笑顔の仮面を使い分けて、女を支配したがるオトコ【ダメ男引き寄せキャバ嬢が出会った“男の裏生態”】
「ダメ男引き寄せキャバ嬢が出会った“男の裏生態”」では、ダメ男引き寄せマシーンとなってしまった元キャバクラ嬢としてのキャリアを持つ辰巳まみさんが、男の裏実態を紹介していきます。今回のダメ男は、笑顔という仮面で近づいて女性を言いなりにしがたるオトコです。
30歳を目前にして「もうそろそろ“ダメ男引き寄せマシーン”からは卒業したよね?」と思い、先月から夜の世界に舞い戻っている私。
受け身で相手に同調するのは10年前と変わらずですが、以前よりも「あ、この人は危ないかも?」と感じるセンサーは鋭くなっているような気がします。なぜなら、これからご紹介するダメ男と同じタイプの人をうまくかわすことができたから。
意外と生息している率が高いダメ男ですので、今回の記事で理解いただき、活かしていただけると嬉しいです。
【ダメ男の生態 vol.2】
職業:会社経営
推定年収:900万円
結婚:独身
外見:細身&メガネのインテリ系
性格:礼儀正しくて優しい雰囲気だけど……。
インテリめがねくんは、お店に入ったときから他のお客様とは違った雰囲気を醸し出していました。とりあえず、ずぅーっとニコニコ笑顔なんです。
案内するボーイさんにも、待機しているキャストにも、すれ違うまったく知らないお客様にも、笑顔で会釈していて、とても好印象で「今まで一番優しそうなお客さんだし、お席につけたら最高だな」と内心思っていました。
「マミさん、お願いします」
私の願いが通じたのか、店長はインテリめがねくんに私をつけてくれました。
「今週は変なお客さんばっかりだったから助かる! 店長、ありがとう!」と内心お辞儀をしまくりながら、いざ席へ。
インテリめがねくんは予想通り、笑顔で優しく迎え入れてくれ、こちらが話している間はずっとニコニコしながら聞いてくれるんです。こちらに合わせた話題をふってくれるので、とても話しやすかったのを覚えています。
ただ、そのときの私は気づいていませんでした。
インテリめがねくんが自分の話を一切しないことに……。
話をふっても、「マミちゃんはどう思うの?」と私への質問にしてごまかされていたんです。
まだまだ若かった私はそれを“自分への興味”と勘違いしており、違和感すら感じていませんでした。
■突然の怒り、そして暴言の数々
インテリめがねくんの本性は、席をチェンジするタイミングで突然あらわになりました。
キャバクラでは、フリーのお客様が来たとき、ひとりの嬢がついているのは20分程度。時間がくると、ボーイさんが声をかけに来てくれます。
いつも通り、ボーイさんが私を抜こうと声をかけたら
「こいつはここにいるんだ!」
店内中に響く声で、怒鳴ったのです。
そして、いきなり
・挨拶がなってない
・話し方がなってない
・面白くない
と、私へと怒りをぶつけ、ネタがなくなったら、今度は仕事の愚痴を言い始め……。
あまりの豹変ぶりに私は眉毛を八の字にして姿勢良く座っている以外、なにもすることができませんでした。
ボーイさんも「この客はマズイ」と思ったのか、その後声をかけることも延長確認もせず、延々3時間……。最後に「お前ら女のせいだ」と彼なりに話をまとめ、料金を払い、元の笑顔をはりつけて帰っていきました(そしてもう二度と来なかった)。
■黙ってたらいいように使われるだけ! 少しでも距離をとって
あとから店長に教えてもらったのですが、インテリめがねくんはDV男の典型でした。
油断させて、信用させて、言葉や拳の暴力をふるい、また優しくする。それができる、ストレスや欲望のはけ口にちょうど良さそうな子を探しているんですね。
私のように、豹変した彼を見ても逃げ出さずに話を聞いている子はカモになりやすいのだそう。「怪しい」と感じたら、その場から離れて距離をとりましょう(たとえ仕事でも)。
なかなか見分けにくいかもしれませんが、自分の話をしなかったり、感情を表に出さなかったり、喜怒哀楽がないように感じたら、DV男の可能性があるかもしれないことを忘れないでくださいね。
生息ジャンルは-25kgダイエット、本命彼女な恋愛、海外セレブ、起業など。ブログはダイエット・映画ネタ多めです。