彼を虜にする喘ぎ声。セックス中の会話のコツは?
セックス中の喘ぎ声。パートナー以外の人には見せない姿だからこそ「こんな声を出したら変かな?」「声が大きすぎるかも」と気になっている方も多いようです。この記事では、男性が興奮する喘ぎ声や、セックスを楽しむための会話のコツを紹介します。
■セックス中の喘ぎ声と言葉
ほとんどの女性はセックス中に喘ぎ声を出していると思いますが、自分の喘ぎ声は変じゃないのか、周りの女性たちはどんな喘ぎ声を出しているのか、男性はどんな喘ぎ声に興奮するのか、考えたことはありませんか。
そして、セックス中に発する言葉。これは個人差がとても大きく、全く言葉を発しない人、ひとことふたこと程度は喋る人、自分からどんどん喋りかける人、セックス中でも日常会話を続ける人など、性格や経験値によって分かれるようです。
今回は男性が興奮する喘ぎ声をはじめ、セックスを盛り上げるための会話術をご紹介します。
■【男性の意見】こんな声に興奮した! こんな言葉を言われたい!
男性は女性のどんな喘ぎ声に興奮し、どんな言葉を聞きたがっているのかを聞いてみました。
「演技でもいいからかわいい声を出してほしい」という男性も少数いましたが、ダントツで多かったのは「自然に出た声ならどんな声でもうれしい」というものでした。
言われてうれしい言葉で一番多かったのは、快感を伝える「気持ちいい」という言葉。次に、「〇〇して」など自分がしてほしいことをリクエストする言葉もでした。ふたりで一緒に気持ちよくなっていることを確認できる言葉や、積極的にセックスに参加する気持ちが伝わる言葉に男性は喜ぶようです。
体や男性器、セックステクニックを褒められるとうれしいという人もいました。女性も「かわいい」とか「肌がすべすべだね」などと褒められるとうれしいですよね。
喘ぎ声もセックス中の言葉も、求めているものは性別に関係なさそうですね。
■私、こんな喘ぎ声を出してます
どんな喘ぎ声を出しているのか、パートナーにどんな言葉をかけているのかを女性にも聞いてみました。
■セックス中に何を言えばいいのかわからない
セックス中には、喘ぎ声だけでなく言葉を発することも大切です。多くの女性はセックス中に言葉を発することを遠慮しており、喘ぎ声の調子や呼吸の荒さだけで自分の気持ちよさを伝えようとします。しかし実際には伝わっておらず「なぜわかってくれないんだろう」と悩む人が多いのです。
感想をはっきりと言葉にして伝えるのは照れるかもしれませんが、ひとことでも声をかけられるのはうれしいことです。何を喋ればいいのかわからない人も、次の3つなら試しやすいかもしれません。
1.「気持ちいい」
言葉にしやすいのは「気持ちいい」ではないでしょうか。気持ちよくないときに言う必要はないですが、気持ちいいときには喘ぎ声だけでなく「気持ちいい」ときちんと言葉で言うべきです。喘ぎ声で気持ちよさを伝えるより何倍も心に響くはずです。
「気持ちいい」は何度言ってもいい点でも便利な言葉ですよね。相手の目を見て言えば一層気持ちが伝わります。
2.リクエスト
してほしいことは言葉で言うのがベストです。
「舐めてほしい」のひとことが言えず、味付きのローションやフェロモン香水で男性の口を股間におびき寄せようとする人も……。おびき寄せる計画はスルーされる可能性もありますが、「舐めて」と言えばたったひとことで舐めてもらいたい気持ちが100%通じます。しかも「舐めて」とお願いすると、ほとんどの男性は喜んで舐めてくれるんです。
逆に考えてみると、男性の体を愛撫をするときには、無反応よりは声を漏らしてほしいし、ただ声を漏らすよりは「ゆっくり動かして」や「乳首もさわって」のように、好みのやり方をリクエストされる方がうれしいですよね。リクエストに応えることでもっと気持ちよくしてあげられるということですから。
リクエストすることは相手を困らせることではなくて、喜ばせることです。してもらいたいことはどんどんお願いしましょう!
3.「好き」
好きな者同士のセックスなら、どんどん愛情を伝えていきたいですよね。普段は愛情を伝えるチャンスが少なくても、セックスなら感情も高まっていて言いやすいし、性別に関わらず「好き」「愛してる」はうれしいはず。
セックス中だとしても、はじめは言い慣れていない言葉に戸惑う人もいるかもしれませんが、そこは自分から率先してどんどん言っていきましょう。相手も聞き慣れたら恥ずかしさも薄れてくるはずです。
■喘ぎ声の盛りすぎに注意
喘ぎ声もセックス中の言葉も、男性はありのままの声と言葉を聞かせてほしい一方で、女性はかなり気をつかっている人が多い印象でした。
声を全く出さずに無反応でいるよりは、少し吐息を漏らす程度でも声を出した方が、ふたりの気持ちが盛り上がるとは思いますが、過剰な演出の喘ぎ声や言葉は後から自分の首をしめることになりかねません。
サービス精神の強い女性に多いのが、気持ちいいから声を出すのではなく男性を興奮させるために意識して声を出すこと。どんな声を出せば男性が興奮するのか、どんなタイミングなら喜ばれるのかを研究し、習得していった結果、パフォーマンスのようなセックスしかできなくなる人が少なくありません。そして「彼は気持ちよくなっているのに私は気持ちよくなれない」という悩みに発展しがちです。
特にこの現象に陥るのが、男性の興奮度に合わせて声の調子とボリュームを上げていく女性。雰囲気を盛り上げるため、相手に喜んでもらうためにやっているつもりが「同じタイミングで気持ちよくなれてる!」と相手に錯覚させてしまいます。
その結果、喘ぎ声がクライマックスに近づいていると感じた男性は、女性がイクのを待つようになります。全くイク兆候がないのにイキ待ちされるプレッシャーに耐えられず、イク演技もするハメになります。
そして「こうするとイクんだ!」と間違った情報が相手にインプットされることで、毎回気持ちよくない行為に同じように演技し続けなければならず、声の演技に意識が向くことで自分がセックスに没頭することが難しくなってきます。
自分が気持ちよくなることよりも男性を興奮させ喜ばせるのがセックスの喜びになっていませんか? もちろんそれもセックスの楽しみのひとつですが、このような考え方に至ってしまうと、男性の射精へのこだわりが強くなる傾向もあり、男性がたまたま調子が悪く射精まで至らなかったときや、新たにお付き合いを始めた男性が中折れ体質や遅漏体質だったときには、自分が興奮させられなかったのが悪いのでは……と自信を失いがちです。
ふたりで気持ちよくなるためにも、喘ぎ声は相手の興奮のためではなく、自分の快感のバロメーターとして考えた方がよさそうですね。意識して快感がそがれるくらいなら、快感だけに集中して多少ワイルドな声や変な声になった方が、より本当に気持ちよくなっているのが伝わるはずです。
素直な反応を見せて心を開いていくこと、自分の気持ちを言葉でしっかり伝えることは、セックスにおいても重要なことなのです。