ひとりが好きで長くひとりで生きてきた。でもパートナーがほしいなら【Dr.まあや】

ひとりが好きで長くひとりで生きてきた。でもパートナーがほしいなら【Dr.まあや】

脳外科医でデザイナー、Drまあやさんの「自分のコンプレックスと上手く向き合う、付き合う方法を探る」連載がスタート。初回は「恋愛のコンプレックス」を取り上げます。長くひとりで過ごしてきて、ひとりは嫌いじゃないけれど、パートナーがほしい。でも恋愛の仕方がわからない人へ、Drまあやさんが「提案」として出してくれたのは――。


はじめまして、脳外科医 兼 デザイナーのDrまあやと申します。11月より「DRESS」で連載を始めることになりました。

私は、身長149cm、110kg、髪はカラフルヘアーな見た目です。デブのため、独特な世界観のファッションになってしまうことから、「インパクトがすごい」「一度会ったら忘れられない」と言われがちです。

カラフルデブ。そう自称して、2016年には著書『カラフルデブを生きる』を出す機会にも恵まれました。そんな私は外見に自信がなく、基本的にネガティブ思考。だからこそコンプレックスやネガティブ思考となんとかうまく付き合ってきました。

誰もが抱えるなんらかのコンプレックスとうまく向き合う、付き合う方法について、毎月あるテーマを掲げて書いていきます。よろしくお願いいたします。初回は「恋愛」に関するコンプレックスから。



男女ともに、生活や社会の中で生き方の選択肢が多くなり、ひとりで生きることを選んでいる人々がどんどん増えていますね。かくいう私も、そのひとりであります。自分の生活と仕事で手一杯で、相手と時間を共有することが難しいと考えてしまいます。

そんな風にひとりでがんばって生きていて、生活が満たされていても、やっぱりひとりは寂しい、パートナーと暮らす生活がしたい、と考えるようになる人もいますよね。

しかし、いざ恋愛をしようと思っても、そもそもどこでどうやって出会って、付き合うまで至るのかも、もはやわからない、と思う人々も多い。そうやって長い間暮らしているうち、ひとりでいいや、という考えに至っていることでしょう。

一方で、ひとりで過ごすよりも誰かと過ごすのが好き、常に人に囲まれているタイプ(ここでは世間一般に認知されている「リア充」として説明します)の人からすると、相手が見つからない理由がわからない、というくらい、パートナーと日々暮らすのが当たり前になっているのかもしれません。

■相手が見つからない人は、相手に希望する条件が多すぎる?

世間一般に認知されている「リア充」の人々の特徴はというと
・容姿は、男ウケするメイク、ファッションができる
・コミュニケーション能力は、常識範囲内
・仕事、性格は男を超えすぎない
・意外と好きなタイプにこだわりがない
・フットワークが軽い
・ちょっとした緩さに、罪悪感がない

逆に、リア充でない人々でパートナーを見つけられないでいる人々
・結婚に強い憧れ、理想がある
・コミュニケーション能力に自信がない
・容姿が独特、こだわりが強い
・仕事で夢を持って生きていて、時間が割かれる
・性格が強すぎたり、頑固だったりする
・相手に求めるタイプ、条件が多い
・インドア系
・モラルが強い、他人にも自分に厳しい
・面倒くさがりや
・自分が嫌い

以上を踏まえて、一番大きな弊害について考えると、非リア充の人々は、相手に対する条件が多すぎることではないでしょうか。

こだわりすぎて、相手が見つからない、という状況が見受けられます。その点、リア充は、意外と条件が少なく、さらっと、付き合ってみて、相手を知っていく人が多いです。

ある程度の時期になったらこだわりを減らし、今までの自分を少し封印し、条件をリセットし、考え方、行動パターンを変えないといけません。

■レンタル彼氏や期間限定彼氏を活用するとき

こんな偉そうに話している私も、恋愛経験の少ない非リア充でございます。

もし、今から恋人探しをするならば、ダイエットから行い、自分嫌いを克服し、かなりの自分磨きをすることで、自信を取り戻さないといけません。すでにこの時点で心が折れそうなのですが……。

それを前提として、まず、レンタル彼氏から利用するところから始めます。そもそも、日々仕事モード、戦闘モードで生活しているため、女性らしさを失いつつあり、周囲の人々と会話するにしても、もはや恋愛モードで人と接することはできません。

レンタル彼氏を活用することで、恋愛のドキドキ感を得て、心が一気に恋愛モードに達するでしょう!

それ以外に、期間限定彼氏を作ってみる! というのもありでしょうか。3カ月限定で付き合って、期間終了時期が来たら、「魔性のオンナ」になりきり、勇気を持って、振ってみる。

しかし、これはかなりハードルが高いので、早い段階で「3カ月だけでいいので、付き合ってもらえませんか。3カ月だけ、付き合っているフリをしてください」とお願いしてみます。

そうやって準備運動をしながら、出会いを求めるべく、活動的なリア充な友人を数人見つけて、どんな風に過ごしたらいいか、真似してみます。

そして、飲み会やパーティー、クラブイベント、スポーツイベント、趣味のイベント、さらには、大人の男性が集まる勉強会などがあったら、誘ってもらったり、自分で見つけたりして積極的に参加します(面倒くさがり屋は封印!)。

■恋愛の傷は女の勲章

しかし、ここからが問題です。恋愛経験がないと、気になる男性に出会っても、その後どうしたらいいのか、よくわからないんですよね。

どんなにがんばっても、相手が自分を受け入れてくれないと、そもそも恋愛は始まらない。だからつい、「どうせ振られる」と暗い気持ちになることも。

大きく傷ついて、心をえぐられるような思いをするのが怖いし、歳を重ねると、傷も深くなるような気がして、これ以上深入りするのはやめておこう、と一気に元に戻りかけてしまいます。

しかし、ここも変わっていかないといけない! 傷つくのを恐れてはいけない! どうしても相手を見つけたいのであれば、ネガティブな自分を封印し、リア充の友人だったら、どういう風に動くのか、想像して、大きな勇気を振り絞って、LINEをしたり、会えるチャンスを作ったりしないと、何も変わりません。

酸いも甘いも噛み分けることで人生に深みが出て、恋愛の傷もちょっとした「女の勲章」になり、いつか「あれは辛かったぜ〜」と話のネタにはなるだろう――。

そうやって妙なところはポジティブになったりして、そんな自分を好きになり、人を愛することを覚えていきましょうか。その先に「愛し、愛される幸せ」が待っていることを信じて……。

この記事のライター

脳外科医兼デザイナー/1975年東京生まれ・岩手県北上市育ち 岩手医科大学医学部卒業後、慶應義塾大学脳神経外科医局入局。2010年ロンドンのCentral Saint Martins に留学し、デザインの勉強する。帰国後、...

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