美しいランジェリーをまとう瞬間は幸福感に満ちている
日常生活の中で、うっとりするようなドレスアップの機会はほとんどないのが現実。自分を美しく見せたい、きれいに着飾りたいという気持ちは、多くの女性の心にもあるもの。鏡の前でお気に入りのランジェリーを着たときに感じる高揚感は、ドレスアップしたときの、華やかに浮き立つ気持ちに似ています。ぜひ試してみてください。
SNSや雑誌、テレビでときどき見る、ドレスを着て美しく微笑む女性。私たちはその姿を見て、「これは素敵!」「これは微妙?」などと評価して楽しみます。
気になるから評価するわけですが、自分とは遠い世界の話だと感じていませんか?
確かに、着飾って華やいだ気持ちになる機会は、日常生活の中ではほとんどありません。あったとしてクリスマスなど冬ならではの集まりや、もしかしたら誰かの結婚式、誕生日やワイン会などもあるでしょう。
一方で、「自分が主人公になれる」ドレスアップの機会はほとんどありません。よほどのことがない限り訪れない非日常の世界だけど、憧れる女性は多いのではないでしょうか。
■お気に入りのランジェリーがもたらす、甘美な高揚感
私は、お気に入りのランジェリーを着たときの華やいだ気持ちが、自分が主人公としてドレスアップしたときの気持ちに近いことに気付きました。
誰かの結婚式に呼ばれてドレスアップしたときの気持ちとは比べ物になりません。大好きなランジェリーをまとうと、「レヴェルが違う」華やぎ感が、あなたの中いっぱいに満ちていくでしょう。
ランジェリーを着る瞬間から、鏡の前に立ってください。そして、その場で着てください。
美しいレースでできたショーツにゆっくりと脚を通し、ブラの華奢なストラップを肩にかける。繊細なランジェリーにふれるとともに、自然と動きが柔らかく女らしくなっている自分。
着用後、鏡に映る自分には、気になるコンプレックスなどの細かいことは、きっと見えていません。うっとりと華やいだ気持ち。女でうれしい。女を楽しむことは甘美で優雅。
飾られることにより、自分の体がいつもより大切に思えてくるから不思議です。しかも、洋服と違うのは、他人の評価があまり気にならないこと。
似合う似合わないは他人が決めるのではなく、自分。もしくは限られたパートナーだけ。
着慣れないし見慣れないせいで、少し違和感を感じることもあるかもしれない。でも、それが色気となって女性を美しく見せてくれるのがランジェリーの本質です。
だから、怖がらず、あなたが興味を持ったものを選んで着てみましょう。少し前までは若さが邪魔をしていて隠れていた色気が、私たち世代には出せるのです。
さまざまな経験を通して得た強さや弱さ、あきらめ、希望そして包容力が、色気となって私たちを包みます。
■ランジェリーは自分だけの楽しみ。好きなものを素直に選んでみる
ランジェリーを選ぶときに気にすることはただひとつ。それは、自分が楽しめるかどうかということ。
私は以前、「この色は派手じゃないか?」「きわどすぎないか」など、余計なことをいろいろ考えて、無難なものを選び、結局満足できずにいた時期もありました。
しかし、自分のランジェリーは自分だけの楽しみ。大人になって自由を得たと感じる瞬間です。
お気に入りの1枚で、甘い高揚感を味わってみてはいかがですか。
2017年11月6日公開
2019年6月26日更新