出産前・後に使用できるセルフマッサージオイル。32週目以降に会陰部分をマッサージすることでお肌を整え、うるおいを与えます。
感じるカラダづくりの膣トレ・膣ケア。植物療法士の森田敦子が指南
女性がもっと主体的にそして心地よいセックスを求めて、知っておきたい膣トレーニングと膣ケア。ボディケアのひとつとして、デリケートゾーンのお手入れもきちんと始めてみませんか。植物療法士(フィトテラピー)の森田敦子さんに、具体的なケア方法から愛用しているおすすめの商品をご紹介いただきました。
■デリケートゾーンもボディケアのひとつ
髪はシャンプー・体をボディソープで洗い、お風呂からでたらオイルなどで保湿するのと同じように、デリケートゾーンも専用のアイテムでケアすることが大切。
顔や体の他の部分と同じように、デリケートゾーンも加齢によって乾燥が進みます。ケアをしていないという方は、恥ずかしがらず今こそケアを始めましょう。
■膣ケアにはオイルマッサージを
私にとって欠かさない膣ケアは、デリケートゾーン専用のオイルで、膣口から膣内のマッサージです。
植物療法の観点から、出産後の身体の負担をやわらげるために開発した「インティメール バーシングオイル」を使っています。こちらは妊娠中の方だけでなく、膣のエイジングケア・粘液力アップにも最適。
良質な植物オイルのみを厳選しブレンドした、日本でもまだ珍しい膣マッサージに特化したオイルです。
インティメール バーシングオイル。価格 : 10,800円(税込)。
マッサージの仕方としては、指先にオイルを2〜3滴とって膣口をほぐし、そこから指の第1~2関節くらいまで入れて指をくるっとまわします。自分の膣壁がざらざらした感触を得て、体の中がしっかりと暖かいかどうかを確認してみてください。
オイルマッサージをすることで、加齢とともに薄くなる膣壁や、乾燥・萎縮していく膣口を潤して、伸縮性と粘液力のある膣になっていきますよ。
Iラインなど、膣の表面の乾燥が気になる人には「アンティーム ローズローション」もおすすめ。とろっとしたローションで肌を乾燥から守り、潤してくれます。セックスローションとしても使えるアイテムなので、塗っているときに膣の中に入っても大丈夫。
私はもう50代ですが、日々のケアのおかげで膣の乾燥は気になりません。ぜひ皆さんも膣マッサージを始めてみてください。
■︎簡単! おすすめ膣トレーニング
移動中や家でのちょっとした時間を使って、膣トレーニングもおすすめです。
足を肩幅くらいにあけてしっかりと立ち、息を吸いながら下っ腹から膣を上にキュッと引き上げる感じで力を入れます。膣に意識をもっていくのが難しいという方は、お尻の穴をキュッと締めるつもりで力をいれましょう。
引き上げたまま数秒キープ、息を吐きながら緩めることを繰り返してください。
やっているうちに膣を引き上げ、膣口をキュッと締める感覚がわかってくるはずです。
膣の筋力が高まると、オーガズムを感じやすくなるほか、インナーマッスルも鍛えられて、尿漏れやむくみなども改善していきますよ。
■膣トレ・膣ケアで潤うカラダづくり
日本ではまだまだオープンに語ることが難しいデリケートゾーンのこと。でも自分の身体で一番センシティブな場所のケアを、おろそかにしないでください。
膣を正しくケアすると、粘膜が潤って免疫力が上がります。十分な粘液があると、セックスで快感が得られやすくなりますよ。またボディと同じように膣まわりの潤いを保つことが、肌が輝き、全身からセンシュアルな魅力を放ち続けられることの秘訣でもあるのですから。
森田敦子さんプロフィール
日本における植物療法の第一人者。フランス国立パリ13大学で植物薬理学を修得し帰国。現在は、自身が手掛けるブランド『アンティーム オーガニック』で植物療法に基づいた製品の開発や、資格が取得できる専門学校ルボア フィトテラピースクールなどを主宰するサンルイ・インターナッショナル代表。著者『潤うからだ』(ワニブックス刊)は、女性のインティメイトケアについて語った一冊で多方面から注目を集める。
公式HP:http://intime-cosme.com
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。