですが、本物の「吸うやつ」は「Toy Cod」さんの「Tara」ですのでご注意ください!
2.「吸引&ピストン(Toy cod 立鳥)」
「吸うやつ」と同じメーカー「Toy cod」さんから発売されている「立鳥(タトリ)」という商品です。お値段税込み3480円。お値段は「吸うやつ」よりお安めです。
こちらも表面はサラサラのシリコンで手触りがとても良いです。また、全体的に硬めの作りで、挿入してみると太さや大きさを感じます。
こちらの商品の特徴は……
・吸引部分のみで使える
・挿入部分がピストン(伸縮)する
・吸引部分も完全防水
「吸うやつ」の足りない部分を補うために作られたのでは?と思いたくなるスペックですね。
吸引部分を単体で使えるので、より集中して吸引感を味わうことができます。ストトト……と吸い付いて、優しくタップされているような吸引感です。「吸うやつ」と同じく音は大きめです。吸引部分も全てシリコンで覆われており完全防水なので、気兼ねなく潮吹きすることができます。
そうこうしているうちに膣も騒ぎ始めるので、反対側の挿入部分をブチ込み、黙らせます。
挿入部分のピストン機能は、手を添えているだけで一定のリズムと一定の強さで膣内を刺激することができる優れもの。これぞオナニーという感じで、お腹側に当たるように先端を傾けるととても気持ち良いです。
そうこうしているうちに、今度は逆にクリトリスが騒ぎ始めるので、反対側の吸引部分に吸ってもらい、黙らせます。
吸っては挿れ、挿れては吸い……。同じことを繰り返す簡単なお仕事。「吸い」と「挿れ」を同時に味わうことはできませんが、どちらも単体で味わえるのは個人的にはとても気に入っています。
他にお気に入りの挿入アイテムがあれば、そちらを挿入しながら「立鳥(タトリ)」に吸引してもらうことも可能です。逆に、お気に入りのローターや吸引のみのグッズがあれば、そちらをクリトリスにあてながら「立鳥(タトリ)にピストンしてもらうこともできます。
このように、二刀流スタイル「立鳥(タトリ)」のみなど、いろいろな楽しみ方があります。挿入すること自体にそこまで執着していない“外イキ派”の方で、(たまには挿入も楽しみたい方に、とくにおすすめです。
立鳥のメリット・デメリットをまとめると……
メリット
・挿入せずに吸引単体で味わえる
・手を動かさずにピストンが味わえる
・使い方のバリエーションが多い
・吸引部分まで完全防水
デメリット
・太さもあり刺激が強い
・音が大きい
・「吸い」と「挿れ」を差し替える際に手が汚れやすい
・2点同時責めされたくなる(結局ね)
3.例の全部盛り「ZEMALIA OTTO」
人気アダルトグッズメーカー「ZEMALIA(ゼマリア)」さんから発売されている「OTTO」という商品です。通称・例の全部盛り。強い。
こちらの商品の特徴は、
・吸引、バイブレーション、ピストン、加熱の1台4役
・丸洗い可能
です。
こちらも「吸うやつ」や「立鳥」と同様、サラサラのシリコンで手触りがとても良いです。そして、硬め・太めの全部盛りです。
筆者も使用してみたところ、大満足でした。ピストンされながら吸われる究極の2点責めを味わいました。
オナニー中の(何かが物足りない……)というもどかしさを解決してくれます。
ただ、ピストンされながら吸引部分をクリトリスに当てるのが少し難しい。バイブ本体を支えながら、吸引部分を調整するため両手を使います。ですが、慣れてくると片手で本体を支えながら吸引部分を調整できるようになるので、乳首を触ったりオカズを吟味したりすることが可能です。器用〜!
挿入部分に加熱機能がついているため、膣口が温かく、オナニーでも温もりを感じることができます。温かいっていいなぁ。
ピストン × 吸引なのですぐにイってしまうのですが、満足感がとても高いです。
Amazonさんでの商品説明画像に「かんぜんに性感帯をぶっつけます」と書かれていて、惚れ惚れとしました。
OTTOのメリット・デメリットをまとめると、
メリット
・1台4役で、大大大満足!
デメリット
・太さもあり刺激が強い
・音が大きい
・吸引部分を調整するのにコツがいる
でした。メリットがでかいでかい。
3つの吸引系バイブを比較してみた
今回、「吸うやつ」について詳しく解説しましたが、筆者自身、解説しながら「吸うやつ」の良さを再確認することができました。ありがとうございます。なんだかんだ、「吸うやつ」は、すごいのよ。揺らぐことのない王道アイテムなのです。吸引系バイブをまだ持っていない方には1番におすすめしたい商品です。
他に紹介した吸引系バイブも人気のメーカーさんから出ているもので、尚かつ値段も高すぎないので胸を張っておすすめできます。
それでは、紹介した3つのアイテムを、簡単に比較してみます。
価格について
・吸うやつ ……4280円
・立鳥……3480円
・OTTO……4480円
※ 価格はサイトによって変動がありますのでご注意ください
機能について
・吸うやつ……挿入と吸引×挿入部分加熱
・立鳥……ピストンのみ×吸引のみ
・OTTO……ピストンと吸引×挿入部分加熱
サイズについて
・吸うやつ……小ぶりで根本が細め
・立鳥……大きくて太め
・OTTO……立鳥とほぼ同じサイズ感
サイズに関して付け加えると、太い部分については3つともほぼ同じ太さでした!
あなた好みの吸引系バイブで快適&素敵なオナニーライフを!
今や吸引系バイブは選び放題(!?)の時代に突入していて、今回紹介したアイテム以外にもさまざまな商品が発売されています。吸引感や音の大きさなどはそれほど大差が無いのですが、商品によって特徴が異なるので、自分に合いそうな吸引系バイブを探してみてください!
繰り返しになりますが、使いすぎると強い刺激に慣れてしまい、セックスのときに快感を得にくくなってしまう可能性もあるので注意してください! 「吸うやつ」を使って、快適なオナニーライフを過ごしましょう!
※商品の金額は、2022年2月時点でAmazonに記載されていた価格をもとにしております
※この記事は2022年2月7日に公開されたものです