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”色気を出すタイミング”こそがセックスレスを解消する――ノーメイクセックスが危険な理由

近年、ますます増加する日本のセックスレス。当然こうした状態にあっても、夫婦円満を築いている家庭はたくさんある。しかし、もしもセックスレスが原因で夫婦仲が悪くなってしまっていたとしたら――。今回は、コラムニスト・大泉りかさんにセックスレス解消のために大切な、”色気を出すタイミング”について綴っていただいた。

”色気を出すタイミング”こそがセックスレスを解消する――ノーメイクセックスが危険な理由

2002年から隔年で実施されている一般社団法人日本家族計画協会の「男女の生活と意識に関する調査」。

その最新(2016年)の結果によると、婚姻関係にある男女のセックスレスは47.2%。前回調査より2.6ポイント増えて、過去最高を記録したという。日本のセックスレスはますます増加するばかりだ。

■とある女性の”セックスレス”を解消するための努力

先日も、セックスレス問題を抱えている女友達の悩み相談に乗った。

いわく「太らないように気を遣っているし、服やメイクだってちゃんと、がんばっている。女を捨てるようなことはしていないのに、これ以上、どうすればいいのかわからない」という彼女はアラフォーの人妻だけれども、清潔感がありスタイルだっていい。服装もメイクもきちんとしていて、都心のカフェに違和感なく馴染んでいる。そんな彼女は続けて言った。

「そりゃあさ、一緒に生活してるんだから、お風呂あがりや休日は、スッピンのことだってあるし、普段は部屋着だよ。それでも、みっともないような恰好はしていないつもり」

まったくもって彼女の、このスタンスには同感できすぎる。メイクもおしゃれも好きで、「女を捨てないこと」を心がけてはいても、長く暮らしていくパートナーに、メイクした顔しか見せないようにするには、なかなかの面倒くさい努力が必要だし、自分が生活している家の中ではリラックスした服装で過ごしたい。

■とある男性が”不倫”に手を出したひとつの理由

ところが別の場で、不倫の末に離婚することになった既婚男性が、こんなことを言ってもいた。

「不倫のいいところは、相手がセックスのときに、ちゃんとメイクをしているところ」

なんとも身も蓋もない発言だけれども、パートナーと同じ屋根の下で暮らしていると、「セックスをしようか」というタイミングで、いつもメイクをしているとは限らない。

むしろセックスを期待するタイミングは、夜寝る前か、お風呂に入ってリラックスした後だったりする。もしくは、休日(時には平日)の朝のベッドから出る前にそそくさと、朝立ちの勢いを利用したり……そのどちらにしてもノーメイクの可能性が高い。

一方で、愛人の場合はセックスの前に「デート」という段階が入るし、たとえホテルや家に直行だったとしても、「男性と会ってセックスをする」という目的があるから、女性側にはメイクがほぼ100%施されているだろう。

服装についても同じで、妻たちがいくらおしゃれな部屋着を着ようとも、あくまでもそれは「部屋着」であって、その上、男性側からすると、日常的に目にしている恰好だからあまり新鮮味はない。

対して愛人の場合は、外出着での密会が基本で、仕事帰りであればブラウスにタイトスカートにストッキングといった、男性のフェチ心をくすぐるようないでたちのことだってあるかもしれない。

妻にだってそういった服装で外出する機会がないとはいわないが、家に戻ってきてからも、仕事着でいるのは不自然であるし、そのアピールが通じず「どうしたの?」と訝しがられるかもしれない。

結論として、どう考えても「一緒の家に住んでいる」という立場は、外の愛人に比べると、セクシャルなイメージを保ち続けることにおいては、圧倒的に不利なのだ。

■大切なのは”色気を出すタイミング”ではないか

セックスレスの解消が難しいのは、やる気の「ある/なし」を、意思だけではコントロールできないことだ。ゆえに、いくら理性的に整然と「夫婦間のセックスの大切さ」を説いたところで、欲望を奮い立たせることはなかなか難しい。

むしろ「愛人はセックスの時にメイク……」の発言からもわかる通り、男性の欲望を刺激するためには、シンプルにビジュアルに訴えかけるのが、一番効果があるのかもしれない。

そう考えると、件の彼女は少し惜しいことをしている。普段はきれいにしているというのに、朝と夜の、一番セックスに進展しやすいタイミングに、ノーメイクのことが多いというのだから。

だからこそ、風呂あがりや休日こそ「きちんとメイクを施す」というルールを作ってみるのはどうだろうか。毎日はなかなか難しいかもしれないけれど、例えば、金曜の夜や、予定のない休日の朝、そして少々酔っぱらって帰宅することが予想される、夫が飲み会の日、などなど……。

「すべての男性は5歳児」だとは言わないけれど、性欲においては意外と単純な工夫で、問題を解消できると思うのだ。

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大泉 りか

ライトノベルや官能を執筆するほか、セックスと女の生き方や、男性向けの「モテ」をレクチャーするコラムを多く手掛ける。新刊は『女子会で教わる人生を変える恋愛講座』(大和書房)。著書多数。趣味は映画、アルコール、海外旅行。愛犬と暮...

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