VIO脱毛体験記。あまりの激痛にめげそう
DRESS連載『完璧になれない私の話』では、Twitterでフォロワー7万人以上を誇る恋愛コラムニスト、エマちゃんのちょっとだけ”かっこ悪い”お話しを綴っていきます。今回は「VIO脱毛」を体験したときのことについて(現在もクリニックに通っている最中)。
脱毛を始めたのは19歳のとき。
友達には早い子で高校生のときから始めていたけど、当時のわたしは「脱毛=エステサロン契約=子どもにはできない」みたいな公式が頭にあったので行動には移せなかったんだよね。
19歳になってから、「もう大丈夫でしょ!”ワキ無制限脱毛900円”とかやってるし、自分でもできる!」と思って脱毛に通い始めました。
まあ当然、脇だけのつもりが、他の部位も“おだやかなるゴリ押し”で勧められます。収入もまだ十分でなく、先行きもわからないフリーランスだったわたしは、まとめて◯十万円の契約をバン!することもできず、誕生日割引とか利用しながら、少しづつ部位や回数を追加してました。当時は今みたいな月額制プランがなかったからね……。
順番としては、最初に脇、それから追加で膝下と肘下など、人目につきやすいところから。それから膝上、肘上などを追加しました。これは全部エステの光脱毛。
いちばん回数を重ねたのは脇ですが、やっぱりガンコだよね…放っておくとちらほら生えて、完全放置はできない。でも膝下・肘下は6回くらいで、たま〜〜〜に1、2本生えてくる程度にすることができました。
そのほかは回数も少ないのもあり、あまり効果は見えず……といった結果に当時は落ち着きました。
■VIO脱毛を決意
あれから数年経ってようやく経済的自由を手にしたわたしは、医療の全身脱毛に通うことを決意します。そこで悩ませることになったのがVIO脱毛。
VIO脱毛を経験した友達曰く「めちゃくちゃ痛かった。脱毛レーザーをあてられた瞬間、身体の上をダンプカーが通ったのかと思ったほどの痛みだった」と言っていたんだよね……なにそれ怖すぎ(笑)。
でもわたしはやると決意。なぜなら無毛の快適さを知っているから……!
以前海外リゾートに行く前に、ブラジリアンワックスをやったのね。水着を綺麗に、毛がはみ出るとか気にせず着たいなあと思って。無毛にしたらやっぱりデザイン性の高い下着やTバックも気にならない。生理の経血やおりものが毛に残らないので、においや雑菌ケアにもなるよね。あとはふわふわのお肌になって気持ちいい……。
よく一部の男性にVIO脱毛の話をすると、性行為のために、パートナーのために、そうするの……? みたいな決めつけをされるんですけど、経血とかおりものとかをよく知らない男性は、この清潔さのメリットを知らないのよね。
私なんて、60代のおじさんに「女性には生理とかおりものがあって……」という話したら「汚い」って言われましたからね。この人女性の身体のことも知らないで、いろいろと下手そ〜……ってめちゃくちゃ心の中で悪態ついてました!!
■叶恭子さんから学んだアンダーヘアデザインの考え方
話はそれましたが、VIO脱毛は決行することを決意。
となるとデザインを聞かれます。「IとOはいらないよね、じゃあVの部分はどうする?」と。
実はわたし、叶恭子さんからこの点を学んでおります(ブログなどをよく拝見していた)。
恭子さんはブラジリアンスタイル(ノーヘアー)を誰よりも早く取り入れている日本人女性だと思います。なんせ、恭子様のヴァギナ(彼女はそう呼ぶ)は無毛で、なおかつ華々しい蝶々のタトゥーが入っておりますからね!
で、恭子さんがいうには人のヴァギナの形によって、アンダーヘアーがあった方がいい場合もあると。
前から見たときに、無毛だと形があらわになりすぎてしまったりする人は無毛より、ヘアーがあったほうがといいということ。それから日本人はまだ無毛の人が少ないので、抵抗感のある方は残したらいいよね。
デザインもいろいろあって、三角、四角、(人によってはハートでも)などもあるので、自分は無毛にするのかしないのか、また残すとしたらどんな形がいいのか、脱毛する前に試してみるといいかも。
以前ブラジリアンワックスをしたときに、エステのお姉さんから世間話的な感覚で「パートナーの方は(毛があるのとないのと)どっちがお好きですか」って聞かれたのよね。お姉さんは「私の彼はあるほうがいいみたいなんですけど、無視してやっちゃてますね〜!」なんて言ってた。
確かに、視覚的には大きく変わる部分でもあるからパートナーにどっちが好きか、参考程度に聞いてみてもよさそう。私の夫はなくてもいいよ〜!(もはやないのがいい派)とのことだったんで、心置きなくやりました(笑)。
周りの男性の話を聞いていると、歳を重ねている方はブラジリアンスタイルに抵抗があって、若い人は割と受け入れている感じ。偏見を言えば、派手な女の子が好きな男性は、ノーヘアー好き。
もちろん自分の身体のことなので、自分自身の意思で決めちゃっていいけど、どうしようか悩んでいる人はパートナーに相談してみたらいいと思う。
■VIO脱毛って痛いの……?
私はまだ、VIO脱毛に通い始めて2回ですが、ホントに痛い。
初めてのとき、スタッフの方が「麻酔はされますか?」って聞いてくれたんだけど、麻酔するとなると予約が取りにくくなるのもあるし、みんなやってるし大丈夫でしょ! と能天気に考えていたこともあったので、無謀に挑戦。
まあすぐに後悔したよね。
一回目は痛すぎて「痛くないって思う」催眠術を自分にかけてみようとか思った。意識を宇宙に飛ばして、私はここにいない……地球人じゃない……みたいな。そうやって痛みからの解放を自己暗示してみたわけ。脱毛無痛教への入信ね。無痛神と通じるかと思ったんだけど痛みはぜんっぜん変わらん。即破門された。
二回目は逆に、「これから壮絶な痛みがくる。果たして君は耐えられるか?」ってわたしに言ってくる鬼監督を脳内に召喚したんだけどね。そうしたら痛みが少しだけマシになった。
現実を受け入れて、鞭を打たれる覚悟を持つほうが私には合ってたみたい。ということで、一応今も私は麻酔もせずに VIO 脱毛をやっています。三回目も鬼監督にきてもらうつもり。
■”女性だから”って理由で脱毛する必要は少しもない
エステの脱毛クリニックで働いているお姉さん達は、「もうVIO脱毛はみんなやってますよ! 当然ですよ!」みたいなことを言ったりするんですけど、実際温泉に行ったとき、脱毛してる人はまだまだ少ない印象。だからみんなやってるから……っていう焦りはいらないと思う。
デリケートゾーンを脱毛すると、お肌のお手入れをかなり丁寧に(顔にするように)していく必要がある。保湿クリームを塗ったり、施術後は通気性の良い綿のパンツを履くとか、お手入れがすごく大事になる。毛がなくなるぶん、保護してくれるものもなくなるわけだからね。そういう手間をかけられるか?ってことも考えなきゃね。
自分の身体をデザインすると思って、脱毛するのか、しないのか考えるのもそうだし、お肌へのメリットデメリットも含めて検討してみるといいかなって思います。脱毛無痛教で破門されなかった人は、こっそりどういう手を使ったか教えてね……。
小悪魔と呼ばれていた恋愛戦士も今や人妻。芸能芸術のお仕事をしています。