好きな男性から好かれるために必要なのは自信
20代後半のときにした、失敗だらけの婚活を振り返って、今思う。自分が気になる男性から好かれるのに、年齢なんて関係ないと。必要なのは自信を持つこと。そのために必要なのは、自分の弱さを知り、自分と徹底的に向き合い、コンプレックスは自分で解消する力を身につけること。
■不毛な20代後半の婚活
29歳。私が結婚に一番焦っていたのはこの時期。
結婚式にお呼ばれしたら、顔を引きつらせながら「おめでとう」。友達の出産報告にはいつもモヤモヤ。友人の幸せな報告を心から祝福できない、そんな心の狭すぎる自分も大嫌いでした。
今、私は32歳になり、婚活コンサルタントをしていますが、結婚はしていません。焦りがないと言えばウソになりますが、結婚はいつか自然にできるだろうという気持ちでいます。
そう思えるようになったのも、この数年で婚活や恋愛での数々の失敗を通して、たくさんの気づきがあり、婚活を通し、自分と徹底的に向き合い、自分に自信を持てるようになったからです。
私たちは生まれてから、今に至るまでにいろんなことを経験し、さまざまな価値観ができあがっていきます。
■“好き”なだけでは恋愛できない
昔は、“カッコいい”だけ、ただの“トキメキ”だけで、恋できていたものが20代後半に入り、いろいろな恋愛経験を経て、時に臆病になり、また計算高くもなります。
単純に“好き”とか“一緒にいて楽しい”という感情だけでは、恋ができなくなる年齢に差しかかってきます。
私でいうと、結婚を意識する年齢になってからは、自分の単純に“好き”とか“一緒にいて楽しい”という感情を押し殺し、結婚の条件に当てはまる相手としか、恋愛をしないようにしてきました。
自分の将来の不安を結婚相手の男性で埋めようとし、男性の会社名を聞けば、Google検索で「会社名 年収」と検索し、男性のレベルを年収や学歴などの目に見えてわかりやすいものでしか、計れなくなっていきました。
自分の「感情」を無視し、条件優先の自分の頭の中で考える「思考」型の恋愛をしていくように……。
結果、付き合ってみても、相手のことを心から好きになれず、また、自分が素敵だと思う男性とは、ことごとく付き合えず、出会っては別れを繰り返す不毛な20代後半を過ごしました。
■不毛な婚活から気づいたこと
婚活に一番力を注いでいたときは、半年間で150名ほどの男性と出会いました。
しかし、「感情」を無視した恋愛のため、結局心から好きな人が見つからず、これは自分自身に問題があるのではないかと思い、自分と徹底的に向き合うことに決めました。
自分のいろいろな気持ちと向き合うなかで気づきました。長年に渡り、自分は「ないもの探しの婚活」をしていることに。
私は、どうやら結婚相手に対して、自分のコンプレックスの解消をしようとしていました。
自分の稼ぐ能力がないことを棚に上げ、それを男性に求め、自分の教養や学歴に自信がないことを、男性に埋めてもらおうとしていました。
それに気づいてからは、自分のコンプレックスを自力で解消できるよう稼ぐ能力を身につけたり、コンプレックスを穴埋めしようとしていたことを自分の問題として考えるようになりました。
それは自分の弱点と向き合う辛い作業でした。
ただ、その過程で自分に自信をつけていき、以前は「クレクレ」だった恋愛から脱却し、相手に求めすぎていた恋愛をすっと卒業できていました。
自然と男性にたくさんのものを求めなくなり、知り合う男性皆が素敵だと思えるようになっていました。
29歳のときの自分と比べると年齢は重ねましたが、自分に自信を持った32歳の今、年齢を重ねた今の方が”モテる“と言えます。
30代に突入し、結婚の焦りから解放され、純粋にまっすぐに男性の本質を見て、恋愛できるようになりました。
■年齢の呪縛にとらわれないで
現在、私は自分の失敗続きの婚活での学びを通して得たことを、婚活塾の生徒に伝えています。
最初はまったく自信がなさそうだった20〜40代の女性が見た目を磨き、自分の魅力に気づき、自分の弱さと向き合い、本当の意味で“自信”をつけることで、若かった頃より、確実にモテるようになり、どんどん輝いていきます。
年齢は自信の有無やその人の魅力で、いくらでもカバーできます。年齢という呪縛にとらわれている方は、まずは自分の弱さを知り、自分と向き合うことから始めてほしいです。
諦めることなく、自分と向き合い続ければ、輝く未来は切り開けます。
