食べる、知る、買う、旅したくなる！　虎ノ門「旅する新虎マーケット」

「夏だ！　祭りだ！」の楽しい気分そのままに、日本のローカルご自慢の一品を旅気分で味わえる虎ノ門「旅する新虎マーケット」をご紹介。2017年の夏は越後の祭りがテーマです。

旅するジャーナリスト、小野アムスデン道子です。

みなさんは「虎ノ門ヒルズ」の目の前の道路、“新虎通り”にある、日本のローカルを旅する気分で楽しめる「旅する新虎マーケット」をご存知でしょうか？

「旅するスタンド」と呼ばれる４つの常設スタンドを約３カ月ク―ルで地方自治体が出展。

ユニークなご当地メニューを出す“食べる”楽しみのほかに、地域ご自慢のアイテムやアート、イベントなどが披露され、地方の魅力を思いっきり体験することができます。

会社帰りにちょっと立ち寄って、地方ならではのおいしいものをつまみながら、旅気分に浸れる穴場です。

■夏には新潟“越後”のお祭りと旨いもんが集合

また、地域の食材を生かしたスペシャルメニューを展開する「旅するカフェ」や、地方の選りすぐりの銘品が並び、こんな名物があったのかと驚かされる「旅するストア」も。

ついつい財布のヒモがゆるみそうになる素敵な地方グッズが並んでいるのです。

2017年の夏は、７月５日（水）より10月１日（日）（旅するスタンドのみ９月29日（金））まで夏の章ということで「夏疾風の物語ローカル線でめぐる越後の祭り」がテーマ。

風土色のある祭りを誇る新潟県の村上市、燕市、三条市、長岡市、十日町市が集まっています。

■これは食べるべし、楽しむべしの「旅するスタンド」

それぞれの「旅するスタンド」では、各地の名産を生かしたお料理を提供しながら、その地方自治体ご自慢のお祭りや、話題のイベントをディスプレイでアピールしています。

「長岡市」は８月の長岡まつり大花火大会がテーマ

長岡市の旅スタンドは「花火の長岡旨いもんうちあげ亭」。日本３大花火大会のひとつ「長岡まつり大花火大会」（2017年は８月２・3日開催）で有名な長岡市。それがわかる尺玉のモチーフや、発祥の地と言われる錦鯉の飾りが華やかに飾られています。

提供されているお料理は、名産の枝豆を尺玉の中にたっぷりと盛った「尺玉枝豆」や、栃尾の大きなあぶらげを使って、長岡産コシヒカリに特製だし醤油で仕上げた「あぶらげ丼」。

刃物・食器で有名な「三条市・燕市」は町の工場が主役

三条市・燕市の旅スタンドは「工場食堂」。10月に地元のものづくり企業が工場を解放して、現場を見学・体験できるように開催するイベント「燕三条工場の祭典」をテーマにしています。普段は見ることができない、日本を代表するものづくりの現場を覗ける祭典をアピール。

「旅するスタンド」では、地元で大人気の背脂ラーメンを侍ラーメンを提供。器がステンレスなのも「燕三条」ならでは。また、米どころ新潟だけに三条で自慢の地酒も。

世界初、サケの増殖に成功した「村上市」は、特産品のサケをアピール

新潟県最北端の村上市は「サケ村上」がテーマ。三面川を遡上するサケは、平安時代にはすでに京都の貴族に献上されていたという名産品。江戸時代にサケの産卵のための分流を作り、世界初の増殖に成功しています。

７月から10月にかけて行われる県の無形民俗文化財「村上大祭」や「瀬波大祭」、「岩船大祭」など華やかなお祭りも自慢。おしゃぎりと呼ばれる豪華な装飾をほどこした屋台が練り歩きます。