運が下がったら「運の貯金」だと考える。運の良い人の思考法
「運の貯金」という言葉を知っていますか? 運気は誰しもが平等に上がったり下がったりします。運が良い人はそのことを肌感覚でわかっているため、運が落ちても「次は上がる」と思えるものです。そのことから、運が下がることは運の貯金ともいえるのです。【運の良い人の思考法#5】では運の貯金についてご紹介します。
占い師は「運」のスペシャリストといっても過言ではないぐらい、「運」について日々考えている人ばかり。僕はその運のスペシャリスト集団の中でも、「運」を第一優先にして、「運」をとことん大事にしている気がします。例えば、人生の決断の多くを「運」の指し示す方向に従い、日頃から「運が良いか」に比重を置いた生活を送っています。
今回は、運の良い人の「運気の流れ」についての考え方を紹介しましょう。
■運気には波がある。運気の流れを知っておこう
運はどんな人にも平等です。というのも、必ず誰にでも、運が良いときも悪いときもあり、運の上がり下がりは平等にやってくるからです。生涯に渡って運が良い人もいなければ、どん底の悪い人生を一生歩み続ける人もいません。
運が良い人というのは、運に上下動があることを無意識であれ理解している人が多く、だからこそ運が悪いことがあっても、嘆き続けたり、人生を諦めたりすることはありません。
「今は悪くても、また上がる日が必ずやってくる」
そう思うことができるのです。
これは運の観点から見れば正しく、冒頭でも説明したように運には上がり下がりがあるため、上がる日はいずれやってきます。
例えば、東洋占いの中には天中殺(※1)と呼ばれる天が味方してくれない時期がありますが、これは誰でも12年のうち2年間必ず訪れるものなので、どんな人にも悪い年がやってくることを教えてくれています。
この運の上がり下がりの考え方を持っていない人は、運が下がってしまうと、その後も悪いことが続くような気がして、「結婚できなくて一生独り身かも」「どうせ仕事は上手くいかない」と投げやりになる恐れがあります。そうなると、せっかくチャンスが目の前に現れたとしても、取り逃したり見逃したりすることがあるでしょう。
ですので、悪いことがあって運が下がっていると感じた場合も、「次は運が上がる番だ」と思って、前向きに捉えることが大切です。
■陰極まれば陽になる
もし今年が悪い年であるなら、来年は良い年になる可能性は十分にあります。特に今年が失敗や嫌なことばかりで最悪だと感じている人は、来年にはビックチャンスがやってきても不思議ではありません。
なぜなら、運気の世界でよくいわれる格言のひとつに、「陰極まれば陽になる」という言葉があるからです。運気がどん底まで落ちきると、それ以上落ちることがなくなるため、次は運気が上がっていく状況が必ずやってきます。反対も同じで、良いことばかりで運気が上がり切れば、次は落ちるだけです。
運の良い人になると、このようなことを肌感覚としてわかっている人が多いため、上手くいき過ぎていると手綱をしめて堅実な道を選ぼうとします。
前年を振り返ってみて、「良い年だったのか? または、悪い年だったのか?」を考え、運気の流れを自分なりに分析してみてください。
ちなみにこの理論を上手く利用すれば、開運方法として使うこともできます。運が下がった後に運が上がるのであれば、あえて自ら運を下げることを行っても運は上がるといえるのです。例えば、人が嫌がることを自発的に行う(外れくじを引きにいく)みたいなことは、結果的に運を上げることに繋がるでしょう。
■嫌なことがあっても「運の貯金」だと思って!
運気の上がり下がりがあることがわかれば、嫌なことに遭遇しても「運の貯金」と思うことができ、嫌なことがありがたく思えるようになるかもしれません。そこまでいったら、完全に運が良い人の仲間入りです。
去年、悪かった人は「今年はチャンスがやってくるかもしれない」と思って、もう一度気持ちを盛り返して頑張ってみましょう。
※1 天中殺は必ず悪い年というわけではありません。過ごし方によっては良い年になる場合もあります。