セフレから始まる本気の恋愛#1 初めはセフレのひとりとしか考えてなかったけれど
出会ってすぐにセックスを経験し、恋愛ではなくセフレという割り切った関係からスタートする人たちも少なくありません。そんな出会ってすぐのセックスから本気の恋愛に変わる経験をした男性たち。セフレだった彼女に、彼が本気になった理由とは。
恋愛のスタートは、人によっていろいろあります。
ナンパや婚活パーティー、同じ職場内や友達の紹介など、出会いのきっかけはいろいろありますが、ほとんどの恋愛はデートを重ねながらお互いの気持ちを確かめ合い距離を縮めていくもの。
けれど、出会ってすぐにセックスを経験し、恋愛ではなくセフレという割り切った関係からスタートする人たちも少なくありません。
そんな出会ってすぐのセックスから本気の恋愛を経験した男性のインタビューを2回に分けてご紹介します。今回ご紹介するのはSさん。
彼がセフレだった彼女に本気になったのは、彼女の何に惹かれたからでしょうか。
■40代男性Sの場合「最初は複数いるセフレのひとりとしか考えてなかった」
今流行りのIT社長でイケメン。都内の一等地にオフィスを構える40代男性Sさん。
女性に困ることはまったくありません。むしろSさんのステイタスを狙って結婚目当てに寄ってくる女性を避けるために、付き合う女性は25歳以下と限定していたそうです。
「本音では若い子がいいというわけではないんですよ。世代が違うので話が合うわけでもないし、いろいろと疲れるっていえば疲れますしね。でも、僕らの業界は新しい情報を常に知っておきたい業界なので、リサーチも兼ねてなるべく若い子と付き合うようにしていたんです」
IT業界の中でもSさんの会社は、マーケティングやサイトデザインなどの領域を専門とする会社です。
「クライアントのターゲットやユーザー層が20代以下を想定していることが多いので、20代と積極的に関わりを持ちたいと、タワマン系のパーティーや異業種交流会に出席していました。そこで“お持ち帰り”したセフレは常に複数いる状態でした。彼女もそんなセフレのひとりとして出会ったんです」
■「ヤって終わり」そんな風にスタートした彼女との関係
セフレから昇格したSさんの現在の彼女は30代半ばのOL。写真を見せてもらいましたが、笑顔が穏やかそうな可愛らしい雰囲気の女性です。
「最初の印象は”好みのタイプ“ってくらいでした。彼女の方が積極的にアプローチしてきたので、据え膳食わぬはくらいの気持ちでそのままパーティーを抜け出し、僕の行きつけのバーからホテルに。出会ったその日にセックスというお持ち帰りパターンです」
彼女はそのときすでに30代。
Sさんが避けたい年齢の女性だったのでは?
「正直、ヤっておしまいかな? くらいにしか考えてなかったので、出会ったときに他にも彼女みたいな存在が複数いるって言ったんです。それでも良ければってことで。それでもついてくるってことは、セフレでもOKということになりますよね。ひどい男ですが(笑)」
■「彼女の前では無理をしなくていい」そう気づいたら惹かれていった
セフレのひとり、程度に考えていた彼女に惹かれていったのはなぜですか?
「僕がしたくなると呼び出すみたいな関係でした。でも、何回も会っていくうちに、彼女との時間は無理をしなくても良くて、すごく楽で、彼女に癒されていることに気づいたんです。
彼女にはとても失礼な言い方になってしまいますが、期待しないで買ったセール品が使ってみたらかなり良かったみたいな(笑)。僕って、こういう人の気持ちを斟酌できない無神経なとこがあるので、大体今まで付き合った彼女を怒らせて振られてしまうんです」
確かにYさんはお話していると本音トークというか、自分の感じた気持ちをそのまま伝えるタイプです。彼女になる人はかなりイライラしそうです(笑)。
「最初から最低な出会い方をしているし、扱いもセフレだからってことで、お洒落なお店に連れて行ったり、何か買ってあげたりすることもなかったんですが、いつも会っているときは“うれしい”ってニコニコしてくれて。
ときには他の関係をしていた子たちの相談までしていたんです。彼女も“その子はやめた方がいいんじゃない?”なんて親身になってアドバイスしてくれたりして。“なんか楽だな”って徐々に彼女といる時間が楽しみになりました」