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夫婦ふたり、ハダカの付き合いについて本音で話そう【成功する結婚#8】

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私と夫が結婚前に受けた「プレマリッジ・セミナー」の内容をご紹介するこの連載も、残すところ3回になりました。今回のテーマは「性生活」について。夫婦における親密なコミュニケーションの形のひとつでありながら、実に既婚カップルの5割が「しない」選択をしているセックスについて考えてみます。

夫婦ふたり、ハダカの付き合いについて本音で話そう【成功する結婚#8】

夫婦の半数以上がセックスレス⁉

私と夫が受けたプレマリッジ・セミナーでは、性生活も「結婚前に話し合うべきテーマ」のひとつに挙げられていました。



プレマリッジ・セミナーとは

他人であるふたりの人間が一緒になり、家庭を築いていくにあたって、事前に知っておいた方がよいことについて理解を深めるために行われる話し合い。多くのカップルが集まり、それぞれにカウンセラーがついて話し合いを進める。

話し合う項目には、価値観、お金、家族関係、友人関係、コミュニケーション、性生活、政治、宗教……などがある。

「セックスレス」という言葉が一般的になった現代。

今や夫婦の5割はセックスレスという説(※1)もある日本。

長時間労働や、女性の社会進出、あるいは少子化との関連を指摘する声もありますが、これらが必ずしもセックスレスに直接的な関係があるわけではない、というのが個人的な考えです。

いずれにしても、結婚して夫婦になったカップルの約半数が将来的に悩むことになる問題。「自分たちだけは大丈夫」と思わずに、どこかの時点では対策について話し合うことは必要ではないかと思います。

もし、結婚前の時点で既に違和感を持っているのなら、なおさらのこと。

「セックスは、公明正大に話し合えるようなトピックではない」とか「話すという行為そのものがセックスレスに加担している」といった意見もあります。

その気持ちもわかるのですが、夫婦になるのであれば、自分が抱えているメンタルな問題や、体の病気のことは何でも話し合いたいと思うのが自然な気持ちです。

だからこそ、性において、互いに心と体の状態を把握することは、パートナーシップの大切な礎のひとつではないでしょうか。

※1……一般社団法人日本家族計画協会「男女の生活と意識に関する調査」より

浮気を正当化する理由に使われることも

前述のように夫婦の約半数がセックスレスという状況がある一方で、結婚相手とはしていないだけで、他に浮気相手がいる、というケースもあります。

セックスレスについて、夫婦のふたりともが現状で本当に不満を感じていないのであれば、それは夫婦の自由ですし、ほかの人がとやかく言うことではありません。現に、お互いに合意の上で体の関係のない夫婦生活を円満に維持しているカップルを個人的にも知っています。

でも、ふたりの認識や希望にズレがある場合には、放置しておくとどちらかが浮気に走るという状況にもなりかねません。

とくに、カップルのうちひとりが、「一方的に拒否されている」と感じているような場合には、浮気を正当化する理由にも使われやすいでしょう。

浮気とセックスレスは卵と鶏の関係?

セックスレスが原因で浮気をしたり、逆に浮気が原因でセックスレスになってしまったりするケースがあるなど、セックスレスと浮気は密接に関係しています。

どちらが先であっても、結果としてパートナーシップが根底から崩れるような事態にもなりかねません。

セックスレスという現状が不満であるということについては、パートナーであるはずの配偶者に話をすべきところでしょう。

でも、それをせずに別の人と関係を深めることは、問題を複雑にしてしまう行為なので、できればその前にまず夫婦での問題解決を試みてほしい……と思います。

ただ、みんながみんな、どこまでも正直に開示したり、話し合ったりするような関係を求めているわけではないかもしれません。

結婚のカタチは人それぞれ。中には、セックスレスになったことにほっとしていたり、「外で浮気をしていても、自分が知らなければ構わない」という考え方の人もいます。

夫婦の組み合わせによっては「何事も話し合いで解決する」とはいかないこともあるし、性についての話はしたくでもできない、という人もいるでしょう。

自分が心から望んでいる関係性とは

なによりも大切なことは、自分はパートナーとのどんな関係性を望んでいるのかを明確にしておくことだと思います。

どんな夫婦でありたいのか、自分の理想とするパートナーシップとはどのようなものなのか、ということを深く考えてみることで、現状と向き合う勇気も湧いてきます。

例えば、性生活に対する不満をお互いに抱えながら、それでも「気恥ずかしいので話し合いをしない」という選択を抱えたまま過ごしていたとして……ある日、どちらかの不貞が発覚しても、想定内の事態とも言えるのではないでしょうか。

相手の浮気が発覚したそのとき、自分はどうするのか。

見ないふりをして表面的な平和を保ち、心の中では許せない気持ちに苦しむのか。

それとも、難しくてもパートナーと対峙して、今後どうしたいのかを伝えるのか。

そんなシミュレーションをしてみてください。

浮気が原因で別れることになるよりも、パートナーと対峙したいという気持ちが少しでもあれば、浮気という形をとってしまう前に、勇気を出して話し合ってみることもできるかもしれません。

大切なことはどれが「正しい夫婦の形なのか」ではありません。

周囲の人の意見や「世間の目」よりも、自分がこれでよい、こうしたいと思えるパートナーシップをきちんと認識すること。そして、これまで築いてきた相手との関係をこれから先も良好に続けていくために、どんな行動を起こせるか? ということのほうが何倍も大事です。

「居心地の悪い会話」をする勇気

私の尊敬するブレネー・ブラウンという大学教授がいます。「傷つく心の強さ」というTEDトークが有名な彼女は、こう言っています。

「自分に誠実であるということは、心地よさよりも勇気を選ぶということ」

セックスについてパートナーと話すことがどんなに気まずい、恥ずかしさを伴うことだったとしても、自分がどのような関係性を築きたいのかということに誠実になり、居心地の悪い会話をする勇気を持ってみましょう。

その結果、少なくとも「どちらも攻撃的なことは言わないが、あたたかな関係性ではない」という事態は打開できるかもしれません。



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塚越 悦子

カップル&ファミリーコーチ。好きな人と結婚して、結婚した人を好きでいる方法を日夜研究中。 著書「国際結婚一年生」(主婦の友社)、訳書<a href="https://www.amazon.co.jp/gp/prod...

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