インスタグラムで出会った、ハイセンスなブランドたち【猫川舐子】
インスタグラム(Instagram)をデジタルルックブックとして活用しています。おしゃれな人のアカウントをたどり、さらなるおしゃれな人を見つけ……というプロセスのなかで、ファッションやジュエリーブランドの新規開拓を楽しんでいます。これまでインスタグラムで見つけ、実際に購入したハイセンスなブランドをご紹介します。
最近はすっかりネットショッピングばかりで、昔に比べると店舗に足を運ぶ機会が減ったように思います。
しかし、インスタグラム(Instagram)のおかげで情報が日々アップデートされ、加えてファッションやジュエリーブランドの新規開拓がはかどっています。
今回は、インスタグラムで見つけたハイセンスなブランドをご紹介します。
■滝沢眞規子さんのインスタグラムで一目惚れした、ラドロー(LUDLOW)
ラドローを初めて知ったのは、2016年の夏が終わる頃。当時たまたま滝沢眞規子さんのインスタグラムを見ていて、あまりのかわいさにその場で検索したのがコードタッセルポシェット。
春夏の商品だったこともあり、残念ながらすでに完売していて手に入りませんでしたが、そこから半年ほど経ち、今年の2月にようやくゲット……!
私の周りでも、ファッション感度の高いおしゃれな人が注目していたポシェット、佇まいのかわいらしさはご覧の通り! ふだん荷物は少ない方ですが、マチが広く意外とものが入るため、これひとつで出かけられます。
昨冬、銀座のバーニーズで秋冬バージョンのムートンタッセルポシェットが並んでいるのを見たのですが、ムートンはムートンでかわいい……。今冬に持ちたいアイテムのひとつとして検討しているところです。
■おしゃれな人は注目している、知る人ぞ知るブランド。エリン(ELIN)
ポシェットに一目惚れした後、ラドローのデザイナー・森田えりかさんのインスタグラムを速攻で見つけた私。おしゃれな商品を作る人は当然ながらおしゃれなのであって、ファッションセンスが本当に好み……!
森田さんのタイムラインを遡り、見つけてしまった完璧なお洋服。それがエリンのオフショルダーブラウスです(セレクトショップのオンラインストアに掲載されていた写真をお借りしました)。こちらのブラウスを皮切りに、エリンのお洋服をいくつか買い足しました。
「女性らしさ」をファッションで表現しようとするとき、私の場合は体の曲線を生かすよりも、首の長さや鎖骨、腕や足首などのパーツ、つまり線の細さをアピールできるような装いを好む傾向にあります(そもそも、強調できるような素晴らしいボディラインではないのですが……)。
エリンのお洋服は、きれいに見せたいところをきれいに見せてくれて、かつどことなく凛とした雰囲気もあるように思います。年齢的にも今だからちょうどよく着られるような気がしています。これからも注目したいブランドです。
■主張しつつも品良くきまる、フィリップオーディベール(PHILIPPE AUDIBERT)
好みのアクセサリーは昔から華奢なものと決まっていますが、それを覆してくれたのが、フランスのデザイナー・彫刻家であるPhilippe Audibertのジュエリーブランド・フィリップオーディベール。
このブランドを知ったのは2014年。当時、インスタグラムではチャイキム(Chai Kim)という韓国のアクセサリーブランドが流行っている様子でしたが、おしゃれな人たちがチャイキムと共に身に着けていたのが、フィリップオーディベールでした。
緻密で洗練されたデザインに惹かれ、「#PHILIPPEAUDIBERT」「#フィリップオーディベール」でさんざんインスタ内検索をかけ、オフィシャルサイトを吟味し、念願叶ってファースト・フィリップを迎え入れたのです。
このブレスレットは、いくつかあるフィリップの中で一番気に入っているものです。スワロフスキーは大きめですが輝きは穏やかで、季節やシーンを問わず着けられます。個人的にはこれからの時期、グレーを主役にしたコーディネートに合わせて一体感を出すのが好きです。
■デジタルルックブックとしてのインスタグラム
ファッションセンスが好みな人を見つけたら、タイムラインを遡ります。その中で、おしゃれなご友人が登場したらアカウントをチェックしてタイムラインを遡り……ということを繰り返します。「おしゃれな人の友達はおしゃれ」。これが定説だからです。
こうして多くの人のアカウントを見て、魅力的なブランドにたどり着いたり、気になるアイテムを見つけるなど、新たな発見を楽しむのですが、インスタグラムはつくづく便利なツールだと痛感しています。
例えば購入を検討する場合、関連するハッシュタグを検索すればなんとなくの着用イメージが掴めます。ファッション誌のように「何系」というくくりもないので、そのときどきの気分で、見たいものを自由に見られるなんて、本当に便利ですよね……!
私自身はほとんど写真をUPしていないのですが、インスタグラムはデジタルルックブックとして、今後も積極的に活用していこうと思っています。
広告代理店勤務