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偏愛アイテムはしまわない。“大好き”に囲まれた心地よい暮らし#1【輪湖もなみ】

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自らが「心地よい」と感じる住まいで暮らす方に、お部屋やインテリア、暮らし方を紹介していただくシリーズ。第2回目はDRESSコラムニストのひとり、輪湖もなみさんに登場いただきました。10年以上家族と暮らしている自宅でつくる心地よい空間やインテリアのこだわりについて、前後編のコラムでご紹介いただきます。

偏愛アイテムはしまわない。“大好き”に囲まれた心地よい暮らし#1【輪湖もなみ】

私は若い頃から片付け魔です。モノが出しっぱなしになっていると落ち着かず、家族のモノを勝手に片付けてひんしゅくを買うことも(笑)。また、「これは大切だから、なくしてはいけない」と思うと、しまいこみすぎてどこに入れたかわからなくなるという始末。

そんなたちなので、30代で家を建てたときには、全ての収納は作り付け、あらゆるものの居場所がきちんと決められて外には何も出ていない、生活感のないすっきり片付いた家を目指しました。

ところが今の家に住んで10年以上が経ち、過去に自分がきっちり作ったルールがちょっと息苦しく思えてきました。10年経てば子供も成長し、家族の家での過ごし方、持ち物や自分の好みも少しずつ変わってきます。

それに、あまりにも整然と整いすぎた部屋はよそよそしくて「ここは自分の縄張り」と強く思える匂いがない。それはまるでベーシックだけでまとめて、遊び心や面白みがないファッションのようです。大好きなものを持っていても、扉のある収納にしまいこんでしまうと、存在感や愛着が薄まるようでもったいない。これからは、自分が大好きなもの限定で、“しまいこまない”家にしよう! そう思って今にいたります。

■アート本や図録はしまわない

美術館が好きで、企画展に行くと必ず図録を買います。長い間の美術館巡りでかなりの数の図録やアートブックがたまっているので、最近手に入れた本はすぐ手に取れる場所に出しておいて、しょっちゅう眺めてニヤニヤしています。デザインが気に入った表紙の本やカタログ、ミュージアムショップで買ったハガキの類まで絵のように飾っています。額装なしなのでどこでもひょいと飾れる気軽さがいいです。

■旅の思い出はしまわない

旅に出ると、アドレナリンがたくさん出て、とんでもない買い物をしたくなるのですが(笑)、この太陽の形のサンバーストミラーはパリの蚤の市で一目惚れし、お昼に出ていた店主を数時間張り込みして値段交渉したものです。

かなり大きいのですが、割れないように帰りは機内に持ち込んで、フライト中ずっとひざに抱え執念で持ち帰りました。蚤の市の店の店主が、「この形の鏡は家族が無事帰るようにという縁起物になるんだよ」と教えてくれたので、エントランスの階段にかけ、毎日家族を送り出し、出迎えてもらっています。

これも同じ蚤の市で偶然見つけたもので、特に有名でもないフォトグラファーの作品のようです。豊かな女性の二面性を表しているようで、見飽きることがありません。

こちらは、大昔に新婚旅行でバハマ諸島に行ったとき、甘いリキュールが入っていた入れ物です。強い日差しの中で見たピンクの壁と警官の真っ白い制服が印象的で、見るたびその光景を思い出します。

後ろの写真は、パリで娘と歩いているところを主人が撮ってくれたものですが、背格好から足の振り上げ方までそっくりでなんだか笑えるので、フレームに入れて飾っています。

■植物は欠かさない

長い間花に関わる仕事をしてきても、花や植物は見飽きることがありません。都会の無機質なものに囲まれる日常の中に植物があると、心がやんわりほぐされる気がします。

ミニ胡蝶蘭は、切り花よりは高価ですが(写真の鉢で4000円くらい)、一度買うと半年くらい花がもち、水やりも思い出したときに、ときどきやるだけでいいので、面倒くさがりやさんにはぴったりだと思います。

この時期の切花は、土と手の温もりを感じるぼってりした丼鉢を利用して飾っています。

(#2につづく)

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輪湖 もなみ

ワードローブコンサルタント/リメイクデザイナー 大手アパレルで16年間ブランド管理や店頭指導などに携わる。長年培ったノウハウを個人のクローゼットに応用し、毎日着る服がないと悩み断捨離を繰り返す人を救うため、クローゼットコン...

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