レストランでのスマートなふるまいかた
何気ない仕草や気配りは、相手によい印象を与えるひとつのきっかけです。『世界一美しいふるまいとマナー』(諏内えみ著/高橋書店)より、日々の所作のコツを掲載していきます。今回は、レストランのふるまいかたをご紹介。
せっかく上質なレストランに行っても、マナーを心得ていないと緊張して楽しめませんね。守るべきマナーを押さえて堂々とふるまえる女性になりましょう。
■着席するとき
着席のエスコートを受けるときはテーブルぎりぎりに立つ
テーブルに案内されたら、スタッフのエスコートで椅子に座ります。左腰に護身用の剣を差していた昔の西洋の名残で、椅子の前には「左から」入るとされていますが、座席の配置にもよるのであまりこだわらなくてもよいでしよう。
椅子を引いてもらい座るとテーブルから離れてしまいがちですが、座ってから椅子を引き寄せるのは不慣れな印象となり、上品ではありません。
テーブルぎりぎりに立ち、脚に椅子が触れたらゆっくり腰を下ろします。これで、テーブルから握りこぶし2つ分あいた、美しい位置に座れます。
■料理を待つあいだ
テーブルはお皿と同じ 私物は置かず手にも気を配って
ハンドバッグは腰の後ろか、あいていたら隣の椅子の上に置きます。底に鋲がついたバッグなら、足元に置いてもかまいません。なおサービスの邪魔になるので、椅子の背もたれにバッグをかけるのはNG。またらテーブルの上には携帯電話などよけいなものは置かないようにします。
料理を待つときと、あなたの所作は見られています。頬づえや腕組みはもちろんですが、手を膝の上に置いてお行儀よく待つのも、じつはマナー違反。手はテーブルの上で軽く組むと余裕がありエレガントに見えます。
『世界一美しいふるまいとマナー』(諏内えみ著/高橋書店)
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