夏の猛暑対策に! 室内を快適に過ごす暑さ対策便利グッズ#2
お盆は過ぎましたが、まだ8月。涼しく過ごせる日を心待ちにしながら、ムシムシと蒸し暑い日本の夏を恨めしく感じている方も多いことでしょう。今回は、室内を快適に過ごす暑さ対策便利グッズをご紹介します。
前回のコラム、「室内を快適に過ごす暑さ対策便利グッズ」では、い草の驚くべきパワーや扇風機とサーキュレーターの違いなどについてご紹介しました。
今回は、夏の夜も涼しく安らげる便利グッズについてご紹介します。
お話を伺ったのは前回と同様、ホームセンター「ユニディ」狛江店の副店長・西さんです。
■寝苦しくていつも眠りが浅い……そんな方におすすめのグッズ
かつては日が落ちると涼しい風がそよいだものですが、温暖化のせいか昨今の夏は夜も気温が下がらず、寝苦しい夜が多いですね。
特に頭と枕の間に熱がこもると、何度も寝返りを繰り返して眠りが浅くなりがち。毎日すっきり朝を迎えられない方も多いのでは?
さて、今はさまざまな性能を持つ枕が市販されています。そこで今、夏に最もおすすめの枕は、どれでしょうか?
西さん「もうだいぶ在庫が少なくなってしまったんですが(注:取材時)、『エアリーピロー』という商品が大変人気です。「エアロキューブ」というポリエーテル・エステル系繊維でできており、この弾力性のある太い繊維が絡み合った状態になっているので、高反発かつ通気性が大変優れているのです。
また、枕の表面がS字状になっているため、頭から肩にかかる体圧が分散され、正しい寝姿勢が維持できます」
また、枕の表面がS字状になっているため、頭から肩にかかる体圧が分散され、正しい寝姿勢が維持できます」
筆者はてっきり冷感系の枕が挙がると思ったのですが、こんな枕があったとは! 絡み合った太い繊維に支えられて、空気の通り道がしっかり確保されるので、熱がこもらず快適に眠れそうです。
綿やウレタンと違い、通気性がとても良いので、丸洗いしてもすぐに乾きます。これなら、汗かきなお子さんやパパにもぴったりですね。
西さん「ジェル性の氷枕や保冷剤を利用するのも良いでしょう。使用するときは、低温やけどにならないようにハンカチやタオルなどで包み、わきの下や足の付け根などリンパが通っている場所を冷やすと効果的です。最近は、叩くだけで瞬間冷却してくれる冷却パウチもあります。氷枕や保冷剤を冷やし忘れたときも、すぐに使えるので便利ですよ」
叩くだけで冷たくなるなんて不思議ですね。
カイロのように気軽に携帯できる大きさなので、スポーツやレジャーなどの際にバッグにしのばせておくと良いでしょう。
■夏の夜キャンドル。炎と香りに癒やされて
ところで、「DRESS」の読者は大人の女性が多いのですが、女性のテンションが上がる快適グッズというのはありませんか?
西さん「難しい質問ですね……(笑)。そうだ、最近はさまざまなキャンドルを取り揃えるようになったんです。ちょっとこちらをご覧いただけますか?」
そう言って、西さんが見せてくださったのが、こちら。
西さん「火を使うので、決して涼しくはならないのですが、心を落ち着かせるのには役立つと思いますよ。揺れる炎は気持ちを安定させますし、キャンドルを燃やすことによってマイナスイオンが発生し、消臭効果もあると言われます。
アロマキャンドルは香りを楽しめるほか、癒やし効果も期待できます。暑さでイライラしたり疲れを感じたりしているときは、電気を消してキャンドルをともすと、心も体も軽くなるかもしれません」
アロマキャンドルは香りを楽しめるほか、癒やし効果も期待できます。暑さでイライラしたり疲れを感じたりしているときは、電気を消してキャンドルをともすと、心も体も軽くなるかもしれません」
キャンドルというと、どちらかといえば冬のイメージでしたが、夏の夜に灯すのも粋ですね。静かに燃え続ける炎を見つめていると、不快な蒸し暑さも忘れてしまいそうです。
それにしてもかわいらしいキャンドルの数々。筆者はもったいなく感じてしまい、火をつけるのに相当な勇気がいりそうです。
■気軽に飼える魚で、自宅にいながら海を感じる
次に西さんが案内してくださったのが、なんとペットコーナーの奥にある熱帯魚コーナー。確かに涼しげですが、熱帯魚を飼育するのはお金がかかりそう……。
西さん「立派な水槽やろ過装置などを設置して、高い熱帯魚を買って、レイアウトにもこだわって……とやっていると、お金がいくらあっても足りません。
今は小ぶりの水槽もたくさん出ていますし、大きめのおしゃれなボトルや器を活用しても良いでしょう。照明器具やろ過装置などはセットでも販売されていますから、初心者の方でも手軽に飼い始められると思います。
魚は、熱帯魚でなくても金魚やメダカでも十分涼を与えてくれますよ。人気再燃中のベタは、色も形も美しく単独飼育が基本なので、ひとり暮らしの女性などにおすすめです」
今は小ぶりの水槽もたくさん出ていますし、大きめのおしゃれなボトルや器を活用しても良いでしょう。照明器具やろ過装置などはセットでも販売されていますから、初心者の方でも手軽に飼い始められると思います。
魚は、熱帯魚でなくても金魚やメダカでも十分涼を与えてくれますよ。人気再燃中のベタは、色も形も美しく単独飼育が基本なので、ひとり暮らしの女性などにおすすめです」
魚を飼ったことがなくても、店員さんに相談すれば適切なアドバイスが得られるとのこと。
水槽の中でひらひらと舞う魚たちをぼんやり眺めていれば、夏の暑さはどこへやら。揺れる水面は、あなたを癒やしの世界にいざなってくれることでしょう。
■暑さ対策をして室内で快適に過ごす
間もなく、夏も終わりを告げます。
今回はちょっと意外なアイテムも登場しましたが、参考にしていただき、残暑を快適に乗り切ってくださいね。