ヤンデレの特徴８選。メンヘラとどう違う？

相手を好きすぎるあまり病んでしまう「ヤンデレ」。しばしば「メンヘラ」と混同されますが「ヤンデレ」と「メンヘラ」には大きな違いがあるようです。今回はヤンデレの特徴を、メンヘラと比較しながらご紹介します。

■「ヤンデレ」とは？

ヤンデレとは「病んでる」と「ツンデレ」を組み合せた造語です。よく「メンヘラ」と混同されますが「ヤンデレ」は、好きな人と関係がうまくいっているときはデレデレと甘え、相手からの愛を感じられなくなったとき「病んでる」を発動する“相手中心型恋愛”の傾向にあります。

一方の「メンヘラ」は、誰よりも自分を愛してほしい、自分だけ満たされればそれいい、といった“自己中心型恋愛”をするのが主な特徴です。

今回は「ヤンデレ」と「メンヘラ」を比較しながら、具体的にどのような特徴があるのがご紹介します。

■ヤンデレの８の特徴

まずはヤンデレの特徴から、具体的なシチュエーションとともにご紹介します。

１．連絡がつかないと心配になる

ヤンデレの大きな特徴は、常に“相手ありき”であること。パートナーや好きな人と連絡がつかない……そんなときヤンデレは「私、嫌われるようなことしちゃったかな」「もしかして相手になにかあったのかな!?」と、相手の感情や状況を想像します。妄想力が豊かなヤンデレは勝手にひとりで想像を膨らませて「病んでる」状況を作り出すことも。

２．パートナーが他の人を褒めると病む

デート中、もしパートナーがすれ違った人を見て「あの人、スタイルいいね」と褒めたとしたら……。「そうだね」と必死に作り笑いをして自分の本心を隠します。だって嫉妬しているって気付かれたくないから。でも、その後ひとりでズーンと落ち込むことも……。

３．連絡は待つ派

連絡は待つ派。相手の状況を第一に考えながら病むのもヤンデレの特徴です。パートナーが飲みに行って深夜まで帰ってこなかったら……。友達とすごく盛り上がっているのかもしれない。０時まで連絡を待ってみる。それでも連絡がなければ「どこにいるの？まだ？」とメッセージを送りたくなる気持ちをぐっとこらえて「大丈夫？」と様子を伺います。

４．幸せだと周囲にデレる

「病んでる」ときも多いけれど、それは相手に対する愛が強いから。友人との会話でも「幸せだよ～」とのろけちゃう。時にうっとうしいと周囲に思われてしまうほどにデレることも。

５．気付いたら不幸な恋に

本当は幸せな恋をしたかったのに、気付けば不幸な恋に……というのもヤンデレあるある。パートナーが好きすぎるがゆえ、恋がうまくいかないことも多いです。

６．同性の友達がいる

時にデレ、時に「病んでる」ヤンデレは、感情的で共感性豊か。友人関係では「一緒にいて楽しい子」という印象に。一緒に怒ったり泣いたり、共感して励ましてくれる存在として、友人から相談を持ちかけられることもしばしば。

７．SNSはポジティブ投稿

「病んでる」ことも多いヤンデレですが、デレている自分と「病んでる」自分の使い分けはしっかりとできている人が多いのも特徴。

SNS投稿はデレているときだけ。アップするのは楽しかった友人たちとの思い出です。「病んでる」ときも、常に相手中心。そのとき心に響いた空や海の写真などをアップし、他人を不快にさせる投稿は控えます。

８．ひとりの時間も愛を育む

寂しがり屋のヤンデレにとって、ひとりの時間は孤独との戦いです。でもグッと我慢して、次会えたときにおもいっきりデレデレしよう！と、ポジティブに「病む時間」と割り切れるのもヤンデレの素敵な性質。

■メンヘラの８の特徴

さて、ここからは、ヤンデレと比較しながらメンヘラの特徴も見ていきます。

１．連絡がつかないと浮気を疑う

メンヘラの大きな特徴は、常に“自分中心”であること。パートナーや好きな人と連絡がつかない……そんなときメンヘラは「なんで連絡くれないの？」「何してるの？」と、相手がどういう状況かを考える前に自分の感情をぶつけます。連絡がつかないとすぐに浮気を疑うことも。

２．パートナーが他の人を褒めると攻撃する

デート中、パートナーが少しでも他の人を気にしたら……。「今あの人見てたでしょ」「他の人見ないでよ」と攻撃を始めます。常に自分を見てもらわないと気が済まないのです。

３．連絡は取り消す派

「どんなときも自分を第一に考えてほしい」という未熟な自己愛を相手に押し付け、それが受け入れられないと分かったらすぐにかんしゃくを起こすメンヘラも。感情的に送信したLINEに既読がつかなければ、送信取り消しをすることも多々あります。

４．幸せだと不安になる

「仕事がつらいから転職する」と言って、転職した先でもまた会社の悪口三昧。「もう別れる！」と言って別れたのに元カレとはずるずるセフレ状態に……。私ってなんて不幸なの……！と嘆くメンヘラたち。良かれと思ってアドバイスしようとする友人に対しても「幸せになりたい……」と言いながら受け流す傾向に。実はメンヘラ気質の人は、幸せになりたいと言いながら自ら不幸になることを選んでいるのです。

５．不幸な恋が好き

上記（４）の特徴は、恋愛場面で明確に表れます。メンヘラは、自ら不幸な恋に手を出すことが多く「常に病んでいて不幸せな自分が心地いい」という状況を作り出します。そのため、安定した恋は自らの手で壊して病む…...といった一見すると負のループに見える環境でも、“自己中心型恋愛”を好むメンヘラにとって心地いい状態。ダメな恋愛を繰り返す“かわいそうな私”こそが、メンヘラのあるべき自分の姿なのです。

６．同性の友達がいない

メンヘラが自己中心なのは、恋愛だけではありません。友人関係でも、自分の感情次第で関係を壊してしまうことも。結果、同性の友達が少なくなり、その分パートナーに依存してしまう傾向も見られます。

７．SNSで病み投稿しがち

感情的になるとすぐに「かまってほしい」と感じるメンヘラは、SNSで病みがち。鍵アカなど特定の人だけが見られるスぺ―スではなく、裏アカで不特定多数に見られる場所での投稿を好みます。「大丈夫？」と自分に向けられる大勢の心配の声が、何よりもうれしいのです。

８．ひとりの時間に耐えられない

ひとりの時間に耐えられないメンヘラは「今何してる？」「今すぐ会いたい」とパートナーに連絡したり、パートナーがいなければ、不特定多数の相手に連絡してしまいがち。相手がどんな状況であっても「今すぐ会いに来て」と言い、愛を試そうとすることも。

■私って「ヤンデレ」かも？と思ったら

ここまで「メンヘラ」と比較しながら「ヤンデレ」についてご紹介しました。

“自己中心”なメンヘラと違い、ヤンデレは“相手中心”。自分の感情を表に出す前に、相手の感情を伺う傾向にあるヤンデレは、メンヘラに比べるとストレスを溜めやすい傾向にあるかもしれません。とはいえ、どちらの性質も育った環境や相手との関係性に影響を受けるため、「私に問題があるんだ……」と自分自身を責めないようにしましょう。

私って「ヤンデレ」かも？と思ったら、パートナーとの向き合いの中で、もう少し自分の感情を伝えてみるといいでしょう。「私はこうなんだけど！」と自己中心的に感情を伝えてしまうのは禁物ですが、「私はこう思うけど、△△くんはどうかな？」といった投げかけからはじめてみると、自分本位な恋愛や相手に素直に気持ちを伝えられない恋愛とはまた少し違った関係性を築けるかもしれません。自分も相手も大事にしたい良好な恋愛を楽しみたい方は実践してみてくださいね。