「五感」を言葉にすれば愛が深まる! プロに聞く、ピロートークのハウツー
セックスでの「会話」を意識したことはありますか? セックスの前後にベットの上でするピロートークは、ふたりの愛を深められる時間でもあります。彼との愛を深めるピロートークのコツを、恋人・夫婦仲相談所所長を務める三松真由美さんに伺いました。
彼との愛を深めるピロートークのコツを、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんに聞きました。
■ピロートークの重要性
セックス中の会話やセックス後のピロートークは、どんな役割を持っているのでしょうか。
「五感を刺激しあい、また五感が研ぎ澄まされるベッドタイムでの会話はとても大切です」
日本人は、他国と比べて愛情表現の機会が少なく、シャイな国民性であるといわれています。だからこそ、五感が研ぎ澄まされた状態で、日常生活では伝えにくいコミュニケーションができるベッドタイムは、カップルにとって大切な時間になるのだそう。
■どんなことを話せばいいの?
「Hの後、どんなことを話せばいいのか不安……」「ピロートークの切り出し方がわからない」という人も少なくないのでは?
三松さんによれば、「ピロートークで大切なのは相手の性格やニーズを理解すること」だそうです。ピロートークといっても、その内容はふたりの関係や性格によってそれぞれ。あまり難しく考えず、相手の性格を思い浮かべてみましょう。
「積極的な彼であれば、セックスの感想やこれから試してみたいセックスについて話すのが良いでしょう。一方であまり積極的でない彼なら、『うさぎ好き?』といった癒し系の話題や、『あのアイドルがね……』といった世間話など、相手の興味に合った話題を振ってみてください。」
■相手への褒め言葉は、五感をフル活用
三松さんによれば、愛を伝えるには「五感」を意識してポジティブな感想を伝えてあげるのが良いのだそう。
視覚であれば「〇〇の筋肉カッコよくて興奮しちゃう」、聴覚であれば「〇〇の低い声が好き」、味覚であれば「おいしい」……。このように、五感を通して感じた感想や褒め言葉を伝えることで、より気持ちが伝わりやすくなります。
■ピロートークを盛り上げるコツ3つ
ピロートークを盛り上げるのは、言葉だけではありません。ピロートークをふたりで楽しむコツを伺いました。
①体勢
セックスの後に男性にしてほしいことで話題に上がるのが“腕枕”です。その一方で、実は男女ともに好き嫌いが分かれる体勢なのだとか。
「腕枕の体勢は長時間続けると男性の腕が疲れてしまったり、首が痛くなる女性もいます。そのため、5分前後にとどめておくのがいいかもしれません。無理して腕枕を続けるよりは、彼と身体の一部が触れている距離を保つようにすることで、愛も深まります」
②仕草
三松さんが教えてくれた仕草は、「ベッドの上で会話をしながら、身体をなでなでする」というもの。
「彼の鎖骨や腕、頭などを優しくさすってあげましょう。赤ちゃんをやさしく撫でるようにさすってあげると、男性はリラックスできます。身体に触れているだけで、彼にも自分にも幸せホルモンとも呼ばれる“オキシトシン”が分泌され、幸せな気分をもたらしてくれます」
③場所
ピロートークの場所はベットの上が基本ですが、たまにはお風呂でゆっくり話すのもいいものです。
「ただし、毎回一緒にお風呂に入るのは注意が必要です。お風呂場で女性がゴシゴシ身体を洗ったり、毛の処理をしている姿は男性をげんなりさせることもあるので気をつけましょう。全てをさらけ出さずに、少しミステリアスな部分を残しておくのがポイントです」
会話や仕草を意識するだけで、これまでと違ったピロートークを楽しめそう。
五感を意識したピロートーク、ぜひ実践してみてくださいね。
Text/市川 茜
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。