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DRESSプロレス部では2月25日(日)、東京・後楽園で開催された「DDTプロレスリング」の大会「Into The Fight 2018」を有志で観戦してきました。
DRESSプロレス部ではプロレス団体「DDTプロレスリング」2月25日、後楽園ホール大会(Into The Fight 2018)を有志で観戦してきました。
当日はDRESSプロレス部 部員2名で会場に伺いました。DDTの観戦がとても久々というメンバーも。
当日は全8試合、いろいろなシングルマッチ(1vs1)やタッグマッチ(2vs2)を観ることができました。
DDTの特徴のひとつは、おもしろ系の試合からハード系の試合まで、多種多様な試合を楽しめること。そんなDDTの観戦レポートをお届けします。
目の前で繰り広げられるダイナミックな戦いは、見ていて気持ちがスッキリします。日頃溜まっているストレスも大きな声で声援したり、手に汗握る展開を見守ったりするうちに吹き飛ぶはず!
ちょうど1カ月後に春のビッグマッチ(両国国技館大会)を控え、どんな動きがあるのか楽しみな大会でした。
<ダークマッチ>松永智充vsマッド・ポーリー、日頃の新宿御苑整骨院で腕を振るう松永選手とダムネーションのマスコットポーリー。松永選手が「ボディスラム‼︎」と技名を叫んでから攻撃しようとするが持ち上がらず潰されてしまう。その後なんとかボディスラムやバックドロップを決めるものの、ポーリー選手の巨体には敵わずでした。
<第1試合>
1分ごとに各チームが入ってくる8チーム参加のタッグランブル。フォール・ギブアップ・オーバーザトップロープのいずれかで敗退。
初めて見る竹田光珠選手の肉体美に釘付けです。竹田選手と組む上野勇希選手も綺麗なのですが、また違う美しさ。上野選手のドロップキックは打点がとても高く見事なので、ぜひ一度生で見ていただきたいです。しかし残念ながらこのふたりは早々に敗退。
最後はMAO選手が勝ち、高木三四郎・大社長にマイク・ベイリー選手と組んで両国国技館大会の路上プロレス参戦を直訴! MAO選手はちょっと変なことをサラリとやるところがあるので楽しみですね。そこにスクリーンに映し出される中澤マイケル選手(変態)。なんとなんと両国国技館に久しぶりの参戦です。マイケル選手は路上プロレスでの受けっぷりが最高なので楽しみが増しました。
<第2試合>インフォマーシャルマッチ
男色ディーノ、赤井沙希、彰人、アントーニオ本多、岩崎孝樹、渡瀬瑞基
この試合はネットワンシステムズ株式会社提供によるインフォマーシャルマッチ。世界最先端の技術を持つネットワンシステムズが男色ディーノ選手をITで管理するというもの。
試合前にディーノ選手に怪しい機械を装着させると、スクリーンにはディーノ選手の映像とHP100の表示。最先端の技術によりディーノ選手の状態を数値化するというもの。攻撃を食らう度にみるみる減っていくディーノ選手のHPですが、このときの音が妙にコミカルで笑ってしまいます。
最先端の技術のスゴいところは、ディーノ選手がリップロック(という技名のキス)とナイトメア(Tバック姿で相手の顔の上でスクワット)を極めると体力が回復するところまで数値化されるところ! 流石最先端技術。
そして、ディーノ選手のHPが0になり絶対絶命と思いきや、スクリーンにどこかで見たようなデザインの緊急事態表示。するとディーノ選手があり得ない勢いで選手をなぎ倒し、遂には勝ってしまいました!
ディーノ選手を管理するためのデータに不足があったと、肩を落とす白衣姿の担当者。しかし、「数字だけでは計れないのがプロレスなの!」と熱い思いを語り、ハッピーエンドとなりました。
この試合はDDTらしいコミカルモードな一戦だったのですが、影の主役は素晴らしい演技力で会場を釘付けにしたネットワンシステムズの担当者だったのではないかと思ってます。
<第3試合>タッグマッチ
佐々木大輔&遠藤哲哉vs石井慧介&大家健
佐々木選手と石井選手の巧さが光った試合。佐々木選手の相手の身体をコントロールし、技を極める流れは本当に流れるようとしか言えません。
この日は遠藤選手のシューティングスタープレスは見れずじまいでしたが、DDTは試合中の動画撮影OKなのでぜひ撮ってみてほしいです。
<第4試合>KO-D6人タッグ選手権試合
KUDO&坂口征夫&高梨将弘vs関根龍一&中津良太&阿部史典
このベルトは王者・酒呑童子のためにあるようなものですが、そこにBASARAの面々が殴り込み。泥臭くも熱いBASARA勢に声援が飛びますが、キレた坂口選手の鋭さの前に惜しくも敗れてしまいました。
試合後、「両国での対戦相手がいない」とマイクアピールする高梨選手の前に、第1試合に出場した竹田選手と上野選手が現れました。でもこのベルトは3人いないと挑戦できないし、どうするのかと思っていたら、なんと酒呑童子の狂犬梅田選手が王者の前に立つという衝撃の展開。
強い絆で結ばれた酒呑童子でしたが、自身の成長のためにユニットを離れることを選んだ梅田選手。若い3人が最強ユニットにどう立ち向かうか今後が楽しみです。
<第5試合>DDT EXTREME級選手権試合〜ハードコア+αマッチ
宮本裕向vs勝俣瞬馬
ついこの前までDDTのアイドルユニットNωAにいた勝俣選手が、ハードコアマッチという新しい扉をこじ開けにいきました。
リングに運び込まれる脚立・パイプ椅子・長机・有刺鉄線バット、極め付けは一斗缶の中でジャラジャラと音を立てる大量の画鋲。松井レフェリーも厚いグローブを着けていました。
試合はハードコア巧者・宮本選手のペースで進み、ロープに立て掛けた脚立に勝俣選手が投げつけられると衝撃で脚立が折れるほど。
何より一番インパクトがあったシーンは勝俣選手が持ち込んだ画鋲入りの一斗缶へのパイルドライバー。勝俣選手の頭に画鋲が刺さってるのがハッキリと見えました。
何かを突き破るための試合だったと思いますが、身体に刺さった画鋲のインパクトが強過ぎて言葉が出ませんでした。
<セミファイナル>スペシャルシングルマッチ
丸藤正道vs樋口和貞
方舟の天才・丸藤選手と相撲出身・樋口選手……ざっくり言うと弁慶と牛若丸的な対戦です。樋口選手が丸藤選手を捉えても、丸藤選手のトラースキックがあらゆる角度から決まり、なかなか攻めきれないもどかしさがありました。パワーだけでは勝てないプロレスの難しさを感じました。
<メインイベント>スペシャルタッグマッチ
竹下幸之介&HARASHIMAvs石川修司&関本大介
両国に向けての貴重な一戦、特に竹下選手は前哨戦で石川選手が所属するユニット、ダムネーションに負けが続いているので気になるところ、なんて小難しいことを考えながら試合を待っていたら、VTRに白梅・紅梅、日の出日の入りから春の訪れを感じているHARASHIMA選手のコメントが流れ、なんだか不思議な気持ちに。
試合は竹下・HARASHIMA組のスピードに対し石川・関本組のパワーといった構図。胸元へキックやチョップを打ち込むと、絶妙な加減で衝撃を抑える受け方をするか、そのまま受けるかに見えるのですが、関本選手に攻撃すると筋肉の鎧で跳ね返すようなパワーが溢れていて、見ている側にも力が入りました。
試合は両国の挑戦者石川選手が王者の竹下選手にフォール勝ちという展開に。もうすぐ大学卒業を控えている(はずの)竹下選手が王者からも卒業してしまうのか!? 展開から目が離せません。
今大会で両国国技館の全カードが決定しましたが、特に若い選手が名乗りを上げて決まったカードに注目したいですね。プロレスは選手の意思と観客があってのものなので、選手には積極的に意思表示して盛り上げてもらいたいです。
DDTは試合前後にサイン会があるので、選手に直接声を届けられる楽しみがあります。試合と試合の間には今後の大会の注目カードの発表があるので、帰る頃には頭の中には莫大な情報量が記録されると思います。
プロレスを観たことがない方は「痛そう」「血が凄いんでしょ?」「怖い」などイメージがあると思いますが、団体によって全然違います。
DDTはビアガーデンプロレスをはじめ、観客が女性だけの大会、逆に男性だけの大会など、さまざまなタイプの大会があります。会場の雰囲気、選手の個性など、いろいろと楽しめるポイントがあるので、ぜひ一度会場に足を運んでみてはいかがでしょうか!
DDTどころか、プロレスそのものが久しぶりの観戦でした。
若手だとばかり思っていた勝俣選手の宮本選手とのデスマッチ、見ているだけで、とても辛いものがありました。きっと早く終わるだろうと思った試合でしたが、想像以上のファイトで、とても感動したと同時に彼の成長を感じました。
また、酒呑童子の末っ子・梅田選手の卒業、なかなか強くなったと思っていた竹下選手に立ちはだかる石川選手の壁、若手とばかりと思っていた彼らの成長と今後の活躍を楽しみに感じた試合でした。DDTの各選手の今後の展開が楽しみでなりません。
何度攻撃されても受け身をとって立ち上がり、立ち向かっていく。ボロボロになっているのに、最後勝利する。
そんな選手たちの姿を目にして、私たちプロレスファンはときに涙したり、感動したり、勇気づけられたりと、五感をおおいに動かされます。それこそがプロレスの魅力だと思います。
DRESSプロレス部では、部員さんを募集しています。1〜2カ月に1度は何らかのイベントや催しを開催していきます。
とくに今回のような、少人数での観戦ツアーは定期的に行なうので、すこしでもプロレスが気になる方、まずは観にいってみたい方は、DRESSプロレス部に入部をお待ちしています!
写真提供/DDTプロレスリング
3月25日には両国国技館で試合が開催されます。
いろいろな顔を持つ女性たちへ。人の多面性を大切にするウェブメディア「DRESS」公式アカウントです。インタビューや対談を配信。