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おしゃれは気分に魔法をかけるもの。だから自分のために楽しむ

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田中里奈さんによる連載、今月は「おしゃれ」がテーマです。田中さんが、自分にとって居心地の良いおしゃれを楽しむために心がけていることとは――。

おしゃれは気分に魔法をかけるもの。だから自分のために楽しむ

こんにちは。田中里奈です。今月のテーマは「自分らしいおしゃれ」。秋がぐっと深まり、ファッションも楽しい時期になりましたね。今日は私が思うおしゃれの意義やファッションの楽しみ方についてお話しします。

■いろいろな自分を演出するのが楽しい

「自分らしいおしゃれ」と言うと、イコール個性的なファッションを指すようなイメージもありますが、常に我流のスタイルを貫くことは、はたして本当におしゃれなのかな? と思うことも。

私はそれより、そのときその瞬間の心の居心地が良いものを着ること、つまりTPOに合わせていろいろな自分を演出することこそが、おしゃれの一番の楽しみではないかと考えます。

例えば、テーマパークに行くときは、テーマパークに合う装いをして行くのも、TPOに合わせたファッションの楽しみ方のひとつ。キャラクターものの帽子をかぶるのも、その場を楽しむ演出のひとつになります。

逆に、かっちりしたフォーマルな場にうっかりカジュアルめな装いで行ってしまったときは、そわそわして落ち着かないこともありますよね。

TPOに合った服装をしていると、場やイベントの空気にもすんなり馴染みやすく、結果的に自分の“居心地のよさ”にもつながります。気分的に魔法がかかるという意味でも、回り回って自分のためにもなると思います。

■旅先では、その街に合うコーディネートをする

TPOという話で言えば、旅とファッションのマッチングも結構気にしています。「この街には、どんな服が馴染むだろう?」ということを意識して、コーディネートを組んで用意します。

例えば香港では、ちょっと赤を効かせた組み合わせにして、街全体の雰囲気や色味に馴染むことを意識。青と白のコントラストが美しいギリシャのサントリーニ島に出かけた際は、シャツやワンピースで爽やかさを演出。

エジプトに出かけたときは、普段はしないような組み合わせを考えられたので、新しい自分を見つけるきっかけにもなりました。

私がファッションを工夫するのは、誰かのためというより自分自身のため。“その街にマッチする自分”になれたほうが気分は上がりますし、おしゃれはやっぱり、自分のためにする楽しみだと思いますね。

もちろん恋をしたときに、彼好みのファッションをしたくて、すっかり趣味が変わる……というのも、それはそれで全然悪くないし、とても素敵なことだなと思います。

私自身はあまりそういうことはないですが、時々は持っている服の中で、「彼が好きなのはこれかな?」と選んで着て行くくらいのことはしています(笑)。

■おしゃれには“心の余裕”も現れる

年齢や時代を経ての変化も楽しいなと思います。10代の頃は人並みにハイブランドのバッグに憧れもありました。今の私は「おしゃれは背伸びするものではない」という感覚なので、“ちょっと気分が上がる”くらいのものが好きですね。

着れば気分を「ルン」と上げてくれるけれど、必要以上に豪華なものを身に着けるような背伸びはしない。そのくらいが心地良いです。

SNSで気軽に海外のおしゃれな子のファッションが見られたり、小さなブランドのものを取り寄せてみたりできるようになったのも、いい変化ですよね。

年齢を重ねるごとに昔は好きではなかったテイストが好きになったり、似合わなかったものが似合うようになったり……といった発見もできるので面白いです。

実は30歳目前の頃は、ちょっと葛藤もありました。幼く見えてしまうことが気になり、「世に言う30歳のファッションってこんな感じ!?」と1年近く、大人っぽいファッションを模索していました。

年齢に見合う服を着ることも、大人としての礼儀のひとつかなと思っていたのですが、次第に“自分じゃない誰か”になろうとするような居心地の悪さを感じるように。「洋服は自分の在り方を見せるものでもあるし、その時々で本当に着たいものを身に着けていればいいじゃん!」とその後、吹っ切れました。

若い頃はファッションのことばかり考えていた時期もありましたが、今は「おしゃれは女性としての楽しみのひとつ」「心地いいくらいで楽しもう」とゆるやかに捉えています。

おしゃれは“心の余裕”とも直結しますよね。心に元気や余裕がないと、おしゃれに手が伸びないですし、洋服なんてどうでもよくなってしまったり、自分自身も自分の持ち物も、大切にできなかったりするな〜と。そういった意味でも、できるだけおしゃれを楽しめる自分でいたいなと思っています。

編集協力/外山ゆひら

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田中 里奈

広島出身の青文字系モデル。様々な企業やブランドとのコラボやプロデュースを中心に活動。国内外を飛び回りながら、場所や肩書にとらわれない働き方とライフスタイルを提案してます。

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