自分らしい「美の宿るところ」を見つけて輝こう!【藤原美智子 連載】
美しさと生き方は同一線上にあると確信。美の宿るところ13を書き綴って本にまとめました。
10月23日に私の新著、「美の宿るところ」(幻冬舎)を発売します。これは文芸誌「GINGER L。」(幻冬舎)に2010年から2013年にかけて連載したものを加筆・訂正してまとめた本です。
タイトルにあるように「美はどんなことろに宿るものなのか」ということを私の半世紀に及ぶ(!?)体験から、或いは実感している事柄を交えて13の「美の宿るところ」を書き綴りました。例えば、「美は選択に宿る」「美は等身大の個性に宿る」「美は‘足るを知る食生活’に宿る」「美は住む部屋に宿る」「美は忘却に宿る」「美は社会を知る大人に宿る」「美は‘豊かなお金の使い方’に宿る」……etc。
私たちは生きている限り、常に何かを取捨選択しているものです。そして何かを選んだり、どうするかを決めたり、或いはどんな風に考えるか思うかによって顔つきも人生というものも変わっていくものです。そうであるならば、自分にとってプラスになっていくことや進んでいきたい方向の事柄を選んだり決めたり、考えたり思ったした方がいいに決まっていますよね。
私はヘア&メイクアーティストというメイクやヘアで女性の外見を美しくする仕事をしているわけですが、それだけでは美は成り立たないということを、この仕事に就いた若い頃からボンヤリとですが感じていました。そして仕事を通して多くの女性に触れていくうちに、内面がどれだけ外側を変えるものなのかを間近で知ることができました。こうしたことから「美しさと生き方は同一線上にある」ということを確信するようになりました。
これは抽象論ではなく、とても具体的なことだと思っています。つまり自分が納得できるような生き方を追求していくと、結果、その人の外見である美も確実に輝いていくということです。
美が宿るところは人それぞれ、そしていろいろな美の宿るところがあります。そうした「美の宿るところ」を見つけるお手伝いを、この本が少しでもできたら嬉しいです!