デニム代わりにワードローブの定番に加えたい、ゆったりカーゴパンツ
月曜日のファッションコラムは輪湖もなみさんが担当。「大人のベイシック」をテーマに、ベイシックアイテムのアップデートや輪湖さんがおすすめするアイテムをご紹介。今回は、デニム代わりの定番にしたいカーゴパンツ。女性らしいコーディネートのコツも紹介します。
シンプルなアイテムをカジュアルに着たいとき、一番出番が多いのがデニムでしょう。
でも、出番が多すぎてちょっと飽きてきたというとき、私にとって第2のデニム的な役割をしてくれる定番が「カーゴパンツ」です。
「カーゴパンツ」は、元々は貨物船(カーゴ)で作業する男性の間で使われる作業用パンツです。
擦り切れないよう厚めの綿で作られ、膝の左右に道具を収納しておく大きなポケットがついているのが特徴。
そのような成り立ちなので、私は2サイズくらい大きなカーゴをゆるっとはくのがお気に入りです。オフのときはシャツも大きめサイズを選んで、リラックスムードで。
男性の作業着イメージのカーゴパンツを女性が着るなら、合わせるアイテムは少々フェミニンなものにすると相性が良いです。
この日は、小ぶりのオレンジのバッグと、太めのバングル、そして華奢なサンダルを合わせました。
カーゴパンツは「カーキ色」が多いですが、一言でカーキと言っても、ベージュに近い色やグリーンが強い色など様々なものがあります。
私は手持ちの服に黄みの強いベージュ系が多いので、オリーブ色のカーゴを選びました。ワードローブにグレイッシュなトーンが多い方はグレイがかった色を選ぶなど、色味を慎重にチェックするとコーディネートの幅が広がります。
カーゴパンツ:ドリス・ヴァン・ノッテン