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パーソナルカラーの落とし穴! 大人女性がメイクをもっと楽しむふたつの方法

アラフォー世代の美容では、トレンドだけでなく、“いかに自分を魅力的に見せるか”を意識したコスメ使いで、「楽しく」「美しく」をモットーにしてみませんか。時短美容家の並木まきが、「大人世代がやめたいコスメ使い」をお話します。今回は、ここ数年ですっかり定番となった「パーソナルカラー」の落とし穴について。

パーソナルカラーの落とし穴! 大人女性がメイクをもっと楽しむふたつの方法

■コスメを選ぶときに「ブルベ」「イエベ」にこだわりすぎてない?

ここ数年ですっかりおなじみになった「パーソナルカラー」。自分が持って生まれた色(肌、瞳、髪の色など)をもとにして似合う色を診断する手法で、一般的に、「イエベ(イエローベース)春」「ブルベ(ブルーベース)夏」「イエベ秋」「ブルベ冬」の4つのグループに分けられます。

各メーカーでも、“イエベ向き”や“ブルベ向き”とパーソナルカラーに準じた「似合う色」の提案をしていることから、新しいコスメを買うときに参考にしている大人女性も多いと思います。

けれど一方で、パーソナルカラーに沿ってお買い物をしているのに「メイクした顔がなんだか前ほどしっくりこない」「結局、いつも同じような仕上がりにしかならない」と不満を抱いている女性も少なくありません。

それはもしかすると、パーソナルカラー頼りのコスメ選びを見直すタイミングなのかも。

■パーソナルカラーに沿ったメイク=その日もっとも美しく見えるメイクではない!?

筆者の個人的経験も踏まえたお話をすると、パーソナルカラーは便利だけれど、そこにとらわれすぎてしまうと、メイクがワンパターンになったり古臭く見えたりしやすいなと感じています。

特にアラフォー世代の女性は、体調や気候、疲れ具合などによって、顔の雰囲気が変わりやすくなります。つまり、パーソナルカラーに従ったメイクだからと言って、必ずしも「その日の自分を最も美しく見せるメイク」になるとは限らないのです。

たしかに、一度きちんとパーソナルカラーをチェックしておくと、ずっとお買い物の参考にできるので便利。ですが、そこにこだわりすぎるよりも、もっと自由にコスメを選んだほうが、アラフォーのメイクはフレッシュに見えやすいのも確かです。

■メイクの幅を広げるふたつの方法

このようなお話をすると「そうですね!」と共感してくれるアラフォー女性は多いのですが、次の瞬間「でも、どうやって?」「パーソナルカラーにこだわらずに選ぶと失敗しそう」などの疑問が湧いてきますよね。

そこで今回は、筆者が実践している新しいカラーの取り入れ方のヒントをふたつご紹介します。

コフレや限定品をきっかけにメイクの幅を広げてみて

新しいカラーに挑戦したいという方に提案しているのは、「限定品」や「限定カラー」を使ってメイクのバリエーションを増やすことです。各メーカーが出す限定品や限定カラーのコスメは、まさにその年の「トレンドど真ん中」のカラー展開が多く、パーソナルカラーを意識せずに使っても“旬顔”に導きやすい製品がそろっています

年末年始時期には各メーカーが「コフレ」として定番商品や人気商品を集めたセットも販売するので、こういったものを活用して、これまでに使ったことのない色や製品にトライしてみるのも◎

20代や30代の頃には「似合わない」と避けていた色みでも、40代になって使ってみたらしっくりきた! ということも少なくないので、試さない手はないと思います。

新規カラーはアイシャドウのワンポイントで取り入れる

「普段試さないカラーをいきなり取り入れるのは不安」という方は、アイシャドウを「ワンポイント」で取り入れるのがおすすめです。

たとえば、ベースは定番ブラウンのグラデーションにして、目尻や下まぶたにだけレッドをのせてみるなど。個人的には、リップは顔色を大きく左右するためわりと難易度が高いと考えているので、最初は目元メイクが挑戦しやすいかもしれません。

その日の洋服のテイストや色によっても、似合う色やしっくりくる色が異なる場合も。「使ってみたかったけれども、パーソナルカラーとは違うから……」と諦めていたコスメは、洋服とのトータルコーディネートを考慮して取り入れるのもおすすめです。

とはいえ、基本的にアイメイクのカラーはどう取り入れても意外とどうにかなるとも筆者は考えています。見慣れない色に最初は違和感を感じるかもしれませんが、ぜひ大胆にチャレンジしてみてください◎

パーソナルカラーに沿ったメイクでも、その日の顔にピタリと合っていない気がするなら、ぜひ思い切って普段は挑戦しないカラーの投入を。使う色やアイテムを変えるだけで、顔が思った以上に活き活きしたように感じたり、思わぬ“似合う色”に出会えたりするきっかけになります。

メイクは、自由に楽しんだ者勝ち。ぜひ、フラットな気持ちで気分のままにコスメを選んでみてください。

並木まき

時短美容家。一般社団法人 時短美容協会 代表理事。元「美人すぎる市議」として多くのメディアに出演。“単なる手抜きや省略ではなく、そのときの自分に必要なケア、メイクを見極め、最小の手間で最大の美を得る”をモットーにしたオリジナ...

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